このブログは2011年1月から2011年12月までに書かれた「脳内写生:ご異見版」過去ログです。 エコロジーについて考える。 2011-01-01 13:00:33 謹賀新年 私は健康関連事業と環境関連事業に関わっておりますが、最近真の「エコ」とは何なのかと懐疑することがあります。 たとえば蛍光灯のランニングコストの問題です。 このところLEDライトが急速に台頭していますが、オフィスや工場ではまだ圧倒的に蛍光灯による照明(蛍光灯電球を含む)が主力です。 古い話で恐縮ですが、オイルショック(1973年の石油危機)の時に米国では「蛍光灯は点灯し続けたほうが電力を消費しないし、蛍光管の持ちも良い」との考えから、石油を節約する目的で夜間や休日もオフィス等の照明を点灯したままにするビルが登場し、マスメディアもこれをしきりに紹介したものです。 ところがこれだけ不況が続き、省エネや「エコ」が重視されてきたのに、蛍光灯を点灯したままにするビルが1件もありません。 もし蛍光灯を点灯し続けることが、真の「エコ」につながるのであれば、環境省あたりがこれを提唱すべきと思うのですがどうなのでしょうか? 実は一般に「エコ」と信じられていることが、実はあまり「エコ」ではないリサイクルもあります。 ダンボール箱は資源として再利用できるので、空き箱はツブしてダンボール回収業者に渡します。 ダンボール回収業者はこれをダンボールを再生する業者に渡し、再生業者はダンボール紙(板紙)を作ります。 そしてこれを打ち抜いて再び箱を作り、ダンボール箱として販売します。 その間の輸送コストや製紙に必要なエネルギー・ダンボールを溶かす水資源・汚水処理・ダンボールへの印刷代などを考えると、決して経済的とは言えません。 一方、不要になった空き箱をそのまま工場に送り返すと、空き箱を送り返す送料が掛かるだけでそれ以外のコストがゼロになるのです。 資源がない我が国では、ペットボトルの規格をいくつかに定め、これを回収して数回は再利用すべきであると思います。 「我が社はペットボトルを回収して再利用しています」とアピールすることは、その企業の社会貢献度を高めると思うのですが、なぜ回収をやらないのでしょうか? コストの問題? ダンボールのリサイクルよりはマシでしょう? --------------------------------------------------------------------- 成人式 2011-01-11 16:54:51 成人式に晴れ着を着た女性をたくさん見かけました。 それにしても、まるでキャバ嬢のような(と言っても実物を拝見しておりませんが)、あの少々ハデすぎるアゲアゲのヘアスタイル(画像)、もう少し上品になりませんかね? 成人式とはイニシェーション(通過儀礼)であって、成人式を迎えることで「オトナ」の仲間入りをすることを意味します。 ところが多くの「はたち」の若者は成人式のあとで「これからオトナになるための修行を少しづつやります」的なコメントしておりました。 オイオイ、君たちオトナの自覚がなさすぎですよ! -------------------------------------------------------------------- 無所属の立候補者 2011-01-14 21:20:21 最近の選挙にはひとつの特徴があります。 それは「無所属」の立候補者が多いことです。 多分、野党である自民党に属していると表明することを避けたり、凋落(ちょうらく)著しい民主党に属していると表明することを避けたいとの思惑があるのだと思うのですが、選挙のために「無所属」を表明しておきながら、当選後さっさと自分を推薦してくれた政党に所属してしまう行為は、ある種の「偽装表示」であり「表示法違反」とも言うべき詐欺的行為であると思います。 自らの所属政党を表明せず、「無所属」を名乗る偽装立候補者には厳しい姿勢で臨むべきでしょう。 --------------------------------------------------------------------- 東京の非常識 2011-01-16 09:54:43 このところ東京は都心でも氷が張るほど気温が低い日々が続いていますが、冬になると必ず「東京の人はアホだなァ」と思うことがあります。 まず画像をごらんください。 日比谷公園の噴水が氷結したとのニュースがテレビで報道された、その早朝大量の水を道路に撒く「アホ」がおりました。 実は、この愚かな行為はいたるところで見られる現象であり、決して珍しい現象ではありません。 商店街では多くの店舗が1年中店頭に水を撒いています。 なぜ東京の人は、真冬に道路に散水するのでしょうか? 景気づけ? 掃除のため? 開店の合図? 単なる「アホ」? -------------------------------------------------------------------------------- 弁護士のくず 2011-01-24 10:09:27 「弁護士のくず」というドラマがありますが、最近弁護士が違法行為を犯す事案が確かに増えています。 また「弁護士の犯罪―悪徳・異端・法匪の研究」(鷲見 一雄:著)なる書籍もあります。 私自身が気付いた弁護士による違法行為は、ある倒産した会社の破産管財人が裁判所に通知せずに倒産した会社の債権を部外者に譲渡(売却)し、その譲渡益を着服したことです。 一説によると「破産管財人はオイシイ仕事」と言われており、裁判所から報酬が与えられるため大きな倒産や自己破産事件では志願してでも管財人になりたがる弁護士もいるのだそうです。 たとえば裁判所の「判決」を偽造して依頼人に渡した弁護士とか、依頼されて弁護士が回収した工事代金を依頼人に渡さず弁護士が横領したなど、信じられない事件も起きています。 破産管財人はもちろん裁判所から任命された弁護士であり、法律を遵守しなければならない立場なのですが、弁護士が多すぎて「和」を重んじる我が国では訴訟が少ないこともあり、「仕事にあぶれた弁護士が多い」のが実情です。 以前、マスコミ弁護士の先駆け的存在である社会派弁護士のK・m氏と法廷で対決したことがありますが、彼も「ハッタリ屋」さんで、知名度だけで高額の報酬を取るこの弁護士に弁護士費用を支払う依頼人は少々気の毒だなと思ったことがありました。 なお、弁護士会には弁護士の倫理を審査するセクションがあるのですが、この審査会のメンバーそのものが地元の弁護士なので、よほどの悪事を行わない限り、弁護士が懲戒処分になることはないという「あきれた」実情があることも指摘しておきます。 -------------------------------------------------------------------------------- 「利用規程」について 2011-01-31 12:06:57 実は昨年、丸5年続いていた「脳内写生」というタイトルの「goo」グログが突然アクセスできなくなりました。 この突然の措置について「goo」側からは一切の予告も通告もなく、アドレスを打ち込んでも「http://blog.goo.ne.jp/kazarimado_june は、 現在表示できません」と表示されるだけの状態になりました。 幸い、管理者用パスワードを入力すると過去のブログの全文が取り出せましたので、いま移転先を探しているところです。 その移転先探しで気付いたことはブログの「利用規程」という厳しいハードルでした。 多くのブログの「利用規程」には「他者を批判してはならない」という一文があります。 実は私は、「脳内写生」というタイトルの「goo」グログの中で何度も有名大手企業のCMを批判していました。 たとえばその批判は「TVCMに登場する水着のモデルが肋骨が浮いていて痩せすぎである」とか「男は股間が痒くなるというCMは 逆セクハラである」あるいは「捕鯨反対はある種の信仰であり、他国の食文化を批判することは慎むべきだ」などと書いていました。 しかしブログの「利用規程」によれば、こうした意見はすべて「批判」なのでありブログの「利用規定」に反する行為に該当すること になります。 結局、プロバイダー等が提供する各種サービスは有料・無料に関わらず、事実上「憲法が保障した言論の自由」を著しく制約・制限して いるのであり、その「利用規程」抵触したら、一方的に閉鎖されても「文句は言えない」仕組みになっています。 しかし、大企業のCMを批判することは、大量に送られてくるCMの受け手として必然的に発生することで、その大量に送られてくる CMを「批判もせずに黙って見ていろ」と言うのであれば、インターネットは決して開かれた自由な世界ではなく、大企業寄りの歴然 とした規制があり、中国や北朝鮮等のアクセス制限を見れば国家の検閲に支配されやすい世界であると見なさざるを得ません。 -------------------------------------------------------------------------------- 「利用規程」について:つづき 2011-02-02 12:42:12 ホームページやグログの「利用規程」に他者を批判してはならない旨の項目が必ずあり、この規程が「表現の自由」を制限していると前回指摘しました。 実はプロバイダー等の「利用規程」にはもう一つ必ず表記されている「制限」があります。 それは「性表現」や「ワイセツ」等に関する「利用規程」であり、この規定に反すると一方的に削除したり、利用を停止すると定められています。 私は昨年9月までgooブログを利用して「脳内写生」と名付けたブログを5年も書き続けてきました。 このブログは「あえて性愛を懐疑(深く考えること)する」ためのブログで、性欲のエネルギーを高めることで大衆ではない「例外者」への超出を行い、さらに「至高性」と呼ばれる道徳や宗教を超越した知的領域への到達を企てることをテーマにしていました。 つまりこのブログは大衆や道徳・宗教等を徹底的に批判つつ、性欲についても「興味本位ではない」視点から徹底して知的に考察していたのです。 おそらくgooブログは、こうした「過激さ」を問題にしたと思うのですが、論者や著者としての立場から発言すると、こうした「利用規定」が存在する限り、ネットの世界では真面目に「性を論じる」ことはできない状況なのです。 考えてみればインターネットは当所、大学等の研究者がアナログ電話回線を使って「電子メール」をやりとりしていたのであり、これがデジタル通信網の発達で次第に大衆化し、今日では「誰もがアクセスでき、誰もが発言できる便利な情報ツール」として普及したものでした。 あえて大衆であることを拒み、あらゆることが大衆化される状況からガムシャラに脱出しようと「覚悟」したとき、実は大衆化したネットの世界ほど「居心地が悪い領域」はないことが明確になってきました。 現在「脳内写生」と称する「性愛懐疑派」のための情報発信の「アジール」(避難先)を探していますが、もしかしたら私が求める居場所は、もはや「あの世」(アナザワールド)にしかないのかもしれませんね。 なにしろ「至高性」の世界は、「この世のものではない」世界なのですから・・・ -------------------------------------------------------------------------------- 大相撲 八百長事件 2011-02-06 09:57:41 大相撲にまつわる過去の八百長事件は「物的証拠がなかった」ため、うやむやになったり、名誉毀損で逆に訴えられたりして、告発した側が敗訴して来ました。 今回は「メールを使った八百長取り組み」という明確な証拠が、力士等による野球賭博事件の捜査の中で発覚したため、相撲協会は全面否定できず「過去に八百長はなかった、八百長は今回が初めてである」とのスタンスで対応しようとしています。 しかし、国技?を自称する大相撲には女性蔑視のしきたりが残っており、法外な年寄株の取引き、公益法人なのに500億円以上の資産を持つなど「どこが公益事業なのか?」と疑念を抱かざるを得ない問題や体質を内包しています。 福祉大相撲を開催することで公益性をアピールしようとしているようですが、公益法人の見直しが2年先に行われたとき、相撲協会が「みせしめ的」に標的にされることは、改訂された財団法人法を読めばおのずと判ります。 地方巡業は明らかな「興業」であり、大相撲そのものが「みせもの的」な要素があるのですから、八百長を撲滅するよりは、行政庁から解体される前にプロ野球のようにスポーツ事業を行う株式会社として組織変更したらいかがでしょうか。 -------------------------------------------------------------------------------- 目黒夫婦殺傷事件 2011-02-13 10:20:40 このブログを初めて4年目に入りました。 ご愛読ありがとうございます m(。。)m 東京都目黒区上目黒の元会社役員大原道夫さん(87)夫妻が自宅で殺傷された事件で、福島県いわき市の無職の男(65)が逮捕されました。 この事件の捜査方法が大変珍しい手法でしたので、このブログに取り上げてみました。 まず捜査本部は、事件発生前後の1月10日午後4時〜5時頃の近隣の防犯カメラの映像や目撃情報等から犯人の犯行前後の動きを調べました。ここまでは従来の犯罪捜査と同じです。 その結果、最初に判明したのは犯行現場近くの東京メトロ日比谷線中目黒駅の防犯カメラの映像に、犯行現場近くの防犯カメラの映像や目撃情報と合致する服装とバッグを抱えた犯行前の男が写っていることでした。 通常の捜査では、犯行後どの方向に犯人が逃げた(逃走経路)とか遺留品の捜査が基本となるのですが、この事件では犯行後の犯人の足取りを追うのではなく、「この犯人はどこから来たのか?」との視点が重視され捜査が進められました。 簡単に説明すれば、日比谷線中目黒駅の防犯カメラに犯行前の犯人の映像が残っていたことで、今度は各駅に設置されている防犯カメラの映像を調べ、どの駅から乗車したのか足取りを「さかのぼる」ことでJR恵比寿駅や有楽町駅・東京駅構内などの防犯カメラに犯人が写っており、さらに東京駅日本橋口の高速バスターミナルの防犯カメラに福島県いわき市から到着したバスから降りてくる犯人の姿が写っていたことを突き止め、さらにこのバスの乗客リストから前日に本名で予約していた人物を割り出し、遂に犯人の自宅を突き止めたのです。 おそらく捜査員は目撃情報から犯人が大きなバッグを所持していたことを知り、日比谷線中目黒駅につながる乗り換え駅までの所要時間を調べ、犯人が電車を乗り換えた時間帯を絞り込んで防犯カメラの画像をチェックしたはずです。 この大胆な手法が犯人を短期間に特定できた大きな要因であると思います。 結局この捜査方法は、いわば犯行現場に向かう犯人の姿を防犯カメラの映像をつなぎ合わせて逆回ししたもので、この方法で犯人にたどり着いた事件は我が国では初めてではないかと思われます。 これまでの防犯カメラは犯罪や犯行の後で映像を調べて必死に逃走する犯人の背中を追いかけるためのツールでしたが、この事件では犯行現場に向かうまだ無防備な「一般市民」の姿を探すツールとして使われたのであり、まさに防犯カメラの新しい可能性を立証しました。 防犯カメラはプライバシーを侵害すると主張する人たちがおりますが、「まっとうな市民」であれば監視されて困ることはなにもないはずです。 防犯カメラをゼロにすることはありえない社会ですので、防犯カメラと賢く共存することが現実的であると思います。 -------------------------------------------------------------------------------- トヨタ車の米国でのリコール問題 2011-02-14 09:41:09 目黒で発生した殺傷事件で、防犯カメラの新たな役割を紹介したところ、大変な数のアクセスがありました。 目立たない情報ですが、多くの方の関心を呼んだようです。 今回は昨年、米国でトヨタ車が走行中に突然暴走するという「事件」が多発した騒動の結末です。 米運輸省は8日、2009〜10年に起きたトヨタ自動車の大規模リコール(回収・無償修理)問題から派生したの一部のトヨタ車の「急加速事故」の最終調査報告書を発表しました。 結論を先に言えば「トヨタ車の電子制御システムに問題はない」とする最終的な無罪裁定でした。 当時はトヨタ車のアクセルやブレーキをコントロールしているプログラミングに欠陥があるのではないかと疑われ、米国内では「トヨタ車には乗るな」「トヨタ車は買うな」とまで叩かれました。 しかしこの事故を徹底的に検証した結果、米交通安全局は「すべては人為的なミス」であって、要するにブレーキを踏むべき状況なのに、間違ってアクセルを強く踏んだために起きた車両の「暴走事故」であったと公式に発表しました。 振り返ってみれば、あの米国の大げさな騒動は何だったのかと思わざるを得ません。 判りやすく言えばほとんどが「米国人の不器用さが引き起こした事故」だったのです。 実は、米国のメディアは数年前から米道路交通安全局(NHTSA)にトヨタ車を購入した消費者からさまざまな苦情が寄せられていたことを報じており、これに関してトヨタはNHTSAに対して「ドライバー側の問題だ」と説明し、NHTSAもその説明を受け入れていました。 しかし、アクセスルペダルがフロアマットに引っ掛かりカリフォルニア州サンディエゴ郊外でレクサスに乗った家族4人が死亡した事故をきっかけに状況が一変しました。 フロアマットに対する苦情は、以前からあったのに、なぜもっと早く対応しなかったのかとの批判が米国内で一気に高まったからです。 その結果、米国民から見ればトヨタは「急加速事故はドライバー側の問題だ」と説明して来ことが、一転して「トヨタは欠陥製品を出しながら欠陥を隠蔽して家族4人が死亡した」と受け止められ、信用を失う事態に陥りました。 運転中に運転席側のフロアマットがずれるとアクセルペダルに挟まり、アクセルの動きが阻害されるという現象は多くのドライバーが日常的に経験していることであり、このトラブル自体は「欠陥」と呼ぶほどの問題ではありませんし、フロアマットの置き方や重ね置きはトヨタが主張するように「ドライバー側の問題」でもあるのです。 ところがトヨタ側の釈明が遅れたり、欠陥と言われたアクセルペダルの部品が米企業のものであって、これが欠陥の原因であるかのような発言をトヨタの役員が行ったため、あたかもトヨタが自社の責任を米企業に転嫁したかのような印象を米国民に与えてしまいました。 その後、豊田章男社長が米公聴会に出席して信用の回復に務めましたが、リーマンショックに伴う需要低迷を受けてトヨタは北米市場では「独り負け」の状況にあり、その一方で苦戦していた米自動車メーカーはちゃっかりと業績を回復していたのです。 換言すれば、「米国人の不器用さが引き起こした事故」をプログラミングのせいにし、トヨタの対応の遅れに乗じて米自動車業界は業績の回復をめざしたのであり、むしろ陰でトヨタバッシングを煽り立てていたと見ることもできます。 米国政府が公言にする「日本は重要な同盟国である」とのコメントは、あくまでも戦略上のことで、要するに米国も基本的には「ニッポン嫌いな国」なのであり、チャンスがあればいつでも「ジャパンバッシング」を行う「反日国家」のひとつと警戒すべき相手なのです。 (あまりストレートに米国を批判すると、またブログを閉鎖されるかな?) --------------------------------------------------------------------- 方便について 2011-02-20 10:51:28 鳩山前首相が沖縄に駐留する米海兵隊がわが国にとって重要な抑止力であるから、沖縄県外への移設の方針を撤回して辺野古への移転を決めた件で、「抑止力と言ったのは方便であった」旨の発言を行い、国内外から大いなる顰蹙(ひんしゅく)を買いました。 鳩山氏の発言の趣旨は辺野古への移転という結論を説明するために、後付けで探し出した理由が「抑止力」だったと言っているのであり、「学べば学ぶほど抑止力」と言う言葉が説得力を持つと彼は感じたようです。 鳩山氏は「方便」という言葉が使われた経緯について、以下のように説明しています。 「自分も国外、県外と模索したが結果として議論が成就できないという判断になり辺野古しか残らなくなった。徳之島も駄目だ、辺野古だとなった時に理屈付けしなければならない。その中で抑止力という言葉を使った」 「非常に幅広い米軍の存在がワンパッケージで、海兵隊も海軍も空軍もあり、一体となって沖縄を中心に、横須賀もあるが、全体の構成の中で抑止力だと。近隣の国々も日本に対して、簡単に攻撃できないというような抑止力を働かせているのではないかと広い意味での抑止力という言葉は使えると思った」 そしてこの時、沖縄のローカル紙の記者が「抑止力は方便だったのか?」と問いただし、少なくとも鳩山氏はこれを否定しなかったのだそうです。 このため記者も沖縄県民も「裏切られた感じ」がしたのです。 ところで、ウィキペディア・フリー百科事典等によれば、「方便(ほうべん)」には以下のような意味があります。 1.仏教で、悟りへ近づく方法、あるいは悟りに近づかせる方法のことである。 2.仏教以外の物事について導く・説明するための手法のこと。 真実でないが有益な説明等を意味する場合もある。 「嘘も方便」という慣用句ではこちらの意味で使用されている。 3.上記の意味がさらに転じて、都合のよいさまを悪く言う場合にも用いられる(御方便なものだ)。 あるいは、「詭弁」とほぼ同じ意味で用いられることもある。 上記1が原義であるが、現在では上記いずれも辞書に掲載される一般的な用法である。 また「方便品」(仏典)によれば釈迦が説いた三乗の教えは、「方便」すなわち「仮の教え」であって、実は三乗の人すべてが仏となる一仏乗だけがあるのだ(会三帰一)と説かれています。 さらに「如来寿量品では、釈迦が涅槃に入ったのも「方便」であって、実は釈迦は久遠の過去から常住しているのだと説明されています。 なお密教では「方便」は大きく変化し、「大日経」においては「方便」を究極的に仏の一切智智そのものとしており、仏が一切智智を獲得する根は大悲であり、因は菩提心であると説かれ、如来が大悲によって衆生を救済しつづける「方便」にこそ価値が置かれるようになり、「方便」は手段であるだけでなく同時に目的でもあり、二つは完全に一致したものと説かれています。 いずれにせよ「方便」はもともと仏教用語なのであり、本来は「悟りへ近づく方法、あるいは悟りに近づかせる方法」のことであって、真実や聖なるものへの「接近」や「到達」「手段」「方策」などの意味であるのであり、判りやすく言えば「近づくべき目標」のことなのです。 取材の記者は明らかに鳩山氏の上記の発言を「3」の「詭弁」と解釈したのであり、鳩山氏はもしかしたら(そんなことはありえませんが!)彼にとっての「方便」の意味は、あくまでも辺野古への移転は「近づくべき目標」のことであると言いたかったのかも知れません(ありえないな:苦笑)。 ちなみに同じ仏教用語で頻繁に誤用される言葉に「他力本願」(正しくは「本願他力」)があります。 「歎異抄」等によれば、他力とは、阿弥陀仏の本願力のことであり、「悪人正機」説と呼ばれています。 親鸞によれば、阿弥陀仏はその慈悲によって仏にすがる善人に救いを与えるのであるから、他から救ってもらえない悪人であればあるほど、阿弥陀仏が救いの手を差し伸べてくれると説いています。 このため、悪い事をすればするほど死後幸せになれるといった拡大解釈も可能になるのですが。 それはさておき、「他力本願」とは阿弥陀仏の「人間を超越した力」のことであり、阿弥陀は全ての生きとし生けるものを救うため、48の誓い(本願)を立てた仏(阿弥陀仏)となったと言われています。 要するに人は自分の力で生きているのではなく、仏の力によって生かされているのであり、怠けることも悪行もすべて仏の「はからい」であって、「なにごとも仏にゆだねよ」、しからば苦行や修行は必ずしも必要ないと主張する立場が「他力本願」なのです。 ところがこの「他力本願」という思想は延々と誤用され、多くの人が、「他力本願とは、他人まかせではダメだ」との意味であると思い込んでおります。 鳩山氏が「方便」とは認めずに、「抑止力は米軍にすべておまかせしたい」との意味で「他力本願」と発言していたら、もっとオモロイことになっていた???かも知れません。 ------------------------------------------------------------------- NPO法人の人件費 2011-02-23 11:42:47 NPO法人は設立に際して行政の認可が必要であり、特定非営利法人として非課税の扱いを受けることができます。 もともとNPO法人やNGO法人は、ボランティアで社会貢献活動を行うことを目的に法律が整備されはずであり、活動費も寄付金や助成金が主たる収入源になっています。 ところが、そうしたNPO法人やNGO法人の資金から平均一人当たり10数万円の給与が人件費として支出されています。 また、行政もNPO法人やNGO法人の職員に給与を出して「雇用」することが雇用の機会を増加させているとして、むしろ肯定的なのです。 毎年年末に行われている善意にもとづく共同募金の団体で、かつて高額の「お手盛り給与」が支給されていたことが公になり問題になったことがありますが、NPO法人やNGO法人の専従職員に対する人件費支出は何か釈然としない印象を受けます。 NPO法人やNGO法人がボランティアで社会貢献活動を行うことは大いに賛成なのですが、その活動を支える職員の給与が助成金や寄付金から支出されている状況は、ボランチアという本来の高潔な精神にそぐわないような気がします。 ------------------------------------------------------------------- フィギュアスケート 年齢詐称問題 2011-02-27 17:21:59 中国のスポーツ界では選手の年齢を偽る「年齢詐称」が「公然の秘密」(新華社)としてまかり通っているようです。 また北朝鮮の女子体操選手は「大会のたびに年齢が若返る選手」がおり、「将軍様は若返りの秘薬をお持ちなのだ」と国民から尊敬されているのだそうです。 多くのスポーツ大会では、競技の前に「宣誓!スポーツマンシップに乗っ取り、選手一同は正々堂々と戦うことを誓います」と 選手宣誓を行いますが、中国や北朝鮮にははるか以前からスポーツマンシップなど存在しなかったのだと思うこの頃です。 気の毒なのは、浅田真央が当時、規定の年齢に至らずトリノ(?)オリンピックに参加できなかったことです。 かの「将軍様」なら1歳ぐらい年齢を増やせる秘薬も、きっとお持ちなんでしょうね。 --------------------------------------------------------------------- クライストチャーチの地震 2011-02-28 16:34:23 ニュージーランド南島のクライストチャーチでマグニチュード6.3の地震が発生し、多くの犠牲者が出ました。 「ウィキペディア・フリー百科事典」によれば、クライストチャーチ(Christchurch)という市名は、1848年に設立された移民団組織カンタベリー協会を率いたアイルランド出身の政治家ジョン・ロバート・ゴドリーの出身校であるオックスフォード大学クライストチャーチ・カレッジに由来するそうで、1848年3月27日に開かれたカンタベリー協会初会合にて承認され、市の名として採用されたのだそうです。 クライストチャーチは、その市名が示す通り市の中心部には19世紀に建てられたネオゴシック建築のキリスト教聖公会(イングランド国教会)の聖堂「クライストチャーチ大聖堂」があり、今回の地震で大きなダメージを受けました。 つまりクライストチャーチという地名は、推察するところ「キリストの教会の町」という意味であると思うのですが、その由緒あるクライストチャーチで大きな地震が発生したのです。 古来より天変地異こそ聖なる神の行いとみなされ恐れられてきたのですが、その天変地異がクライストチャーチと呼ばれる「キリストの教会の町」を直撃したことで、神はなぜ信者が多い教会の町を破壊し、多数の人命を取り上げたのだろうかとの疑問を覚えました。 私は宗教を考えるとき、いつも「不条理」という概念を思い出します。 不条理とは人間が思い、はからうことを「聖なるもの」が意外な方法で突然裏切ることであり、この不条理を論破できる宗教家はほとんどおりません。 ほとんどの宗教家は不条理を「神が怒(いか)っている」とか「天罰が下った」「神が神のご意思で天国に召された」と解釈したがるのですが、今回の地震では「看護師として海外でも活躍したいので語学を学びたい」と決心した前途ある若者が多数犠牲になっているのであり、神が怒るとか天罰とか、天国に呼ぶことで苦しみから救済したとは到底考えられません。 不条理についてニーチェは、「もう神は死んでいる」と断言しておりますが。 -------------------------------------------------------------------- ニュージーランドと人権 2011-03-06 21:06:52 人権というと中国や北朝鮮、あるいはリビア・エジプトなどで勃発している民主化運動に目が向けられがちですが、ニュージーランドのクライストチャーチの地震で犠牲となった人たちの家族が歯形やDNA鑑定が終わるまで遺族に遺体の確認をさせない方針であるため遺族らが遺体と会うこともできず、すでに帰国した遺族もいるのだそうです。 なぜニュージ−ランド側が遺体の確認作業を迅速にしないのかと言うと、「死者の人権を守る必要があるので、歯形やDNA鑑定が終わるまで遺族に遺体確認をさせない方針」であると報道されています。 これは早く遺体を確認したい、早く遺体と会いたい、早く遺体と共に帰国したい、と思っている生きている側の願いよりも、無惨な死を迎えた者を親族ではない他の遺族の目に晒したくないと考える「もの言わぬ」遺体の側の人権を尊重する発想なのでしょうが、では「早く親族の元に帰りたい」「早く父母の胸に抱かれたい」と望む遺体側の願いや人権は無視され否定されても良いのでしょうか? 遺体の確認作業は、確かに無条件でオープンにすることはできませんが、親族の協力なしで遺体の身元を特定しようとすると大変な時間と費用が掛かります。 私は、「死者の人権を守る必要があるので、歯形やDNA鑑定が終わるまで遺体確認をさせない方針」というニュージーランド側の方針は、生きている遺族側の苦痛を引き延ばすだけであるように思えます。 そもそも人権とは、生きている人のための権利であり、死者の人権は生きている人のための人権から派生し拡大解釈された思想であって、死者の人権は生者の人権よりも優先させるべきではないとの原則が必要と思います。 --------------------------------------------------------------------- 東日本大震災 2011-03-14 22:12:30 前回、ニュージーランドの地震について「死者の人権は生者の人権よりも優先させるべきではないとの原則が必要」と述べましたが、その直後、東日本で巨大津波が発生し1万人を超える犠牲者がでてしまいました。 ところで、あるTV局の報道を見ていたら、女子中学生と思われる被災者が瓦礫の山の中で泣きながら声を枯らして「おかあさん〜、おかあさん〜」と叫びながら母親を捜している場面がありました。 まだ女子中学生と思われる被災者に過酷な災害現場で取材クルーが偶然遭遇しながら、女性リポーターは「早くおかあさんが見つかるといいですね」と声を掛けただけで彼女を保護するそぶりも見せず非常に安易にスルーしてしまいました。 災害があまりにも広範囲である場合、災害の全体像を広く報道しようとするあまり個々の過酷な状況が軽視されがちですが、つらく苦しいのはまさに個々の被災者なのです。 報道は客観的であるべきですが、真冬の災害現場で母親を探し歩く少女を保護しようとしない報道の姿勢は、あまりにも非情・非道すぎると思います。 ------------------------------------------------------------------- 尋ね人の時間 2011-03-21 11:39:50 東北大震災から数日経過したころから、肉親や友人・知人の安否を確認したいと願う被災者やその親族が増えています。 またTVの報道番組の中でも連絡が取れない被災者やその親族等が「○○さんを探しています」とか「私は無事です、安心して下さい」と言ったコメントをTVカメラに向かって話すシーンがありました。 戦後生まれの私は、ふと戦後まもなくNHKラジオが放送した「尋ね人の時間」を思い出しました。 50代以降の世代の読者なら、一度は聞いたことがある懐かしいラジオ番組ではないかと思います。 【フリー百科事典『ウィキペディア』】によれば、「尋ね人の時間」は昭和21年7月1日(昭和20年から放送との説もある)〜昭和37年3月末まで白黒テレビが一般に普及する時期まで16年間も放送された、平均聴取率が90%の長寿番組であり、当時第二次世界大戦(太平洋戦争)によるさまざまな離別があったことからNHKは聴取者からの依頼に基づく伝言番組を作り、その依頼人からの手紙の内容をNHKのアナウンサーが番組の中で代読し、消息を知りたい人が消息を知っている人からの連絡を願うものでした。 このためほとんどの依頼は、戦中戦後の混乱の中で行方が判らなくなった肉親や友人・知人・帰郷を待つ人・復員兵・引揚者・シベリア抑留者・戦中時に知り合った兵隊仲間・戦後日本に復員したにもかかわらず本人の意思で故郷に戻らない傷痍軍人・まだ復員していない残留日本兵を探す等の依頼であり、そのほとんどが探し出したい・再び会いたい・連絡を取りたいとの内容でした。 一方、当時はGHQ(占領軍司令部)による番組内容の検閲もあったため、原爆を投下された広島や長崎の依頼人からの手紙は読み上げられなかったそうです。 また当時は、できるだけ人物を特定する必要があったことから探したい人物の情報が詳細に放送されたため、尋ね人本人やその周辺の人物であれば、容易に尋ね人を特定できるような内容でした。 いま思えば、当時は「個人情報保護」の概念もなく、プライバシーの保護よりも「人探し」のニーズのほうが優先された時代であったのです。 ちなみに上記放送期間中に読み上げられた依頼の総数は19,515件あり、その約1/3が尋ね人を探し出せたとのことです。 なお、上記放送期間中には「復員だより」(和21年〜昭和22年まで南方からの復員に関する情報を放送)や、「引揚者の時間」(昭和22年7月放送されたシベリアや中国大陸からの帰還者の消息や情報を放送)というラジオ番組も並行して放送されていました。 東北大震災では一時的に通信が途絶えましたが、復旧するにつれ災害伝言サービスや携帯電話・メール・インターネット等を通じてお互いの消息を知ることができるようになって来ました。 ------------------------------------------------------------------- 6重の災難 2011-03-28 12:47:55 【全く同感です。放送倫理にもとる行為であり、非難されてしかるべきですがその辺があまりクローズアップされてないのが残念でした。ただただ、御母さんが見つかってくれればと祈りながら涙が止まりませんでした。あの子に笑顔が戻る日が来る事を願うばかりです】 コメント、ありがとうございました。 あの映像を見て、憤慨したのは私だけではなかったのですね・・・ あの子を含め、心底被災者を助けてあげたいと思っております。 2重苦・3重苦と言う言葉があるように、不幸や災難が重なり合うことがあります。 実は、今回の東北・関東大震災こそ、私は6重苦であると考えています。 ?東北・関東大震災と未曾有の津波災害 ?福島原発の事故と放射能汚染 ?長期化する首都圏周辺の計画停電 ?不景気のドン底、デフレスパイラルから抜けだそうとする、まさにその瞬間での消費低迷と経済活動自粛の動き ?中東産油国を中心とした民主化に伴う内戦と、石油掘削施設の破壊、これから起こる全国規模のエネルギー危機 ?政治も経済もド素人の民主党政権のたび重なる迷走、衆参逆転現象に伴う政局の不安定化 こうした6つの苦悩が互いに重なり合い「連鎖」しているのです。 ただし、問題を提起したり、評論することは誰でもできることでTV報道のスタンスはほとんどこのレベルに終始しています。 そこで「脳内写生 ご異見版」としては、あえて「とびきり」の異見・暴言を申し上げたいと存じます。 民主党は災害復興のための国債を発行して、これを日銀に買い取らせることで資金を捻出しようとしますが、この手法は古すぎていて赤字国債がさらに増発されるだけです。 私が提案したいのは国内だけで使える、有効期限が2年間の預貯金できない10万円紙幣を大量に印刷して被災地や不況にあえぐ産業界にバラまく方法です。 預貯金できないのですから、有効期限内に消費するしかなく、後に残そうとすれば耐久消費財(住宅や自動車、家具、家電製品、設備投資等)を購入するしかありません。 住宅や自動車・家具・家電製品・設備投資等に資金が注入されれば景気はたちまち回復します。 もし10万円札の2年間の有効期限が到来したら、毎年発行量を少しづつ減らしながら再発行し、時間を掛けて額面の10%〜20%引きで普通の1万円札と取り替えれば良いのです。 この方法は一言で申せば短期間で「ハイパーインフレ」を起こすやり方であり、コントロール可能なハイパーインフレにすることで、一気に景気を浮上させつつ、同時に借金を目減りさせる方法であって、後世に赤字国債を残さない方法でもあるのです。 偽札対策が進んでいる我が国なら、これは簡単に実施できる政策なのですよ。 皆さんで、被災者のためにも、この暴言をネット上に広めてみませんか? --------------------------------------------------------------------- 災害復興のための軍票の発行(素案) 2011-04-01 13:41:24 前回のブログで【10万円札の2年間の有効期限が到来したら、毎年発行量を少しづつ減らしながら再発行し、時間を掛けて額面の10%〜20%引きで普通の1万円札と取り替えれば良いのです。この方法は一言で申せば短期間で「ハイパーインフレ」を起こすやり方であり、コントロール可能なハイパーインフレにすることで、一気に景気を浮上させつつ、同時に借金を目減りさせる方法であって、後世に赤字国債を残さない方法でもあるのです。偽札対策が進んでいる我が国なら、これは簡単に実施できる政策なのですよ】と書いたら、「面白い」という意見や「インフレは嫌だ」といった賛否両論の意見がメールで寄せられました。 確かに私の提案は「異質」です。 でもこのような非常時に常識的な発想をしていたら、後手後手にまわるだけです。 極論を言えば「強烈なデフレ(スタッグフレーション)」と「インフレ」とどちらが「マシ」かと問われれば「インフレ」のほうがはるかに「マシ」なのです。 私が提案する災害時の緊急資金として【2年間有効の預貯金できない10万円紙幣を大量にに印刷して全国にバラ撒け】という提案は災害を「有事」あるいは「戦時」とみなし、戦時通貨である「軍票」を日銀とは無関係に大量に発行して、これを政府が流通させろと言う意味なのです。 また、2年の有効期限が到来した「軍票」は束ねて「債権化」して投資の対象とすることが可能になるような仕組みを構築すれば完璧でしょう。 ま、アダム・スミス流の経済学や混合経済(自由主義経済と社会主義的計画経済の組み合わせ)、サプライサイド・エコノミーに「かぶれた」石頭の経済学者は私の提案を「キチガイ」と思い、一笑に付すでしょうがね。 -------------------------------------------------------------------- 国難こそチャンス!? 2011-04-03 15:05:07 1.東北・関東大震災と未曾有の津波災害 2.福島原発の放射能汚染 3.長期化する首都圏周辺の計画停電と電力不足 4.不景気のドン底、デフレスパイラルから抜けだそうとする、まさにその瞬間での消費低迷と経済活動自粛の動き 5.中東産油国を中心とした民主化に伴う内戦と、石油掘削施設の破壊、これから起こる全国規模のエネルギー危機 6.政治も経済もド素人の民主党政権のたび重なる迷走、衆参逆転現象に伴う政局の不安定化 以上の6つの災難を「国難」と表現するコメンテーターがおります。 たしかに、これらが同時に進行しているのですから、これは「国難」と言えるでしょう。 そして「国難」であるのなら「非常時・有事」の指導者と大胆な対処法が必要です。 鳩山前総理は自民党政権を打倒したとき「これは無血革命である」と言いましたが、残念ながら民主党には「無血革命」のカリスマ指導者もいなければ、「非常時・有事」の指導者と大胆な対処法を打ち出せる天下国家を委ねられるようなリーダーがおりません。 この大震災こそ、民主党の人気を回復する千載一遇のチャンスなのに菅総理の指導力が国民に全然見えて来ない有様です。 そればかりか、被災地を視察する民主党議員は「民主党を名乗るな」と申し合わせているそうです。 災害復興に政党色を出さないという配慮なのかも?知れませんが、ではいったいいつになったら民主党が民主党であるという独自色を出せるのでしょうか? 次の選挙でもし自民党に政権を譲り渡したら、「ていたらく」な民主党は二度と政権を取り戻せないのですよ。 この危機感がないことに、かの民主党だけが気付いていないのも「国難」と言うべきでしょう。 災害復興のための大規模な公共事業という莫大な利権を前にゼネコン大好きの自民党が指を食えていると思いますか? 私が自民党なら「次の選挙に勝たせてくれたら、災害復興のための公共事業を割り振りますよ」と大手建設会社に対して「密約」して回りますよ。 この「甘い汁」に打ち勝てる「アメ」が、いま他にあるでしょうか。 (まさかオザワさん、東北地方を回って公共事業をエサにこっそりと選挙協力を取り付けたりしていないだろうな:苦笑) 私的には民主党もこりごり、金権・ゼネコンまみれの自民党も「もっとこりごり」なのですが・・・ --------------------------------------------------------------------- 災害復興特需 2011-04-08 17:16:18 自粛の行き過ぎは復興の妨げになる、6つの災難・国難はコントロール可能なハイパーインフレで切り抜けようと私は提案していますが、最近になってようやく「自粛はほどほどにしよう」という意見が散見されるようになって来ました。 東京の経済活動が長期に停滞したら、それこそ日本は沈没します。 節電にしろ、東電に対する損害賠償にしろ、やりすぎたら東電が倒産し、首都圏は深刻なエネルギー危機に陥ります。 また、震災の復興に伴う公共事業やライフライン・インフラの整備のための赤字国債が発行されると、災害復興特需が起こり、株価が上がり、円安に誘導され、20年続いたデフレから脱却できるという主張もちらほら見受けられるようになりました。 しかし赤字国債で公共事業を行うやり方は後世に借金を残し、結局、金権政治の復活→ゼネコンしか儲からない古いやり方につながります。 もう一度言います。 3年間有効で預貯金できない、国内限定の10万円紙幣を大量に印刷して国内にばら撒き、インフレを加速させて国内経済を一気に回復させるべきです。 そして3年たったらこの通貨を10億円単位の債権に束ね、これを証券会社等の投資家に売却し、この債権を国が順次「償還」することで穏やかにインフレを減速させます。 戦時通貨(軍票)は戦争に負けたら「タダの紙くず」ですが、戦争に勝ったら「本物の通貨」に化けるのですよ。 ------------------------------------------------------------------- 尋ね人と猫探し 2011-04-12 19:51:25 東日本大震災の行方不明者が17000人以上におよび、震災から1か月を経過しても諦めることなく、連日、肉親を捜す人々がたくさんいるようです。 そうした悲惨な状況が厳然とある一方で、都内では電柱に画像のような「猫探し」の張り紙が見受けられます。 しかもこの張り紙は「張り紙禁止」の電柱にガムテープで執拗に固定されており、文面には「小さなことでも連絡をお待ちしております」と書かれ、携帯電話と家電の両方の電話番号まで明記されています。 可愛いペットが行方不明になって、懸命に探したい気持ちは判ります。 しかし、17000人もの行方不明者を必死で探している東北の被災者の皆さん・警察・消防・自衛隊・海保等の災害救助の皆さんから見れば、「なんだサカリのついた猫一匹探すのに、この非常事態に東京では猫探しているのか」と思うのではありませんか? 真の「自粛」とは、こうした深刻な状況の中で、自分の可愛いペットをなりふりかまわず探しまわる無神経な言動を慎むことであって、遠く離れていても被災者の方々の心労思い、悲しみを分かち合うことであると思います。 ------------------------------------------------------------------- 放射性物質 2011-04-13 16:32:22 福島の第一原発の事故で海に放出された放射性物質の量が「8100京ベクレル」であるそうです。 国家予算の総額が「1兆円」を超えたとき、「とうとう兆という単位が出現したか」と感慨深いものがありましたが、今回原発の事故ではじめて「京(けい)」という単位が出現したことで、やはり「遂に京が出現したか」という印象を受けました。 ところで、原発事故のレベルが「7」に引き上げられ、チェルノブイリと同じレベルの深刻な事故と思われていますが、かつて旧ソビエト・中国・アメリカ・フランス等は公然と大気圏内で核爆弾の爆破実験を繰り返していた時代があり、「ビキニの死の灰」を浴びた日本漁船も存在しました。 「核開発競争」と呼ばれたあの時代に、公然と大気圏内で核爆弾を爆発させ地球上に放出された放射性物質に比べたら、福島の原発の放射能など微々たるものであると私は申し上げたい。 カール・セーガンが「核の冬」が来ると警告したことで、核保有国は地上での核実験を「渋々」やめるようになったのです。 中国が核実験を行うたびに、「雨に当たるな」とか「頭に雨が当たるとハゲる」などと言われていた時代をくぐり抜けた世代が、今も元気にハゲもせず、甲状腺ガンにもならず逞しく生きていることを、どうか忘れないでください。 「200年は人も住めない」「100年は草木も生えない」と言われた広島・長崎では翌年から草花は芽生え、10年も掛からずに町並みは復興したのですよ。 原発の専門家や学者が放射性物質の量が「8100京ベクレル」であると言ったからといって、びくつくことはありません。 地球には人間が考えるより偉大な「浄化力」があるのです。 --------------------------------------------------------------------- 「余震」ではなく長期広域群発地震である 2011-04-15 12:10:54 【『浄化力』という事についてですが、筆者様が以前からおっしゃっている事ですね。 私は、この地球の産物であるパワーストーン等も好きですが、真の浄化や癒しは、自分自身の中にあり、気づきにあるのだという事が 分かってきました。全てが然るべき処へ納まると信じています。今こそ自然エネルギーへの転換の時ですね】 Jumi ちゃん、いつもコメントありがとう! そうです、あなたはすでに浄化されているのであり、「けがれ」は「自浄」以外に浄化する方法がありません。 さて、今日のテーマです。 当初は「東北関東地震」と呼ばれ、後に「東日本大震災」と呼ばれるようになった先月の震災ですが、遂に専門家の間で「太平洋沿岸地震」とか「太平洋沿岸広域地震」と呼ばれはじめました。 それは添付画像(msn産経ニュースより転載)をご覧いただくとその理由が判ると思います。 つまりこの1か月の間に発生した地震を図上に印すと東北地方の沿岸だけでなく山形県・新潟県・長野県・茨城県・千葉県・静岡県に及ぶ広い地域に地震が頻発しており、しかも地震が互いに連動して発生しおり、「広域群発地震」と見なすべき現象が見て取れます。 政府の地震調査委員会や東大地震研究所の分析によると、今回の地震は太平洋プレートが、東北地方を乗せた北米プレートの下に潜り込むことによって起きた「海溝型地震」とのことで、宮城県沖・三陸沖南部・福島県沖で起こる海溝型地震については、M7・5規模を想定していたものの、今回の地震の規模はM8・8と想定を大きく上回っていました。 M8・8の地震エネルギーは、想定されていたM7・5のエネルギーに比べ約90倍もの威力があり、1707年に起きた宝永地震(M8・6)の約2倍のエネルギーで、国内では過去最大級の地震であるとのことです。 このため岩手県から静岡県までの太平洋沿岸に連なるプレート境界面が南北200〜400キロメートル、東西100〜250キロメートルにわたり断層帯が破壊され10数メートルずれたと想定されます。 東北地方の太平洋プレートは年間約8〜10センチの速度で陸側へ移動しており、沖合約200キロにある日本海溝から陸側の北米プレートの下へ沈み込み、この2つのプレート境界に蓄積されたひずみが限界に達すると境界部分が壊れて大地震が起きます。 今回の地震はこの仕組みで発生したもので、メカニズムとしては地盤が東西に圧縮される逆断層型でした。 この結果、先月の震災ではM7級の余震がすでに5回発生しており、この5回の余震のうち本震と直接関係がある余震は、震源域の中で起きた2回(図1・2)の地震であると言われており、先月のM9・0の巨大地震の余震活動は、1か月過ぎた現在も活発に続いており、太平洋沖だけでなく内陸でも大きな地震が誘発されており、東日本のほぼ全域が地震の活動期に入ったと思われます。 こうした現象は2004年のスマトラ沖地震(M9・1)も起こっており、スマトラ沖地震では5年半後に最大級の余震が起きました。 このスマトラ沖地震ではM7レベルの余震が6回起き、昨年6月にもM7・5の余震が発生しています。 つまり巨大地震の後は長期に渡りM7級の余震が続くことが多いことが判ります。 もうひとつ、私が指摘したいことがあります。 それは、今回の震災は長期におよぶ広域群発地震の可能性があることです。 実は、1965年(昭和40年)8月3日〜1970年(昭和45年)6月5日の5年半の間、長野県松代町(現・長野市)の皆神山付近で「松代群発地震」が発生しています。 この群発地震は世界的にも稀な長期間にわたる群発地震であり、地震の回数:71万1341回、このうち体に感じる有感地震が6万2826回(震度5:9回、震度4:48回、震度3:413回、震度2:4596回、震度1:5万6253回)でした。 なおこの群発地震の結果、地下のマグマの上昇が確認され、皆神山は地震活動の前後で約1m 隆起し、のちに「松代地震断層」が発見されています。 (フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用) 長文になりましたが、今後も複数の震源域が連動して「本震」の「余震」とは別に、長期間の広域群発地震が続く可能性があることを警告しておきます。 -------------------------------------------------------------------- 復興税と自販機 2011-04-19 21:21:13 災害を復興・復旧するための財源として、政府は復興税の導入を検討しているようです。 そのうえ、災害復興のために赤字国債も発行し、さらに消費税の増税も予想されます。 さらに節電と自粛の影響が重なると消費はさらに落ち込み、景気はさらに悪化します。 復興税導入で儲かるのは、被災地における公共事業を受注する建設業と運送運輸だけでしょう。 石原都知事が「夏場のドリンク自販機は停止すべき」と発言すれば、蓮舫さんは「民間の経済活動を阻害すべきではない」と反論します。 はたして夏場にどこまで電力が不足するか今だ判然としませんが、この際緊急性がないドリンク自販機とタバコ自販機は廃止したらいかがでしょうか? 資源がない我が国なのですから、国家の大きな危機をきっかけに自販機の氾濫やペットボトルの使い捨てを根本から改める好機と考えるべきです。 --------------------------------------------------------------------- ローマ法王の言葉 2011-04-24 12:14:36 国営イタリア放送協会の番組でローマ法王ベネディクト16世が、東日本大震災で被災した日本に住む7歳の少女からの「なぜ子どもたちはこんなに悲しまなければならないのですか」というビデオ画像の質問に回答しています。 法王によるキリスト教徒からの質問にテレビを通じて回答するのは初の試みであり、 今回は多数の応募の中から7人の質問者が選ばれ、そのうちの1人が父親がイタリア人の日本の少女(居住地は不明)でした。 注目された法王の回答ですが「私も同じように『なぜ』と自問しています。いつの日かその理由が分かり、神があなたを愛し、(神が)そばにいることを知るでしょう」(要旨)と回答しました。 実はあらゆる宗教は、天災等の「不条理」について明確に答えることができません。 たとえば事故で不慮の死を遂げた人物に対して、宗教家は「神仏が彼を必要として天国に召されたのです」と解釈します。 しかし東日本大震災のような巨大な天災で2万人を超える死者が出た場合、宗教家はこうした自然の巨大な「不条理」な行為について「神仏が彼らを必要として天国に召されたのです」とは到底言えず、言葉を濁すしかない状況になります。 もし「神があなたを愛し、神がそばにいる」のであれば、なぜあれほど悲惨な災害が起こり、一瞬で2万人を超える人命を奪うのでしょうか? 誤解を招くことを承知のうえで、あえてこの哲学者の名前を持ち出しますが、かつてニーチェは「神はすでに死んでいる、神を抹殺したのは大衆自身である」と断言しました。 大衆の「ささやかな悲しみ」を「阿片」のように癒してくれるのは宗教である(共産主義者:マルクスの言葉)のですが、同時に大衆の深い巨大な悲しみを癒すことができず、「いつか神の心が判る日が来る」と説明するしかないのも宗教なのです。 その意味で、ローマ法王も他の多くの宗教家と同じ範疇にとどまるのであって、「天災は悪魔のしわざである」と言わなかっただけ知性があると言えます。 (法王をストレートに批判する私を、信徒たちは「悪魔」と見なすでしょうが・・・) --------------------------------------------------------------------- トヨタ カンバン方式の脆弱性 2011-04-27 14:18:10 「トヨタ カンバン方式」とは自動車メーカーが大量の部品を仕入れ、在庫するのではなく、部品が必要な時に、必要な分だけ、部品が必要な場所に部品メーカーや下請けに納入させる生産方法のことで、「ジャストイン・ジャストタイム」とも呼ばれています。 ところがこの部品を在庫せずに、在庫資金を寝かせないというトヨタが開発した効率第一の生産システムが、東日本大震災によってかなり脆弱なシステムであることが判って来ました。 なぜなら、東北地方で生産していた小さな部品ひとつが調達できないために、自動車だけでなく家電業界から建築業界までもが、いま製品を出荷できない事態に陥っているからです。 もし、各メーカーが生産計画に沿って、あらかじめ必要な部品や資材を事前に仕入れて在庫していたら、工場のが倒壊していなければ震災の翌日からでも製品を出荷できたはずであり、小さな部品ひとつのために注文があっても出荷できないという事態は回避できたように思われます。 「トヨタ カンバン方式」は米国でもさかんに取り入れられ、日本式経営のシンボルとして各国の企業がこれを模倣してきたのですが、今回の震災の教訓として製造業にとって部品や素材を当面必要な分だけでも在庫しなければならないことが改めて認識されたように思います。 また、いわゆる「バックアップ」の必要性は原発やパソコンのみならず、生産の現場でも不可欠であることが広く見直されるべきでしょう。 -------------------------------------------------------------------- 公明党の凋落 2011-05-01 15:32:42 公明党の凋落(ちょうらく)が顕著(けんちょ)です。 かつて公明党には創価学会という「選挙マシーン」があり、公明党から立候補すれば落選しないという「実績」が厳然として存在したのですが、このところ大きな選挙の結果を見ると、公明党は明らかに議席を減らしており、かつて「選挙マシーン」と呼ばれたころの勢いがありません。 それは、かつて「法華をとなえるヒトラー」と称された池田大作名誉会長の権威が低下したせいなのか、それとも戦後まもなく出現した「新興宗教」の魅力が低下したせいなのか判然としません。 あるいは「選挙に燃える」世代が分裂したのかも知れません。 民主党が「ていたらく」なだけに、勢力を挽回するチャンスであると思うのですが、やはりどの政党も人材不足なのでしょうか・・・ --------------------------------------------------------------------- 家電エコポイントを被災地へ 2011-05-05 13:32:49 昨年、ある量販店で家電品を購入したところ、ささやかですが7000ポイントの「家電エコポイント」を受領しました。 ところが、この家電エコポイントを実際に利用しようとすると、大変煩雑な手続きが必要となり電子マネーカードを保有していない高齢者にとって自分で切手を貼ってハガキで申請する必要があるなど、大変不便です。 私は「どうして家電量販店の店頭で、既存のポイントカードに家電エコポイントをチャージすることができないのか」と思い憮然としています。 こんなに家電エコポイントが使いにくい仕組みであるならば、いっそのこと家電エコポイントそのものを大震災の被災地に義援金として寄贈したほうが、よほどスッキリします。 使いにくい家電エコポイントを義援金として寄付できる方法を見付けましたので、参考にしてください。 ------------------------------------------------------------------- 日本人の聴覚 2011-05-09 17:01:41 聴覚といえば「良く聞こえるか」「聞こえないか」の問題としてとらえられていますが、日本人にはもうひとつ「聞き取りにくい音」や「省略しやす音」があります。 たとえば、「アメリカン」の発音は私たちの祖先には「めりけん」と聞こえ、「レイディオ」は「らぢお(ラヂオ)」と聞こえ、「ソーイングマシーン」は、ただの「みしん(ミシン)」と省略されてしまいました。 同様に「テレヴィジョン」は「てれび(テレビ)」に置き換えられ、「カフェ」は「こーひー(コーヒー)」に置き換えられました。 こうした置き換えがすべて外来語が渡来した明治初期の現象かと思っていたら、「リーガン大統領」が大統領に当選した瞬間から「レーガン大統領」に変わり、ポーランドの「連帯」の議長であった「ワレサ議長」が来日した瞬間「ヴァベンサ議長」に変わりました。 ちなみに、わが国の「じゃむ(ジャム)」は欧米では「ジェル」のことであり、わが国の「じぇる(ジェル)」は、欧米では「ジャム」のことだそうです。 長いことメディアが「アルカイダの指導者オサマ・ビーンラディン容疑者」と呼んでいた「あの人」も射殺された瞬間に「アルカーイダの指導者ウサマ・ビンラーディン容疑者」と微妙に呼び方が変わりました。 私たちが外国語が苦手なのは、私たちに「聞き取りにくい音」があるせいではないのかとも思います。 ------------------------------------------------------------------- 救急車と歩行者 2011-05-11 13:22:58 昨日とその数日前、赤信号の交差点にサイレンを鳴らしながら「救急車が通過します、道を開けて下さい」とマイクで呼びかけしなが横断歩道を横切ろうする救急車と遭遇しました。 当然、歩行者は横断をやめ、救急車を通過させるべきなのですが、私が目撃した数日前の高齢の男性の歩行者は、救急車に向かって「横断中!」と告げる意味で右手を高く掲げ、救急車を横断歩道の手前で停止させたうえで、悠然と横断歩道を渡り切りました。 また昨日、目白駅前交番前の横断歩道では、救急車が電子音とサイレンの両方を鳴らし、緊急車両が接近していて赤信号の交差点に進入してくることが明らかな状況で、さらに「救急車が通過します、道を開けて下さい」と救急隊員がマイクで呼びかけしているにもかかわらず、横断歩道の信号が青に変わった瞬間に2名の若い女性が歩道に飛び出し、救急車の進路を妨害しました。 このとき、反対側の歩道にいた私が大声を出し、救急車の進路を妨害しないように2名の女性に注意したのですが、結局この二人は止まることもなく救急車の前を小走りで渡り切りました。 おそらく、他人のことより自分の行動を貫きたいのか、周囲の状況を判断できないのでしょうが、緊急車両と接触した時のことを考えて見て下さい。 接触したほうが「痛い」思いをし、結局「損」をするのですよ。 そして本当に同情すべきは、救急車の運転手でしょう。 メールに夢中の馬鹿な歩行者が増えると、警告しても耳に入らないのですから。 --------------------------------------------------------------------- 北方領土と福島原発 2011-05-16 10:03:35 福島第一原発の事故の直後、ロシアがLNG(液化天然ガス)を日本に輸出する用意があるとのコメントを発表していました。 また福島第一原発の事故では、今後も大量の核汚染物質が発生するため、どこかにこの廃棄物を埋めなければならなくなります。 そこでふと思ったのですが、今後は国内の原発が減少する一方でLNGの需要は確実に増加すると思われますので、ロシアからLNGを輸入する長期契約を締結する条件として、今後発生する大量の核汚染物質をチェルノブイリの原発事故で立ち入り禁止区域になっている地域に日本が費用を負担して埋めてもらう、その代わりにチェルノブイリの老朽化した「石棺」(爆発を起こした原発をコンクリートで固めたもの)をこちらで修復する、という交換取引きが成り立つのではないかと考えました。 また、この交換取引に北方領土の返還問題を「からめる」こともできると思います。 たとえばLNGのパイプラインをシベリアからカラフト半島を経て北方4島を経由して敷設する費用を日本が持つことで両国は緊密な経済関係となりますので、領土問題を解決するためにも北方4島を返還する、そして、そして北方4島に沖縄の米軍基地を移設する! そうすれば沖縄の基地問題も一気に解消することができ、原発事故の核汚染物質も処理できて、さらにエネルギー問題も、日露間の懸案も解決するのですが・・・ -------------------------------------------------------------------- 放射能の単位 2011-05-18 13:40:44 シーベルトとは「放射線による人体への影響度合いを表す単位」であり、 ベクレルとは、「放射性物質が放射線を出す能力を表す単位」のことです。 福島県の原発事故の直後、シーベルトやベクレルと言う単位がしきりに報道されましたが、その報道の中に一瞬「63京ベクレル」(630000000000000000)との数値があり、これを聞いた時、私は「遂に兆の上の京(けい)という単位が出現したか」と感慨深い思いをしました。 なぜなら、戦後しばらくの間「百万長者」と呼ばれていたお金持ちが、のちのインフレの中で「億万長者」と呼ばれるようになり、「マンション」も「億ション」などと呼ばれるようになりました。 かつて国家予算が初めて「1兆円」を超えた時も、新聞は大きく「わが国は遂に経済大国になった」と報じたものでした。 またパソコンのメモリーや演算速度も「キロバイト」から、たちどころに「メガバイト」になり「ギガバイト」に、そしてさらに「テラバイト」へと進化し続けています。 そして遂に、福島県の原発事故で「京」の「くらい」が出現したのです。 ちなみに数の「くらい」は一、十、百、千、万、億、兆、京であり、その後に垓(がい、または?:じょ)、穣、溝、澗、正、載、極、恒河沙(ごうがしゃ)、阿僧祇(あそうぎ)、那由他(なゆた)、不可思議、無量大数(計21単位)と続きます。 「垓」は京の一万倍のことで、10の20乗(古くは京の10倍)のことです。 この分だと「京」の「くらい」が日常的に用いられる日もそう遠くのことではないし、そうなるとその上の垓になったら、庶民はほとんど理解不能の数字になるのではないかと思われます。 ちなみに1兆は10の16乗であり、以下ように続きます。 10の31乗 千万億兆 10の32乗 一京 10の33乗 十京 10の34乗 百京 10の35乗 千京 10の36乗 一万京 10の37乗 十万京 103の8乗 百万京 10の39乗 千万京 10の40乗 一億京 10の41乗 十億京 10の42乗 百億京 10の43乗 千億京 10の44乗 一万億京 10の45乗 十万億京 10の46乗 百万億京 10の47乗 千万億京 10の48乗 一兆京 10の49乗 十兆京 10の50乗 百兆京 10の51乗 千兆京 10の52乗 一万兆京 10の53乗 十万兆京 10の54乗 百万兆京 10の55乗 千万兆京 10の56乗 一億兆京 10の57乗 十億兆京 10の58乗 百億兆京 10の59乗 千億兆京 10の60乗 一万億兆京 10の61乗 十万億兆京 10の62乗 百万億兆京 10の63乗 千万億兆京 10の64乗 一垓 ・ ・ ・ 10の88乗 一極 ・ ・ ・ 10の95乗 千万極 10の96乗 一恒河沙(「恒河沙」は仏教用語、極の万万倍) 10の97乗 十恒河沙 10の98乗 百恒河沙 10の99乗 千恒河沙 10の100乗 一万恒河沙 10の101乗 十万恒河沙 10の102乗 百万恒河沙 10の103乗 千万恒河沙 10の104乗 一阿僧祇 ちなみに学術用語ではゼタ・エク・ペタ・テラ等の呼び方がありますが、どれがわが国の「くらい」と符合するのか調べても良くわからない状況です。 わが国はこの辺で大きな数字の「くらい」が無意味に感じるようになる前に、国際的な呼び方に統一したらどうでしょうか? --------------------------------------------------------------------- ショートパンツに生足?ショートパンツに黒ストッキング? 2011-05-23 11:25:26 著者は山手線を利用して通勤しており、車内等で日々さりげなくタウン・ファッションの動向をウォッチングしておりますが、昨冬からこの春まで続く若い女性の「ショートパンツ姿」がとても多いことに注目しています。 そこで念のためネットで検索してみたら、なんと「ショートパンツに生足派」と「ショートパンツに黒ストッキング派」の双方が、すでに侃々諤々(かんかんがくがく)の議論を交わしており、これをテーマにした画像投稿サイトまであることが判明しました。 彼らの議論を簡単に要約・分類して見ました。 1.「ショートパンツに生足」賛成派(エロい、軽快など)・反対派(生足に近い色のストッキングがいいなど) 2.「ショートパンツに黒ストッキング」賛成派(生足よりエロい、足の日焼けを防ぐなど)・反対派(生足がいい、生足に近い色のストッキングがいいなど) 3.「ストッキング・フェチ」と「ショートパンツ・フェチ」が入り乱れている状況 これらの各派の代表的な意見を短く紹介すれば、【ショートパンツに黒ストッキングを穿いている人を見かけたが、太もも部分にストッキングの切り替え部分が見えていた】、【男友達から「黒ストッキングは萌える」と聞いて、意識して黒のストッキングをはくようにしている。男性に「自分の足を見られたい」って気持ちがあるかも・・・】 (まあ、こんなコメントを東日本大震災の被災者が見たら、さぞや憤慨されることと思いますが) いずれにせよ女性の足と脚にまつわる最近のファッションの話題で男性も女性も勝手に盛り上がっているわけです。 では、「ショートパンツに生足」と「ショートパンツに黒ストッキング」の代表的なファッションを画像でご覧下さい。 私の趣味ですか?それは相手の女性とシチュエーションによって「ショートパンツに生足」に注目したり、「ショートパンツに黒ストッキング」に視線を奪われることもあれば、時には「ストッキング・フェチ」とか「ショートパンツ・フェチ」にも自在になり得るのが「脳内写生」のスタンスです。 ところで、あるストッキングメーカーの調査によれば男性から見た「女性の理想の足と脚」は「ストッキング派」であり、「ストッキング派」のほうが「生脚派」より多いのだそうです。 また多くの女性もスカートを履くときは「プレーンなストッキングは一種のマナーであって、ストッキングを履かないことはマナーに反する」と考えている女性が多いそうで、この点では男性と女性の見解はおおむね一致しているように思えるのですが、実は女性の4人に1人が「男性は生脚・生足が好きだと思う」と回答しており、女性は自分の生脚にあまり自信がなくても「男性の気をひくためには、頑張って生足・生脚を見せる必要がある」と考えているのだそうです。 ところが女性自身が「生足・生脚に自信がある」と回答した人は、5〜6%しかいないそうで、「女性の理想の足と脚はストッキング派」だと考える男性とのあいだに「深くて暗い川がある」ことになります。 一方、同じ調査では「女性の足や脚の理想の形」については、女性は若い世代ほど「細いほうがいい」と信じ込んでいますが、男性は細い足よりも「多少ムチッとした脚のほうが魅力的」と感じると回答しています。 結局、男性にとって細いだけの脚は必ずしも魅力的ではないようで、男性が理想とする「足と脚」と、女性が理想とする「足と脚」には少なくとも二つの正反対のギャップがあることになります。 こうしたギャップがあるからこそ男性・女性双方の足や脚にまつわる「幻想」や「妄想」が生まれるのであり、このギャップと「幻想」や「妄想」を補ってくれるのが「足が細く見える着圧ストッキング」なのでしょう。 多くの女性は、恋愛に遭遇すると「足や脚は武器」であり、好きな男性に対して自分の足や脚を効果的に演出したいと考え、多くの女性が「美しく見える脚の組み方を工夫している」のだそうです。 男性諸氏も単純に「ショートパンツに生足」がエロいとか、「ショートパンツに黒ストッキングがエロい」と議論しているのではなく、女性たちが自分の足や脚の見せ方や、脚の組み方、歩き方などを意識的・戦略的に演出していることに気付くべき時期であると思います。 (文章の一部は、インターネットコム?より引用しました) ------------------------------------------------------------------- 太地町漁業協同組合vsシーシェパード 2011-05-30 18:12:49 シーシェパードと名乗る海賊の旗を掲げた団体が、太地町漁協が行っている沿岸小型捕鯨に関して執拗な妨害行為を繰り返している事実をぜひ皆さんに知って欲しいと思います。 私は熟慮のうえの「捕鯨賛成」であり、なによりも海の幸の代表である「クジラ肉大好き人間」です。 このため私は、クジラを食べたいから捕鯨反対に「反対」している者と見なされがちですが、決してそうではありません。 わが国の小型捕鯨、特に沿岸小型捕鯨は9000年の歴史がある堂々たる伝統文化なのであり、現在でも太地等における沿岸小型捕鯨は地域共同体の中で、社会的にも、経済的にも、文化的にも多くの重要な意義を有し、「先住民捕鯨」の伝統を引き継ぐ民俗学的に見て非常に興味深い漁業形態です。 ところが、1988年に日本ではIWCの決定により商業捕鯨が禁止され、小型捕鯨地域でもどんなに豊富でもミンククジラの捕獲が行えなくなりました。 シーシェパードは、わが国の南極における調査捕鯨を毎回妨害するだけでなく、東日本大震災の発生直後には「大地震は、捕鯨のたたりである」と表明するなど常に非常識な言動を続けています。 特に彼らは、太地町漁協のイルカ漁を非合法な手段で撮影して公表したり、漁民一人一人の前に立ちはだかり漁民を挑発しつつ、面と向かって漁民に対して「殺し屋」とか「死ね」等の名誉毀損行為を恥ずかしげもなく日々行っています。 こうしたかれらの違法行為をなぜ警察が業務妨害や名誉毀損で取り締まらないのか、私は非常に不満です。 ちなみにシーシェパードは自ら海賊の旗を掲げる団体である事実でも容易に推測できるように、その正体は「エコテロリスト」なのであり、「エコテロリズム」の信奉者です。 「エコテロリズム」とは環境保護や動物の権利擁護などを目的とした団体を自称しながら、実は非合法の破壊・脅迫・暴行・放火・爆破・略奪・誘拐・拷問・傷害・強姦等のテロリズムに分類される活動を繰り返し、彼らは法治国家において犯罪行為を行っても、これらの行為を全面的に正当化する主張を行い、犯罪行為を行った地域の法律の無視はもとより、様々な常識的な社会通念・社会規範をも踏みにじります。 このため米国では、「エコテロリスト」や「エコテロリズム」は、あくまでも「テロリスト」として分類しており、FBIの分類では「シーシェパード」こそ、この「エコテロリズム」であり、「エコテロリスト」であると見なされています。 従ってシーシェパードを捕鯨反対グループとか、環境保護団体と考えること自体誤りであり、警察も行政も漁協も彼らは捕鯨反対を隠れ蓑にして犯罪を行う「テロリスト」であることを明確に認識して、彼らの違法行為はわが国の司法にもとづき「テロリスト」と同じ厳しい対処をすべきです。 (まぎわらしい用語ですが「環境テロリズム」「環境テロリスト」なる名称もあります。これは環境保護が目的ではなく、自己の目的達成の手段として「環境を人質にとるテロリズム」であり、たとえば核兵器を盗み出して、これを爆発させ環境を汚染させると脅迫しつつ、金銭をせしめる行為等が「環境テロリズム」「環境テロリスト」に該当します) 太地町漁協の皆さん、海賊テロリストに負けずに末永く私たちに伝統文化であるクジラ肉を提供してください。 沿岸小型捕鯨に弥栄(いやさか)!! ------------------------------------------------------------------- 内閣不信任決議案 否決 2011-06-03 18:03:36 鳩山前総理は言う。 「昨日(6/1)は内閣不信任決議案が可決される勢いだった。で、首相に『このように野党の力で辞任させられるならば、ご自身の意思で辞任を表明してもらいたい』ということで、私は官邸にうかがった。そのことは首相も分かっているはずだ。で、『お辞めいただきたい』と。その時期に関して、確認書を交わしたということだ。『復興基本法の成立と、平成23年度第2次補正予算案は成立までではありません』と申し上げた。編成のめどが立つということで、お引き取りいただくと。(それに対して)『結構だ』ということだったから、私は『それならば(2日昼の)代議士会でお話しいただき、私から(の発言)も加えて、そのことを確認を申し上げたい』と」。「それに対して、(首相は)代議士会で一切、何もお話しせずに、『理解された』と。当然、私たち、多くの皆さんに大変、不満もあったと思う。当たり前じゃないかという気持ちもあったと思うが、これはある意味で政治家同士だから、口できちっと約束したことは守る。あたり前のことです。それができなかったら、ペテン師です。そんな詐欺師まがいのことを首相がやると、私は思っていない。今でも信じていますから。当然、(復興基本法案の成立、2次補正の早期編成のめどをつける、の)2つの確認事項が守られたら辞めていただく、辞任をするということが、少なくとも二人の間の確認だ」 この時の菅総理と鳩山前総理のやりとりをめぐり、内閣不信任決議案が大差で「否決」された翌日(本日)になって国会で、この発言の真意を「くどくど」と問いただす質疑が繰り返されました。 それにしても実に詰めが甘いやり取りです。 しかしそれよりも、そもそも自民党は、内閣不信任決議案が簡単に「可決」されるものと「大甘」の「ひとりよがり」の判断を下し、大きな誤算にもとづき「菅総理を辞めさせ、あわよくば民主党政権を打倒できる」と勝手に舞い上がり、暴走したことを思い出すべきです。 また小沢さんとそのグループも、自民党の「大甘」の「ひとりよがり」の暴走に便乗する形で、「あわよくば菅降ろしができる」と安易に思い込み、自民党と連携する形で票決に臨みました。 その票決の直前に上記の菅総理と鳩山前総理の会談があったのですが、大差を付けて否決されるや一転して菅総裁を「ペテン師」「詐欺師まがい」と鳩山前総裁は悪口を公言してはばかりません。 「キツネとタヌキの化かし合い」の永田町で、しかも「一寸先は闇」と言われる国会で、海千山千の国会議員が政敵に対してあしざまに「ペテン師」「詐欺師」と言えば言うほど国民は呆れてシラケていることを鳩山前総裁は気付いていません。 まさに「この程度の国民に、この程度の政治家」という名言がありますが、哀れなのは「それでもまだ小沢さんに付いていく」と発言する民主党議員の姿です。 民主党の「小沢さん幻想」を解消するためには、民主党分裂しかないでしょう。 国を挙げて国難に立ち向かわなければならない時に、野党である自民党の「震災復興特需・広域ゼネコン公共事業の分け前をよこせ」というなりふり構わぬ利権体質と、「労働党」体質である民主党内部の「どんぐりの背比べ」的権力闘争を見ていると、つくづく政治家なんて当てにしないほうがいい、政治がどうあれ被災者と国民は日々生活を続けなければならないという歴然とした事実がテレビを通じて明確に国民に示されたことは、今回の確かな「成果」でした。 --------------------------------------------------------------------- NHK「爆笑問題のニッポンの教養」上野千鶴子 2011-06-10 16:25:59 日テレ「太田光の私が総理大臣になったら」と称する番組が視聴率の低下で打ち切りになるとか。 大衆の不平不満ばかり集めても進歩がありません、番組打ち切りはありがたい限りです。 実は昨夜、何気なくTVのリモコンを操作したら22時55分から放映のNHK総合「爆笑問題のニッポンの教養:女と男 仁義なき闘い・女性学・上野千鶴子」という番組の後半部分が映し出されました。 おやおや、上野千鶴子さんのド派手なヘア&メイクも見るに忍びない有様でしたが、対談相手の「元・太田総理」の教養のなさ、その軽薄さと言ったら噴飯もので、彼の愚劣きわまりない質問・愚問に答えている上野千鶴子さんが「テレビ芸者」のように思えて大変お気の毒でした。 上野千鶴子さんと対談するなら、彼女の初期の著書から最近の著書はもちろんのこと、幅広い彼女の言論活動をすべて渉猟してからでないと、彼女に失礼です。 NHKともあろうものが、表面的な知識しか披瀝できない芸人「元・太田総理」を、よくもまあ無謀にも上野千鶴子さんという手強い論客(ろんかく)にぶつけたものです。 おそらくNHKには「くだらない対談を放映するな、節電しろ」と言った電話やFAX・メールが殺到したことでしょう。 上野千鶴子さんの「女性学」の神髄を理解したと確信するだけでも文献の読破に数年は掛かります。 ところがそれは彼女が仕掛けた「迷路」であって、その「迷路」の解明に惑わされてしまって、その「迷路」が設けられた意味やその「迷路」の仕組み・仕掛けが俯瞰できなくなります。 彼女はおそらく「私を理解したいのであれば、この困難なハードルを自力で乗り越えなさい、でもそのハードルを乗り越えるために挑戦者は消耗し消尽するので、もはやこの覚悟がない男性には挑戦者の資格すらない」と言いたいのでしょう。 願わくば、上野千鶴子さんから「マルクス主義」という幻想だけは除去したいと切望しております。 -------------------------------------------------------------------------------- NHKへの抗議 2011-06-12 15:17:41 【Unknown (Unknown) 私も見ました。あまりにも腹立たしかったので、翌日NHKに抗議しました。テレビ局にわざわざ文句を言うほど暇では無いし、電話代もムダだと思っているので今迄はテレビの前で文句を言うだけでしたが、今回ばかりは、60秒間で15円かかるようでしたが、言いたい事を言わせてもらいました。太田の態度が悪すぎる!!上野千鶴子さんに失礼だ!!「ご意見ありがとうございます、担当者に申し伝えます」との回答。ま、こんなもんでしょう】 匿名さん、コメントありがとうございました。 あなたがTVの前で「太田総理」に悪態を吐(つ)いている姿が目に見えるようです。 あの番組がバラエティ番組なら、たとえゲストが上野千鶴子さんでも、またあの程度の内容でも私は「文句」を言いません。 TVはもともと愚劣な白痴的装置なのですから。 でも聞きかじり・生かじり・知ったかぶりのコメディアン「太田総理」と、「知」そのものの上野千鶴子さんの中途半端な対談は視聴者をイラ付かせるだけです。 -------------------------------------------------------------------------------- NHKと上野千鶴子:つづき 2011-06-14 22:02:55 【「知」ですか (tori):日本の女性学の権威である元教授(学者)と、お笑い芸人が討論をして、論破されまくりなのは、学者の「知」の浅さを示しているのではないでしょうか。やはり、「日本一けんかに強い学者」と自称していたくらいですから、番組内で論破しないと、かっこわるいですね。「知」いやいや「恥」でした。】 なるほど、そう言う見方もありますね。 私は、上野千鶴子さんがなぜあのような中途半端な議論に終始したのか、なぜあんな番組に出たのか、少々不満でした。 そうか、上野千鶴子さんも年齢的にエネルギーが低下したのかも知れませんね。 -------------------------------------------------------------------------------- 菅総理と民主主義 2011-06-18 09:19:44 自民党と一部民主党員による不信任決議案が大差で否決されたと言うのに、その直後から再び「菅降ろし」が高まり始めました。 菅さんの首相・総裁としての能力や力量のなさを「菅降ろし」の根拠としているようですが、自民党が与党であった時代にも「首相・総裁としての能力や力量がない」人物が「密室における談合」で首相・総裁に選出されてきた多くの事実があります。 民主主義の根幹は、改めて指摘するまでもなく「多数決に従うこと」なのであり、違法な行為がなければいかなる詭弁・策略を用いても多数決によって選出されれば「勝てば官軍」という原則を無条件で受け入れることにあります。 海千山千の永田町では、キツネとタヌキの化かし合いが当たり前であり、国民の大多数は国会議員を心底信用しておりません。 結局は、どのような密約があろうと、いかなる奇策があろうと、多数決によって勝てば「勝てば菅(官)軍」なのであって、この原則を無条件で受け入れる、あるいは受け入れさせる以外に政治家が生き残る方策はありません。 私が、現在まで「菅降ろし」についてコメントを控えていたのは、不信任決議案が大差で否決されたことで自民党と小沢さんを支持する一部民主党員による「菅降ろし」の動きが、日を追うごとにトーンダウンして有様を冷静に観察していたからです。 国民の大多数が国会議員を心底信用していない、しかも国会議員自身が民主主義の多数決の結果を認めないで多数決の結果を無理矢理逆転させるのであれば、それは「民主主義の死」「国会の死」「憲法の死」を意味します。 この程度の国民に、この程度の政治家という現実は国民が諦めなければならない宿命なのです。 無能な与党・野党を選んだのはまぎれもなく多数決の結果なのであり、国民は常に政治家抜き・政策抜きで生きていく覚悟をしなければなりません。 --------------------------------------------------------------------- 叱咤激励、ありがとう! 2011-06-20 20:13:53 【Unknown (chihiro):わたしには上野千鶴子さんは、「男」と「女」という観念的な枠組みに縛られすぎていて、その表面部分しかみていないように思われました。 「男」とか「女」という秩序、ときに人を拘束し、時に人を楽しませる秩序、がいかなる力(権力)の作用によって形成されるのか、その権力への抵抗が問題になるのにもかかわらず、上野さんは、そこを見ようとしないから、語りの次元で失敗する。 フェミニズムへの悪しき誤解を上野さんは招いてしまったように思われます。あるいは、上野さんは、あるひとつのフェミニズムの、あるいは過去のフェミニズムの代表的論客だということでしょう。 だから、著者さんがおっしゃってしまわれるように、上野さんを権威にして、知の権威にして、太田をどうしようもない愚劣な存在という、知と愚の二項対立にしたてあげても、なんの生産性もないんじゃないですかね。わたしはそこに著者さんの非「例外者」ぶりに、笑いました。「例外者」たるに、無条件にまつりあげてどうするんですか。「迷路」がうんぬん言って。 ロジックもへちまもない。 「知」を「恥」と言い換えた方のコメントはまさしくそうだと思いました】 これは、chihiroさんからのコメントです。 強制的に閉鎖されたブログ「脳内写生」の読者からのコメントは特にうれしいです。 実は私は上野千鶴子さんに私淑していた時代があり、彼女の「豹変」に落胆するあまり、つい「例外者」の視点を見失ってしまったようです。 当時の彼女は「スカートの下の劇場」という衝撃的な作品や「発情装置」という刺激的な作品を発表しており、ホントに「輝いて」おりました。 「お互いに錆び付きたくはないね」と、心の中で彼女にささやいた夜でした。 ------------------------------------------------------------------- 節電と経費節減 2011-06-24 09:03:29 節電をしなければならない、節電をすべきであるという状況のなかで、多くの企業や家庭が節電を実施していますが、企業や家庭にとって「節電=節約=美徳」という安易な風潮が蔓延しているように思えます。 しかし、長期の不況・デフレスパイラルの中で企業も家庭もこぞって「節約」に励むことは消費を後退させ、さらに景気を後退させかねません。 節電を行うのであれば「無駄な照明は消す」「エアコンの設定温度を高めにする」と共に、ハロゲン電球を高額ではあるがLED電球に買い換えるとか、旧式なエアコンを節電型のエアコンに買い換えるなど、企業も家庭もぜひ「消費を拡大する方向で節電」すべきです。 節電に便乗する形で、この際思いっきり「節約」を強調し、社員には不便を押しつけ、汗ダラダラの暑さに耐えて働かせ、大幅に経費を削減しようとする企業の姿勢は「エコ」ではなく「エゴ」しか感じられません。 それにしても、ハロゲン電球のE11の口金と同じLED電球の価格が@6000円もするのは異常です。 高熱を発する店舗照明用のハロゲン電球をLED電球に変換するために、このタイプのLED電球の単価をメーカーはもっと引き下げる努力をして欲しいものです。 ------------------------------------------------------------------- 観葉植物と植物虐待 2011-06-27 18:25:11 画像はミリオン・バンブーと呼ばれる観葉植物です。 私が経営する店舗にこの観葉植物があり、かなり成長して大きくなったので竹カゴ状に編み込まれたこの植物を1本1本バラして見ました。 その結果、画像からも判るように細い竹の茎を針金で固く結び合わせ、さらに直径10センチぐらいの5個の金属の輪に針金で固く結び付けられていました。 その細かな編み込み技術もスゴイと思いましたが、観葉植物にとっては成長を阻害され、何本もの針金が竹の茎に食い込んでいる様子を見ると、むしろ植物が気の毒に思えて「ここまで人間の鑑賞のために植物が矯正されることは植物の虐待ではないのか」と思いました。 結局私は、竹カゴ状に緻密に編み込まれたこの植物の針金をすべて切断し、5個の金属の輪も除去して、「竹は竹らしくまっすぐに成長できるように」ミリオン・バンブーを拘束から解放しました。 動物の虐待は法律で禁じられていますが、生物は皆同じDNAを有しているのですから、人間は植物に対する過剰な干渉・矯正は慎むべきではないでしょうか? --------------------------------------------------------------------- コメントありがとう! 2011-06-28 10:25:50 【Unknown (chihiro) ぶしつけなことを好き勝手に言ってすこし反省しております。「脳内写生」は再開しないのですか?】 実は5年も続けた「脳内写生」は、「脳内射精」なるアダルト商品の誕生を触発したり、同名のブログや同人誌、さらには同名のロックバンドが登場するなど私の想定を超える反響がありました。 その一方で「あえて暴言を吐く」「まじめに性欲を論じる」スタンスを崩さなかったこと、さらに大企業の広告を画像付きで批判(水着モデルがやせすぎである・男の股間が痒くなる等)したことからブログ管理者が利用規約にもとづき、管理者の権限で「脳内写生」なるブログを予告なしに削除してしまいました。 (ただし、読者の皆さんからは見えないだけで、管理者用パスワードを入力すれば5年間のブログすべてを見ることができましたので、バックアップを取ることはできました) ま、私はしばらくの間は「利用規約を守らない札付きのブロガー」と見なされていると思いますので、今後はメーリングリストとか、レンタルサーバーを借りて「脳内写生」なるブログを始めるなど「戦略」を変えて行くつもりです。 なお、都内で開設を目論んでいる「飾り窓の天使 脳内写生サロン」もけっして断念した訳ではなく、かの(株)アニメイトとの商標審判に全面勝利した以上は必ず実現しようと決意しております。 -------------------------------------------------------------------- ショートパンツについて 2011-06-29 13:26:49 【生足反則 (生足いらん)今日は京都の某所で見てましたが、アジア系の観光客も含め日本人も御寺に拝観する姿ではないです。ショートパンツと生足姿は「ムカツキ」ます】 5/23のブログで「ショートパンツに生足」か「ショートパンツに黒ストッキング」かという論争を紹介したところ、遂にコメントが届きました! 私の周囲でも、実はあのブログについて賛否両論があり「ショートパンツに生足」について賛成・反対、「ショートパンツに黒ストッキング」について賛成・反対、さらにショートパンツ姿そのものに反対という意見もありました。 要するに、女性のショートパンツ姿には男女共にかなりの「インパクト」を感じているのであり、だからこそ足に自信がある女性はショートパンツを履きたがるのでしょう。 しかし、あの姿は通勤着としても不適切であり、寺院の参拝にはさらに不向きでしょうね。 かつて社員旅行で永平寺を見学したとき、若い女性社員が膝上20センチのミニスカートを履いていたため、永平寺の入口で参拝を断られたことがあります。 そのとき私は「この程度のファッションが修行の妨げになるのであれば、修行などやめたほうがいい」と反論したことがありました。 この一言で彼女の参拝は許されたのですが、その後、ある寺院で参禅したとき、座禅の指導に当たっていた師家(しけ)が、まさにあのとき永平寺で私と睨み合った僧侶の上司で「あのときのやりとりは覚えている、あの意見には一理ある」と私の意見に賛同してくれましたが、私への座禅の指導の厳しさは格別で「永平寺でのかたきを取られた」と感じたほど警册(きょうさく)で何度も肩を打たれました。 色即是空 空即是色 --------------------------------------------------------------------- 反原発・減原発・原発廃止 2011-07-03 10:18:24 福島第一原発の事故をきっかけに「反原発」「減原発」「原発廃止」の議論が噴出しています。 またこれに「核兵器廃絶」の運動や自然環境保護の団体、自然エネルギー推進派などが、それぞれの立場で「反原発」「減原発」「原発廃止」の意見を表明しています。 私はこうした意見に対してひとつだけ主張したいことがあります。 原発を保有する電力会社の株主総会に「反原発」「減原発」「原発廃止」の議案を提出しても、議決権の過半数をしめる大株主が大株主の利益を守る立場から反対するので議案は可決されることはありません。 電力会社が電力を作りだす原発を放棄したら収入が減り、原発を廃炉にする莫大な費用が発生します。 もちろん会社は株主のものですが、株主総会はあくまでも議決権の過半数を有する大株主の意向で議決されます。 また都市に供給される安定した電力は、発電機(ダイナモ)を強力なパワーで持続的に回転させることで得ているのですから、天候に左右される太陽光発電や風力発電では到底まかないきれません。 「反原発」「減原発」「原発廃止」の議論には各家庭の屋根に太陽電池パネルを取り付けるとか中小河川での小規模水力発電とか燃料電池とかさまざまな提案が含まれますが、どの主張にも一長一短があり、私たちが享受してきた「都市の便利で快適な生活」を継続的に維持できるような発想ではありません。 結局は、「反原発」「減原発」「原発廃止」を推進すれば、私たちは生活水準そのものを引き下げ、質素節約が当たり前の30年〜40年ほど前の生活に戻るほかないのです。 ペットボトルの使い捨て、全自動洗濯機や自動食器洗浄機・エアコン・多すぎるTVのチャンネルと長すぎる放映時間、多すぎるマイカー、多すぎる家電製品、多すぎる自動販売機、エレベータ・エスカレータ、その他便利すぎるすべての商品やサービスの縮小など、あらゆる過剰な「快適さ」を自ら諦める覚悟をして電力が過剰であることを証明しなければ、「反原発」「減原発」「原発廃止」を唱えても空論に終わります。 またそうした運動を推進すると消費が低迷して、さらに不況が深刻になることも受け入れなければなりませんし、工業力が低下してメキシコやギリシャのように国家が「破産」しかねません。 普及した内風呂をやめて銭湯に行く、家庭のエアコンをやめて扇風機にする、マイカーを廃車して自転車と電車・バスで移動する、4流・5流の国力に甘んずる。 「おのおのがた、その覚悟がおありかな?」とは、討ち入り前に大石内蔵助が討ち入りを焦る部下に言ったセリフですが、自分の生活水準を長期に渡り全面的に引き下げる実行力がない人物の「反原発」「減原発」「原発廃止」は議論そのものが空虚です。 しかし大衆はこの悲壮な覚悟ができませんし、ひとたび享受した快適な生活を手放したくありません。 結局、資源がない我が国では結果的に全発電量の半分ぐらいは危険だ・いやだ・を承知の上で現行の原発を稼働させるしかないのではありませんか? こうした私のスタンスは「原発妥協派」と言われるかも知れませんが、あえて異論を申し上げました。 ------------------------------------------------------------------- ストレステスト 2011-07-08 12:20:41 九州にある原発の再稼働を認める旨を地元の町長が発言した直後に、菅サンが全国の原発の安全性を総合評価するストレステスト(耐性検査)を行うと唐突に発表したことで、この町長が「原発の再稼働を認める」旨の発言を撤回するという事態になり、またもや菅サンや政権内部の混乱(ドタバタぶり)を路程しました。 それまで菅サンは「原発は安全」であると主張していたのに、その菅サンが突然原発のストレステストを実施すると発言したことで、政府内の意思疎通が「かなりお粗末」であり、原発政策そのものが「もう めちゃくちゃ」「ちぐはぐだ」と与野党から不満と批判が噴出しています。 民主党は次の総選挙で勝てると盲信しているようですが、国民の大多数は「次の政権は民主党ではない、でも自民党の金権政治も嫌だ」と考えているはずです。 「脳内写生:ご異見版」としては、その時々に発生する時事問題についてすぐ反応することはなるべく控え、冷却期間や調査期間を置いて、世論とは別の切り口で熟慮のうえで「あえて異見を述べる」ことにしておりますが、菅サンの「思い付きストレステスト」発言を聞いて、実は「なるほど」と納得したことがありましたので、まだ思考が生煮えの状態ですが、あえて私見を申し上げたいと思います。 菅サンの「ストレステスト」の真意は、原発に関する「耐性検査」というよりも、むしろ与党議員や野党議員、あるいは国民に対しての「耐性検査」であって、政治家や国民が「どこまでこの政権に耐えられるのか?」という、その限界をテストしたと思うべきであり、その結果、ほとんどの国民は民主党のドタバタぶりに「またか・・・もう勝手にしてくれ」とある種の「耐性」や「免疫力」をもって菅サンが突き付けた「ストレステスト」に耐えてしまったように思えます。 これでは菅サンの思うツボではありませんか? この戦後最悪の労働党政権が、はたしてどのような形で瓦解するのか、私は固唾を飲んで見守っております。 ------------------------------------------------------------------- 自衛隊クーデター:期待論 2011-07-10 22:08:40 あえて異論を唱えます。 民主党には国難に敢然と立ち向かえる強い志がある政治家がおりません。 原発を推進してきた自民党、ゼネコン金権政治に自民党、野党第一党として内閣不信任案を可決できなかった自民党にも政権を委ねることははばかれる状況です。 民主党もダメ、野党も烏合の衆、大衆の蜂起も望めない、となれば今こそ非暴力による軍事クーデターを起こすべき状況ではないのか・・・ 私は軍国主義・軍事政権を待望している訳ではありません。 かつて三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊のバルコニーで演説した「檄文」を思い出して下さい。 三島は「名誉」を与えられていない自衛隊を、名誉ある「国軍」にしたかったのです。 被災地で黙々と働いた自衛隊の皆さん、そしていまも黙々と瓦礫の片づけを行っている自衛隊の皆さんこそ、名誉ある「軍人」なのであり、銃を持たない「国軍」なのです。 「ていたらく」で右往左往している国会よりも、この「国軍」のほうがもしかしたら有能ではないのか? 自衛隊は「国軍」ではない、「軍隊」ではない、シビリアンコントロールによる専守防衛の自衛軍である、しかしその一方で訓練された組織であり、指揮命令系統が明確で、外部からの支援がなくても行動ができる自己完結型の組織です。 私が自衛隊に望むことは、以下のような「限定的強権クーデター」です。 1.自衛隊・海保は無血クーデターを蜂起し首都を制圧すること、同時に少なくとも治安維持の目的で警察と密接に連携すること 2.これは軍事クーデターではなく、国難を乗り切るための5年間の期間限定の「戒厳令」であることを国内外にすみやかにアピールすると共に米軍と緊密に連携すること (沖縄の基地問題も解消できる方策が見つかるハズ) 3.民主主義および議会制政治を5年間停止し、津波に襲われた地区や福島第一原発周辺の私有地の接収など、大規模な被災地からの集団移住等の大所高所からの判断を行い、ただちに強制力のある強権の発動を行うこと 4.国会議員・地方の首長および地方議員の政治家としての活動・発言の制約、マスメディアの取材や報道の制約 5.福島第一原発の復旧・廃炉は東京電力や経済産業省・原子力保安員に任せず、自衛隊が指揮・管理すること 6.自衛隊は赤字国債ではなく国内限定の「軍票」(軍事通貨)を大量に発行し、コントロール可能なインフレを発生させること、同時に海外の投資家向けに「軍事債券」を発行し災害復興の資金を調達すること 私の主張は「暴論」であることは重々承知しております。 でも被災地の避難所にいる方々から見たら、モタモタしている政治家より機動力がある自衛隊のほうが「はるかにマシ」なのではないでしょうか? 原発再開を地元の同意や民意に委ねようとしたら、混乱が長引くだけです。 こうした混乱が続くと、国民はこの国難に望み、ある程度の自由の制約・行動の制約・発言の制約を自ら受け入れても良い、その代わり手際よく混乱を解消して欲しいと思っているのではありませんか? --------------------------------------------------------------------- 九州電力やらせメール 2011-07-12 17:13:55 共産党の国会議員が国会で「九州電力の幹部が社員や関係企業に対し、原発再開をうながすようなメールを地元のケーブルTVの番組宛に送信するように依頼した」ことを指摘したことから、経済産業大臣が国会で「けしからん話である」と答弁したり、九州電力の社長がTVの記者会見で「私に責任がある」と謝罪するなど「話題」として盛り上がっていますが、私はこのやらせメール問題は「?」「どこか変だな」と思い続けています。 いったい、何が変なのか? 電子メールと言えども憲法が保障する「親書の秘密」「通信の自由」「表現の自由」の範疇にある文書であるから、この親書を一方的に公表することは納得できない。 また、会社が自社の社員に対して「会社の利益を守れ」「会社を守れ」「会社に有利な情報を流せ」と指示することは違法ではないし、むしろ当然のことである。 この番組は番組参加者やメールによる投票や評決を行ったわけではない。 従って、原発再開の方向に世論を誘導したとは言えない。 憲法は個人・法人いずれもの「表現の自由」を保障している。 では何が「けしからん」のだろうか? しいて言えば、民主党が右往左往している原発再稼働の微妙な時期に、ケーブルTVの番組に九電社員が「原発再開を望む」旨のメールを送信したことが共産党に暴露され、民主党議員が「あたふた」した、あるいは「逆上した」のではないか。 国民はもう忘れているが、「堀江メール問題」(2006年:小泉内閣)を思い出して欲しい。 この「にせメール」事件は、国会のライブドア関連の質問から端を発した騒動で、堀江貴文はこのメールに全く関与していなかったことが後に判明したため、国会で質問した永田寿康議員は騒動の直後に議員辞任、数年後に自殺した。 ライブドア元社長の堀江貴文が、2005年8月26日付の社内電子メールで、自らの衆院選出馬に関して、武部勤自民党幹事長(当時)の次男に対し、選挙コンサルタント費用として3000万円の振込みを指示したとのメールは実は偽造したメールであり、「自民党が民主党を攻撃すべく仕掛けた謀略?」という見方もある。 なぜなら、自民党はこの後の選挙で民主党に政権を奪取されているように、当時の自民党には民主党を崩壊させなければならない危機感があった、その動機があったからだ。 つまり、民主党は偽メール問題で苦い経験をしているため、九州電力の「やらせメール問題」が出現するや極度に過敏に反応してしまい、つい「けしからん話」と言ってしまったのではないか。 民主党が軟弱な「労働党」であるとすれば、より原理主義的な労働党である「共産党」から「三行半」を突き付けられた、これが今回の「やらせメール暴露」騒動の真の動機ではないのか? ちなみに原発を推進してきた自民党は原発建設に反対する地元での説明会には、必ず御用学者や原発賛成の「さくら」を送り込み、地元の反対を補助金のばらまきで懐柔してきたのである。 そしてその結末が、いまの原発事故なのです。 自民党が学者や地方行政までもを懐柔して来た経緯に比べたら、九州電力のやらせメールなど「ささやかで微々たる情報操作」と言うべきでしょう。 長文になりましたが、ついでに申し上げると、私は東京電力は福島第一原発の事故で全面的に賠償責任を引き受けるのではなく、建設当時に予測・想定できなかった災害の結果起きた事故であり、事故後の対応の不手際についてのみ賠償責任があると訴訟を通じて主張すべきです。 原発は1企業の判断で建設・運営できる設備ではありません。 最大の責任は自民党の原発推進政策にあったのであり、原発建設を容認した地方自治体と、そのチェックが甘かった原子力安全委員・同保安員にこそ真の責任があるはずです。 -------------------------------------------------------------------- ショートパンツ ? 2011-07-15 17:25:14 ショートパンツ・ネタをもう一度。 実は「実話」なのですが、池袋で短いショートパンツ姿の女性の太腿のあたりを見たら、ストッキングの切り返し(パンストの腰のあたりの編み方が厚めに変わる境目)がショートパンツの裾からはみ出しておりました・・・ ショートパンツの丈が短いと、ポケットの内袋がショートパンツの裾からはみ出している女性がいるのですから、ストッキングの切り返しが見えることぐらいは「当然!」なのかもしれませんね。 ところでショートパンツ・ネタのついでに、もうひとつ興味深いツールを見付けましたので画像付きで紹介します。 この「靴べら」のようなツールはショートパンツを履いたとき、股間に股上(またがみ)が食い込んでこないように恥骨のあたりに挟み込むものだそうで、歩いている時に下着等が性器に食い込んで来ることを防ぐとか、下着のモデルさんたちも撮影の際に股間に丸みを出すツールとして愛用しているものだそうです。 またこのツールは女性が洋式トイレで排尿するとき、尿が便座を飛び越えてトイレの床を汚さないようにガードするためにも使うそうで、男性には判らない使い方があるようです。 ちなみに、女性は洋式トイレで両足を開いて排尿すると、尿が前方に飛び出すため、通常女性は両足を閉じた姿勢で排尿するそうですが、もしかしたらV字開脚でこのツールを使用して豪快に前方に排尿する女性もいるのかな? --------------------------------------------------------------------- 更新料:最高裁判決 2011-07-19 20:27:42 賃貸マンションや賃貸住宅の契約を更新する際に、借り主側が支払う「更新料」が、消費者契約法に照らして消費者が不利であることから、更新料の徴収が有効か無効かどうかが争われた3件の訴訟の上告審判決が去る15日、最高裁第2小法廷であり、古田佑紀裁判長は「更新料が家賃と比べて高すぎるなどの特別な事情がない限り、有効」との初判断を示しました。 更新料は、首都圏や愛知県・京都府などで40年以上前から続く商慣行であり、家主側の弁護団によると、100万戸以上の賃貸住宅で設定されているそうです。 今回の訴訟は、京都市や滋賀県のマンションの借り主が2007〜08年に提訴したもので、2審・大阪高裁で「無効」2件、「有効」1件と判断が分かれ、最高裁の判決が注目されていました。 この訴訟では、更新料契約が、消費者契約法で無効とされる「消費者の利益を一方的に損なう契約」に当たるかどうかが最大の争点となりました。 結局、最高裁は更新料について、「家賃の補充や前払い、賃貸借契約を継続するための対価などの複合的な性質を持ち、経済的な合理性がある」と認め、更新料が契約書に明記され、家主と借り主の間に明確な合意がある場合には、「金額が高すぎるなど特段の事情がない限り、消費者の利益を一方的に損なう契約とは言えない」と判断したものです。 しかし最高裁は、借り手側の弱い立場をまったく考慮していません。 むしろ慣例となっている更新料の徴収を違法と判断したときの混乱、特に10年さかのぼって更新料の返還請求が発生したときの貸し手側や不動産業界の損失を考慮した判決であると言えます。 なぜなら諸外国では更新料とか敷金・礼金の慣例がほとんどありませんので、この判決は完全に国際化に逆行しているからです。 なお、住居の賃貸契約の問題として「敷引き」(しきびき)という契約があり、これは解約時に敷金の1か月分を差し引いて返還するというやり方で、最近では「消費者の利益を一方的に損なう契約」と見なされるケースが多くなっています。 つまり更新料は、「敷引き」に比べると悪質ではなく、借り手も契約の時点で更新料を払うことを納得して契約を締結しているのだから契約として成立していると言う訳なのです。 そこで提案です。 不動産業界は賃貸契約の締結の前にその物件を借りた場合、契約期間満了までに権利金・保証金・敷金・礼金・管理費・更新料など返還されない負担金の総額を算出し、「実質月額家賃」を借り手に文書で提示したらどうでしょうか? 私の経験では、普段支払っている家賃の10%〜20%が「返還されない負担金」となるはずです。(月額家賃の他に毎月家賃の10%〜20%が徴収されているのが実情です) 最高裁の裁判官は立派な官舎に住み、安定した収入があり、家賃や更新料などと無縁の生活をしています。 だからこそ、更新料は合法だという「あきれた判決」が出てくるのです。 ------------------------------------------------------------------- 美脚について 2011-07-21 08:46:57 あるサイトに韓国の人気女性グループのポスターが掲載され、さらに別のサイトに彼女たちをスタジオで撮影したスナップ写真が掲載されていました。 撮影された時期は不明ですが、公式ポスターの足はみごとにシェイプアップ(それとも画像処理?)されていますが、スタジオでの記念写真の足は「ごく普通の足」に見えます。 彼女たちがTVで踊っている姿を見ると、まさに「美脚そのもの」なので、「画像処理」というよりは「シェイプアップ」の成果と思われます。 (顔だけでなく足も美容整形している、との噂もあるようですが・・・) ところで、この夏は超ショートパンツで闊歩(かっぽ)する女性が大変多いのですが、同じ生足でも思わず「セクシー」とか「官能的」だなと感じる生足と、筋肉質で「色気がない」生足があり、中には「やめてくれ!」と目線をそらす生足があります。 この違いは、いったいどこにあるのでしょうか? 足の色→なま白くてもダメ、日焼けしすぎていてもダメ 長さ→足は短いより、長いほうがいいが、短くてもキュートな足がある 足の細さ→細いだけの足は魅力的ではない、筋肉質は△、足は肉感的であるべきだ 足の動き→優雅で慎ましい動きがベスト、もしくは緊張感がある足。だらしない足は× 足の外観→「ショートパンツは楽だから」という履き方は×、足が「見られている」と意識していない足は×、虫さされの跡も× げに悩ましいのは、「秘すれば華」的な微妙に隠された足なのですがね。 ------------------------------------------------------------------- 日傘と黒人女性 2011-07-26 21:27:38 JR目白駅前で日傘を差した黒人女性とすれ違いました。 女性の日傘は「当たり前」なのに、なぜか男性の日傘は「似合わない」「そぐわない」と言われますが、日傘を差して歩く黒人女性の姿を見たとき、思わず「おやっ?!」と振り向いてしまいました。 その黒人女性は黒パンツスーツに黒い日傘でしたので一見「カッコいい」状況だったのですが、黒人女性が日焼けを気にするのだろうかと、一瞬不思議な感じがしました。 でも暑さ対策でも黒人女性は日傘は使うであろうし、ご自慢のお肌を日焼けさせない目的で日傘を使っていたのかも知れません。 それなのに、どうして思わず「おやっ?!」と振り向いてしまったのか・・・ なぜ男性の日傘より不自然に感じたのか・・・ 私の固定観念なのか・・・ --------------------------------------------------------------------- 中国の高速鉄道 2011-07-31 22:28:56 中国は「メンツ」を重んじる国であり、韓国は「恨」(ハン:うらみ)の国と言われています。 中国の為政者は、安全や人命尊重よりも「世界最速」とか「大事故後、1日半で通常ダイヤに戻った」ことのほうが大切なのであり、このメンツのためならコピー商品も、新幹線の模倣を国際特許として出願することも意に介さない国なのです。 隣国である中国が、メンツのためなら生存者がいる可能性が高い事故車両を沼に埋め、隠そうとした国であることを、私たちは絶対忘れてはなりません。 中国には、「世界の常識」が通じないことを肝に銘じるべきです。 -------------------------------------------------------------------- ポルノ依存症 2011-08-03 12:39:07 定年退職後にインターネットをはじめ、その結果ポルノサイトにハマってしまう高齢者が増加しているそうで、イギリスでは推定120万人がポルノサイトにハマり、ネットポルノ中毒に陥っているとのデータもあります。 かつて携帯電話にiモード機能が付加されたとき、多くの若者が有料のアダルトサイトを閲覧して、非常に高額な利用料を請求される事例が多発した時期がありました。 一部のユーザーは警察や国民生活センター等に相談して執拗な請求を拒絶しましたが、多くのユーザーは、身に覚えなくても恐喝まがいの請求に恐れをなして、親にお金を出してもらって法外な請求金額を振り込んでしまったようです。 その親の世代が定年を迎えた、まさにその時期に今度は親の世代がポルノサイトにハマってしまうのですから、「全然懲りていない」と言うべきでしょう。 たしかに、ネット上に氾濫する膨大なアダルト画像や動画を検索していると、次第にエスカレートして行きネットポルノ中毒から抜け出せなくなることは容易に推測されます。 イギリスでは、ポルノ中毒者のためのカウンセリングサービスがスタートし、専門のカウンセラーと共にこの症状からの脱却をめざす事業が行われているようですが、こうした大衆の「何事にも依存してしまう」という体質や気質に自ら気付かない限り、大衆はまた別の「何か」にハマってしまうことになるでしょう。 ペット・音楽・ファッション・グルメ・読書・旅行・芸能・結婚・ポルノ・・・こうしたあらゆる趣味や興味を引くもの、さらには「仕事」そのものにまで大衆は依存したがりますが、こうした依存の対象すべてが実は「自分が創造したものではなく、他者が行っている何かのモノマネ」にすぎないか、他者が企画した金儲けに協力しているにすぎません。 大切なことは「なにものか」に依存することではなく、「自己の陶冶」(フーコー)や「大衆への反逆」(オルテガ)なのです。 --------------------------------------------------------------------- NHKの山岸舞彩 2011-08-06 22:03:45 NHKの土日の夜のスポーツニュース「サタデースポーツ」「サンデースポーツ」に出演しているフリー・アナ「山岸舞彩」(24歳)は、東レのキャンギャル出身で、かつて週刊誌のグラビアで水着になったり、テレビ東京やテレビ朝日でお天気お姉さんを担当していたこともあり、NHKの夜のスポーツニュースでは、彼女の「膝上20センチ」の足元を映すと視聴率が一気に2〜3%上昇するのだそうです。 そう言えば、NHKTVの「のど自慢」でも、中央の目立つ椅子に必ずミニスカートの女性の出場者を座らせ、見えそうで見えないアングルを撮るなど、NHKは案外「あざといこと」をして来た「実績」があります。 ところで、わが国の女性のヒザですが、欧米の女性に比べると赤みが強く、膝関節がやや太く見えます。 やはりこの違いは、椅子の文化と正座の文化の違いなのでしょうか。 --------------------------------------------------------------------- NHKの山岸舞彩 2 2011-08-08 07:43:42 美脚の効果は絶大です。 前回のブログで、NHKの山岸舞彩のミニスカートの鮮明な画像をアップしたところ、このブログのアクセス数が急増しました。 一方、わが国の女性のヒザの形が欧米の女性に比べ、少々見劣りすると書いたところ、その画像も見たいとの要望もありましたのでNHKの山岸舞彩の美脚をもう一度紹介します。 -------------------------------------------------------------------- ISについて 2011-08-12 18:34:22 テレビ東京の連続ドラマ「IS」(アイエス:月曜22時放送)をご存じですか? ISとは、外性器・卵巣・精巣・染色体等が男性型・女性型のどちらかに統一されていないか、または男性とも女性とも判別しにくい個体のことで、統計的には2000人〜4500人に一人の確率で生まれると言われていますが、その実体は不明のままです。 「IS」とは「インターセクシャル」「インターセックス」の略で、古くは「半陰陽」とか「ふたなり」「両性具有」とも呼ばれました。 ただ、「IS」「インターセックス」含め、これらの呼称は適切でないとする意見もあり、近年、医療分野ではこうした先天的疾患の総称として「性分化疾患」と呼ぶようになりました。 この「性分化疾患」には先天性副腎皮質過形成症とか、クラインフェルター症候群・ターナー症候群等さまざまな疾患があり、その症状も個体によってまったく状況が異なります。 時には、結婚してから不妊で悩み検査して初めて「滞留睾丸」が見付かる女性も多く、各個体における性自認(自分は男性である、もしくは自分は女性である等の自己認識のこと)そのものも、男性寄りだったり、女性寄りだったり、その中間だったり、あるいは時期によって「ゆらぎ」があり、男性寄りになったり、女性寄りになったりと、一様ではないこともあります。 ちなみに、「性同一性障害」と「IS」や両性具有は明確に分ける必要があります。 「性同一性障害」は、身体における性別の特徴がはっきりしており、身体における性別と各個体における性自認にもとづく性が一致せず、たとえば脳は女性であることを求めているのに身体の特徴として男性器があることを受け入れられない障害を意味します。 しかし、身体の特徴として「IS」や両性具有である個体が、身体の特徴としての男性なる部分、もしくは身体の特徴としての女性なる部分の、どちらかの性別を脳が受け入れることができず、この状況を強く葛藤・苦悶する症例では、「性同一性障害」と「IS」や両性具有が同時に混在していると見なすケースもあります。 私は5年間続けた「脳内写生」と題するブログの中で、何度も「性別や性差は本人が信じ込んでいるほど明確な区別ではなく、性差は曖昧な概念である。ホモセクシャルにせよ、レズビアンにせよ、異性愛にせよ、実に曖昧でそれぞれに明確な境界はない」と述べて来ました。 テレビ東京の連続ドラマ「IS」の公式サイトには「男でも女でもない」「人はひとりひとり、違っていいんだ」と書かれていますが、改めて「人間は一人一人それぞれ違っていて当たり前」であり、オトナになったら各自の性別は自分で選ぶべきであり、同性と暮らしたいのか、異性と暮らしたいのか、誰と結婚したいのか、これらの決断は各自が自分で選択すべきです。 そのためには同性との婚姻も認めるべきであり、もっともプライベートな婚姻に国家が介入することもやめるべきです。 今回のテーマは「判る人に判ればいい、判らない人には判らないでいい」とのスタンスで書いています。 「性同一性障害」や「IS」・両性具有・ふたなり・同性愛等に嫌悪感を抱く読者は今回のブログは「無視」してください。 --------------------------------------------------------------------- 脳とオルガズム 2011-08-15 10:57:56 前回のブログで【性同一性障害や「IS」・両性具有・ふたなり・同性愛等に嫌悪感を抱く読者は今回のブログは「無視」してください】とお願いしたところ、多くのアクセスがありながら、興味本位の書き込みや茶化したコメントが皆無でした。 読者の皆さんの「知的な沈黙」に深く感謝申し上げます。 今回のテーマは「脳内写生 ご異見版」にふさわしく、「女性のオルガズム」についてです。 私は経験上、女性のオルガズムは性交時に骨盤底部に生じる衝撃が何度も脳の内部に伝わり、軽い「脳震とう」を起こすことがひとつの要素になっていると考えています。 最近、オランダのフローニンゲン大学の研究チームは、女性のオルガズム時の脳の働きをMRI(核磁気共鳴画像法)を用いて研究したところ、女性は絶頂時に意思決定を司る脳の領域である「眼窩前頭皮質」のスイッチをオフにしていることを突き止めました。 つまり、女性は絶頂を迎える瞬間に「意識のスイッチ」を切ることで頭の中が真っ白になり、「小さな死」(軽度の一時的な脳の遮断)を作り出しているのです。 この際に、性交時に女性の骨盤底部に生じる脳の方向に向かう衝撃波が脳の内部に伝わり、軽い「脳震とう」が起こり、これが「眼窩前頭皮質」のスイッチをオフにするきっかけとなると共に、さらに女性側の妄想や性交のシチュエーション(不倫・浮気・意外な行為・パートナーの相性等)が加わり、加速度的に「意識のスイッチ」を切りやすくしていると思われます。 性交経験のある女性の約15〜20%は「無オルガズム症」「不感症」であると推定されており、そのほとんどが「性交痛」と「妊娠恐怖」に対する嫌悪が根底にあると考えられています。 アダルトビデオ等では、無理矢理女性を「イカせる」ことが男の手柄のように描写されていますが、女性は脳のスイッをオフにすることでオルガズムを得ているのですから、女性側の妄想や性交のシチュエーション・意外な行為・パートナーの相性・性交痛や妊娠恐怖等の予防を考えつつ、時間を掛けて脳に軽い衝撃を伝えつつ、「意識のスイッチ」を切りやすくすることが大切でしょう。 映画「キリング・ミー・ソフトリー」で有名になった性交時の頸部圧迫(オルガズムの直前に首を絞めることで「意識のスイッチ」を切るテクニック、女性が男性に向かって「お願い、首を絞めて」と懇願するケースもある)も思えば女性が脳のスイッをオフにする方法の一つであったのです。 (言うまでもなく、頸部圧迫や水中での性交は事件・事故を招きます。安易な模倣は大変危険です) ------------------------------------------------------------------- 忍耐力と無関心 2011-08-16 12:13:42 私は山手線の沿線に住んでいますが、7月の上旬から近所のマンションから聞こえるホイッスルの音に少々困っています。 はじめは、道路工事が行われていたため、交通整理の警備員が吹く警笛かと思っていたのですが、良く聞くと交通整理の警笛ではなく、サッカーの応援や夏祭りで吹かれるようなリズムであり、音程が異なる二つのホイッスルが交互に延々と吹き鳴らされていることに気付きました。 しかも、朝の7時頃から二つのホイッスルが交互に吹き鳴らされることもあり、夜の9時すぎまで断続的に毎日「−−−−」「・・・・・・・・」「−−−−」「・・・・・・・・」(−は長音、・は短音)と延々と続いています。 まさに近隣騒音トラブルの典型的なケースなのですが、問題はこの騒音について「お盆休み」になっても誰も苦情を言わないことであり、忍耐強くひたすら我慢しているのか、まったく無関心なのか、実に不可解です。 私もこのホイッスルが吹き鳴らされている時に外に出て、どのマンションから聞こえて来るのか確認しようしたことがありますが、音がマンションとマンションに反響するため騒音の発生源を突き止めることができませんでした。 おそらく子どもがサッカー等の応援に行き、ホイッスルの吹き方を覚えたと推測していますが、その親や家族が連日連夜続く警笛の音に「うるさい」とか「近所迷惑だ」と注意しないことのほうが私には「脅威」に思われます。 子どもに甘いと、その「しつけ」のツケは、いずれ親に「シッペ返し」として降りかかって来る・・・こんなグチを言うこと自体が、もはや通用しない時代になったのですかね。 ------------------------------------------------------------------- Jumi ちゃんのコメント 2011-08-19 18:16:30 【脳内写生 ( Jumi ):非常に興味深いテーマですね。 男の手柄w 改めて、脳内写生とはずはり言い当てたタイトルです。 オーガズムや深い快楽、それらはフィジカルなレベルではなく、脳で感じると、比べものにならない位、もの凄いエネルギーや可能性を 産み出すのだという事を、学習しております。その時の脳波ったら、凄い事になっているでしょう。 例えばその感覚は、男性の夢精の感覚に近いのかな?とか、女性の私なりに解釈しております。 例えば夢の中でも良いですが、眠りに落ちるかどうかというときに、脳のスイッチが興奮状態に切り換わったら、物凄い感覚です。 まだ、自在に操ることが出来ないです。訓練がまだまだ足りませんね(笑) さらに、そのエネルギーは、その人を輝かせるのではないかと思います。肌をはじめ、身体にも影響が出ると思います。 特に女性は、変化が分かりやすいのではないでしょうか】 前々回、「女性のオルガズム」について論じたところ、このブログの愛読者である Jumiちゃんから上記のコメントが届きました。 私が【アダルトビデオ等では、無理矢理女性を「イカせる」ことが男の手柄のように描写されています】と述べたところ、 Jumi ちゃんは、すかさず「(あれは)男の手柄(なんだ)」と鋭く反応しました。 言うまでもなく、男性の「手柄」に依存したオーガズムは真のオーガズムではありません。このことに、すでに Jumi ちゃんは気付いて いるのです。 Jumi ちゃんはもっか、官能的快楽の爆発的エネルギーを活用することで宗教や道徳にとらわれない「至高性」の領域に超出する チャレンジをしています。 しばらく Jumi ちゃんにお合いしていないのですが、 Jumi ちゃんの内部でオリジナルな性欲の純度を高め、その爆発的エネルギーを 利用して大衆が決して到達できない「至高性」の領域への接近がかなり進んでいるようです。 【まだ、自在に操ることが出来ないです。訓練がまだまだ足りませんね(笑)】 そうです、でもその難しさに気付くことと、犯罪者にならずに「なにものにもとらわれない自在なる自己」(何をしても許される存在) に気付くことは、ほとんど同時なのですよ。 【例えばその感覚は、男性の夢精の感覚に近いのかな?とか、女性の私なりに解釈しております】 これだけは言えます、「夢精の感覚」は一瞬の快楽だけで「情けない感覚」しか残りません。女性の深いオーガズムに比べたら、 一般的な射精や夢精など「月とスッポン」です。 それだけに、男性がオリジナルな性欲の純度を高め、深くて持続する「至高性」に到達することはきわめて稀れであり、「例外者の系譜」 remiに名前を残した男性は過去500年に数人しかおりません。 --------------------------------------------------------------------- 島田紳助さん、芸能界引退 2011-08-24 11:06:43 レギュラーTV番組を多数抱えていた人気タレントの島田紳助さん(55)が昨夜、東京都内で記者会見し、暴力団関係者との交際に関して、即日で芸能活動を引退することを発表しました。 島田さんの記者会見によれば、十数年前に芸能界をやめようと思ったとき、友人に相談したら暴力団関係者を紹介され、悩みを打ち明けるような交際が始まったとのことです。 (わが国の慣例として歴史上の人物や、有名人・芸能人・犯罪者等を「呼び捨て」にすでにしますが、彼は昨夜芸能界を引退して一般人となり、さらに犯罪者でもありませんのでこのブログでは彼を「さん」付けで記述いたします) マスメディアの多くは「暴力団関係者との親密交際」が原因と報道しておりますが、私の記憶では6年程前に暴行騒ぎを起こし、彼は現在も係争中の裁判を抱えているはずです。 今回の引退のきっかけは、所属する「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」に島田さんと暴力団関係者の間でやりとりしたメールが持ち込まれ、このメールがホンモノであることを島田さんが認めたことから引退を決断したようです。 不思議なのは、「親書」としてその秘密性が憲法で保障されている電子メールが、当事者に無断で外部に持ち出された行為がまったく問題にされず、島田さんの「暴力団関係者との親密交際」だけが強調されていることです。 実は、係争中の裁判はTVドラマのように法廷の中だけで行われているのではなく、法廷外闘争とでも呼ぶべき「法廷外での公判戦略」が深く静かに進行しています。 これを「場外乱闘」と言いたいところですが、あくまでも非犯罪的かつ「おもて」に出ない駆け引きなので「法廷外での公判戦略」と婉曲な表現に留めますが、たとえば法廷では取り上げられない相手のプライバシーを暴き、これを「ちらつかせる」ことでプレッシャーを掛けたり、事件にならないような陰湿な方法で相手を「おどす」ことを何度も繰り返すことで、相手の戦意を喪失させたり、社会的地位の失墜を企てるなどがその代表的な例です。 一部の弁護士は法廷における正々堂々の論争よりも、こうした裏工作に長(た)けており、こうした戦略で相手に訴訟を取り下げさせたり、有利な和解に持ち込むことを得意とする者もおります。 私は島田さんの引退のケースは、こうした「法廷外での公判戦略」に負けたのか、あるいは長い訴訟に嫌気が差したのではないかと推察しています。 -------------------------------------------------------------------- JAL国内線機長、全裸で女性の下着を物色 2011-08-27 07:25:52 浦安市にマンション1階に住む女性会社員(22)宅のベランダに侵入し、干してあった下着を盗もうとして、パトロール中の警官に発見され、窃盗未遂と住居侵入の現行犯で日本航空パイロット55歳が逮捕されました。 浦安署によると、機長は「女性の下着がほしかった」と容疑を認めており、逮捕時、機長は全裸でサンダルをはいただけの姿だったそうです。 性犯罪は大衆の目線で見ると、一見奇異に思え、ほとんどの場合「ヘンタイ」の一言で片づけられてしまいます。 しかし、「脳内写生研究所」なる結社を主宰する私は、「オリジナルな性的妄想を強化して、この爆発的エネルギーを活用して至高性の領域に超出する」ことをライフワークにしております。 その際、重要なのは大衆・衆愚に留まることができない「内奥に存在するもう一人の自分」もしくは「複数の人格を自在に着脱できる存在」に気付き、自分が大衆ではない「例外者」であることに覚醒することが不可欠であり、さらに大衆社会の中であくまでも合法的に「アジール」(大衆の侵入を厳しく拒絶する「例外者」のための避難所)を設けたり、犯罪者にならないための自制心を鍛える必要があります。 非合法活動や違法行為をすれば、結局「自在なる自己」が維持できなくなるのであり、上記のJAL機長のように信用を失い、仕事を失い、家族を失い、裁判という大衆による「ワンパターンの手続き」を経て刑罰を科せられることになります。 大衆・衆愚の世界では常に妄想を恐れ、妄想を抱くことを否定し、妄想が暴走することを「病的」と見なします。 大衆のための、あらゆる道徳も、あらゆる法律も、あらゆる教育も、あらゆる宗教も、大衆社会ではすべての妄想と性欲が忌避され、妄想や性欲を強化したり、快楽を満たすことを断じて許さない頑強な仕組みが構築されています。 しかしその一方で、脳の中で考えることは「なにごとも許される」と憲法は保障しているのです。この憲法が保障する「信教の自由」を活用しないのは「もったいない」と思いませんか? 生涯、窮屈な「大衆」のままで、辛抱するのですか? 全裸で女性の下着を物色し、「女性の下着がほしかった」と供述する機長は大衆社会の中ではただの「変質者」にすぎません。 仮に、彼の脳の中に広大な妄想の領域があり、女性の下着を盗むより、深い官能的快楽を伴う豊かで知的で上品な世界があると気付いていたら、女性の下着を盗む必要もなく機長としての仕事も地位も尊敬も失うことはなく、逮捕されることもなかったでしょう。 大衆社会において、犯罪者に堕ちることもなく、社会的信用を失うこともなく妄想や性欲を強化することは「たぐいまれな才能」であり、想像力や創造力を高める非常に知的な営みなのです。 --------------------------------------------------------------------- 民主党 野田佳彦氏が新首相へ 2011-08-30 18:24:03 「ドジョウが金魚のまねをしてもしょうがねえじゃん」(相田みつをの詩) 松下政経塾第1期生が初めて総理大臣に就任しました。 その総理が「ドジョウのように泥臭く、国民のために汗をかきたい」と発言しましたが、 わが国の総理総裁が「オレはドジョウだ、ドジョウで悪いか」と開き直る姿にちょっと違和感を覚えました。 特に外国メディアを通じて「ドジョウが金魚のまねをしてもしょうがねえじゃん」と発言する首相が海外にどのように紹介されるのか、ちょっと心配です。 たぶん「こういうルックスなので、総理になっても支持率は上がりません。だから解散はしません」という発言に関連して相田みつをの詩を引用しながら、自虐的なジョークを言ったものであり、「自分はエリートではないから、外見を気にせず泥臭く働くぞ」という意味とは思いますが、外国には生き物にまつわる様々な偏見や諺(ことわざ)があるので注意が必要です。 たとえばわが国では「亀」は「長寿の象徴であり、おめでたい生き物」と見なされますが、一部のアジアの国では「不吉な生き物」と見なされており、日本人が大好きなタコでさえ「デビルフィッシュ」と呼ぶ国があります。 ところで、どなたか「ドジョウ」にまつわる海外の偏見や諺を教えてください。 新総理が「ドジョウ」「ドジョウ」と連呼したことで、相田みつをの詩が注目されているそうですが、「高級ドゼウ料理店」から見れば、「喰えない金魚よりもドゼウのほうが値打ちがある」と言いたいところでしょう。 ------------------------------------------------------------------- 「とくダネ!」小倉智昭氏の失言 2011-09-02 14:15:34 「とくダネ!」(フジテレビ系)の人気キャスター小倉智昭氏(フリーアナウンサー)が、島田紳助さん引退のニュースを紹介した番組の中で「みなさんの周辺でも、知らないうちにそういう(暴力団の)人が解決してくれるってことは起こるはず」とコメントした件で、この発言は「暴力団を使った問題解決を肯定している」として、ネット上で非難が殺到したそうです。 同氏は「気がついたら(暴力団との関係に)巻き込まれていたということもある。『気をつけてほしい』ということで言ったつもりだったが、どうも言葉が足らなかった」と釈明しています。 しかし、ある国会議員(みんなの党)は同氏の番組の降板を求めています。 ところで、最近の暴力団は「我々は暴力団でございます」と自ら名乗らず、むしろ表向きは普通の会社を装っていたり、政治団体やNPO法人・金融業者(カード金融・商工ローン等)を名乗る組織も存在します。 なぜなら、「○○組」「△△会」等の暴力団名を名乗るだけで暴力団新法の取締り対象と見なされてしまい、身動きが取れなくなるからです。 したがって「気がついたら(暴力団との関係に)巻き込まれていたということもある」と釈明する小倉アナの見解は身近でも起こりうることであり、銀行等では暴力団そのものとの取引きはもちろんのこと、最近では組織名を名乗らない「反社会的勢力」(振り込め詐欺のグループや口座の不正売買、携帯電話の不正取得とその不正売買、詐欺や恐喝のグループ)に対しても「いっさい取引きをしない」、「もし反社会的勢力が偽装して金融機関に口座を設けても一方的に解約できる」等の条件を明示しているほどです。 島田紳助さんの引退については、引退会見のあと誰がどのような手段で公表したのか判然としないまま100通を超えるメールの全文が週刊誌に掲載されるなど、島田紳助さんとリアル暴力団との親密交際が明らかになってきましたが、むしろ今後注意しなければならないのは暴力団新法の取締り対象にならない「組織名を名乗らない反社会的勢力」、あるいは「合法的な企業および法人を名乗る反社会的組織」、「法律にもとづく名称や活動を装った団体等にカムフラージュされた反社会的勢力」であり、今後さらに増えるのは企業の倒産や自己破産により食い詰めた元経営者や、増えすぎた弁護士による不正行為等であり、彼らの違法行為は実に巧妙か、逆に実に稚拙で「ヤケクソ・破れかぶれ」型の違法行為が特徴となります。 でも、親戚にヤクザがいたり、息子が暴力団員である著名人・政治家・芸能人はこうした人物との「交際」や「接触」はできないことになりそうです。 (このコメントは特定の人物を想定したコメントではありません、念のため) ------------------------------------------------------------------- 性犯罪者情報公開法 2011-09-06 14:00:59 大阪府の橋下徹知事は、子供を対象にした性犯罪の前歴者に居住地の届け出を求める条例制定の検討を指示しました。 今後、有識者会議などを開いた上で来年2月の府議会に提案するとのことです。 同知事は、諸外国との対応を比較し「正直日本は生ぬるい」と述べており、「(性犯罪は)ある種病的な(事件)で社会科学的に再犯率が高いとのデータがある以上、(出所者の)プライバシーという言葉だけで思考停止して何も手を打たないのは行政の任務放棄だと思う」述べています。 韓国でも、性犯罪の前科がある人物の顔写真や名前などの情報を居住地近隣の未成年者のいる世帯に告知する制度が今月から始まりました。 韓国法務省はこうした制度により「潜在的な性犯罪者の犯行を抑止できる」としていますが、こうした制度は性犯罪者への二重処罰になるとの批判や、対象地域のイメージダウンを招くなどの指摘も出ています。 性犯罪前歴者の居住地届け出条例で有名なのは「ミーガン法」(Megan's Law:メーガン法・俗称)であり、1994年にアメリカのニュージャージー州で成立した「性犯罪者情報公開法」です。 この法律が作られたきっかけは、ミーガンという少女が暴行ののち殺害され、被疑者のジェシー・ティメンデュカスが過去にも性犯罪を犯していたことが判明したため世論が高まり、性犯罪者の再犯率の高さを根拠とし法制化されました。 この法律は、一般に性犯罪者とよばれる人々をさまざまなメディアやインターネット上に公開して住居等を公表することを司法権力に要求できるようにするものであり、具体的には性犯罪で有罪になった者が刑期を終えて出所した後もその動向を監視し、一般に公開する制度として運用されています。 この法律の運用は各州によってまちまちですが、出所(仮釈放)時や転入・転出に際して、住居周辺の住民への告知が行われたり、住居に性犯罪歴があることを示す「マーク」を掲げるよう求めている州や、累犯者に対して性欲を抑制するホルモン療法を強制する州もあるそうです。 米国では「ミーガン法により加害者は家族・地域から孤立させられ、犯罪でも犯さなければ生きていけなくなる」との指摘もありますが、そもそも犯罪自体が社会的に認められない行為であり、孤立と性犯罪についての因果関係は存在しないことから、法的にはこうした孤立等はすべて加害者個人の「身から出たサビ」とされており、ミーガン法の施行によって再犯が増加した事実は報告されておらず、同法は犯罪抑止力となりうるととらえられています。 一方、わが国では大阪府のような傾向も一部にはありますが、たとえば婦女暴行や強制わいせつ・痴漢・盗撮・下着泥棒などの性犯罪の被害にあったことのある女子高生1156人のうち、約70%が、「面倒くさい」「犯人が捕まらないから無駄」「警察に話すのが怖い、恥ずかしい」等の理由で警察に被害を届け出ていないことが判明しています。 性犯罪者情報公開法の制定は先進国の趨勢(すうせい)でもあるようですが、親の趣味・主観だけで少女に性的関心を招くような服装や髪型をさせたり、自由放任の行動を許すとか、不特定多数に対する顔等の露出等を親も当人も共に自重し抑制しなければならない と自戒すべきです。 なぜならミーガンちゃんが性犯罪の標的にされたのは、両親が「全米美少女コンテスト」的なイベントにドレスアップしたミーガンちゃんを繰り返し出場させていたことが性犯罪者の目にとまり、暴行・殺害へとつながったからです。 性犯罪の予防・抑止はまさに親や子ども達の「自重」と「自戒」から生まれるのではないでしょうか。 --------------------------------------------------------------------- エロティックなスポーツ 2011-09-09 12:59:19 世界バドミントン連盟(BWF)が、世界選手権やスーパーシリーズなどのグランプリ以上の競技大会で観客を集めるために、女子選手にミニスカートの着用を義務付けると発表しました。 中国やインドネシアなどの選手が猛反発しているそうですが、日本代表チームのユニホームはすでにミニスカートを採用しています。 もちろん、スカートの下に短パンを履いているそうですが。 一方、米国で行われている7人制の女性によるインドアフットボールのリーグのユニフォ−ムは、ブラジャーとパンティーのランジェリーであることが義務付けられており、「ランジェリー・フットボール・リーグ」と呼ばれています。 このリーグは2004年の第38回スーパーボウルのハーフタイムショーの際に、アトラクションとしてランジェリーボウルが行われ、ケーブルTVを通じて全米で数百万人が視聴したことが始まりとのことです。 世界バドミントン連盟が女子選手にミニスカートの着用を義務付けたところ反発を受けましたが、「ランジェリー・フットボール・リーグ」は逆にブラジャーとパンティーのランジェリー姿(画像)で競技することで絶大な人気を博しています。 女性がスポーツをする場合、「オンナであることを捨てる」か「オンナであることをあえて強調する」か「その中間に留まって競技する」かのいずれかに分かれると思われます。 女性は男性と対等に競技すべきであることは重要な原則ですが、現実には女性と男性の競技は明確に分かれており、むしろ男女の性差を認め女性は女性として、男性は男性としてスポーツを行うべきです。 その際、「オンナであることを捨てる」か「オンナであることをあえて強調する」か「その中間に留まって競技する」かは競技者の選択に委ねるべきであり、連盟がコスチュームを強制することは競技者の人格を抑圧することになります。 私見ですが、「なでしこジャパン」の澤選手の髪の毛(ポニーテール)が長すぎて、競技の邪魔にならないのかと感じています。 澤選手と同学年だったある女性は「あれは思春期にボーイッシュな格好をしすぎた反動です」と申しておりました。 もうひとつ別の話題ですが、最近韓国で開催された世界陸上に両足が義足の選手が出場していました。 健常者も障害者も差別することなく同じルールで一緒に競技することは重要な原則ですが、現実には健常者と障害者の競技は明確に分かれています。 新素材を多用した義足は軽く、しかも反発力があるので健常者と障害者が一緒に競技した場合、いつか健常者の記録が破られる可能性があります。 たとえそうであっても、オリンピックに登場した両足義足の選手を世界中の観衆が拍手で祝福すべきでしょうが、破れた選手の心の奥には「これが本当のフェアな競技のか」という疑問が湧き上がると思います。 そうした疑念をあえて黙殺してでも、健常者は両足義足の選手を拍手で祝福する時代が来るとの覚悟だけはしておくべきと思います。 近代オリンピックの創始者であるクーベルタンは「私は女性がスポーツをする姿を見たくない」と公言していましたが、女性や障害者の社会進出の機会は時代と共に進展していくものです。 -------------------------------------------------------------------- 政治家の舌禍 2011-09-13 22:20:39 自民党の政治家にしろ、民主党の政治家にしろ、政治家の不用意な発言や不適切な表現が繰り返され、そのつど政治家が発言を撤回したり、陳謝したり、不用意な発言の責任を取って辞任したりして来ました。 また米国との外交交渉では政治家は常に「二枚舌」とでも言うべき方法で「外向きの発言」と「内向きの発言」を使い分けて来ました。 どうやら政治家には「クチは災いのもと」というコトワザが通用しないのかもしれませんね。 ところで米軍はわが国の米軍基地において、テロリスト等が使用する携帯電話やEメールを常に傍受し、監視を続けていますが、同時に「沖縄」「基地」「普天間」等の沖縄の基地移転に関するキーワードも常に監視しており、国会議員が使っている携帯電話もその監視の対象になっています。 国会議員が携帯電話で連絡を取り合っている姿は日常的にTVに映りますが、あの会話が米国側に傍聴されていて、先手を打たれ国益を損なっていることがあることも国会議員なら自覚して欲しいものです。 むしろクチに出す舌禍よりも、政権中枢にいる国会議員の携帯電話やEメールから漏れる情報のほうが甚大な損失を招いているはずです。 ちなみに、一般市民の携帯電話やEメールを監視しても、ほとんど意味がありません。 日々交わされる「くだらない会話」をすべて傍聴するほど米軍はヒマではありません。 むしろ重要なポストにいる人物やテロに係わる恐れがある人物を重点的に監視するハズです。 だからこそ、国会議員は携帯電話での会話やEメールでの連絡は強く自戒すべきなのです。 -------------------------------------------------------------------- やどかりの発想 2011-09-16 18:06:31 東北の三陸海岸には「これより下に家を建てるな」と書かれた石碑が高台の上にいくつか存在します。 この石碑は、何度も津波の被害にあった先人たちが、後世の人たちへの「いましめ」として残した警告だったのですが、時代とともに忘れ去られ、再び海岸近くまで住居や商店・工場等を建ててしまいました。 そして復興計画を見ると、もう一度巨大な防潮堤を作り、もとの場所に街作りを行う方針が示されています。 これは土地に縛られた発想であり、「やどかり」の発想ではありません。 私は仕事と収入に見合った賃貸マンションに住むことに徹しており、住まいが古くなれば新しい部屋に引っ越すことにしています。 同様に、災害の危険があれば、より安全な場所に引っ越します。 都内では3・11の大震災のとき、帰宅困難者が大量に出現しましたが、私は仕事場の近くに住んでいたので帰宅困難者にならずに済みました。 先日の大雨で四国や紀伊半島で大洪水が発生しましたが、グーグルの地図で確認すると堤防が決壊した場所はもともと川の中か、谷筋と呼ばれる地形に住宅を建設していました。 地元では100年に一度の洪水でも大丈夫と過信していたようですが、100年に1度どころか建設から数十年で決壊してしまったのです。 平地が少なく、山と地震が多く、人口が多いわが国ではどうしても海抜が低い土地や水が豊富な谷筋に住みたくなりますが、そこは自然災害の多発地帯でもあるのです。 土地や家を持つから身軽に引っ越しできなくなります。 でも冷静に考えてみてください。 親が苦労して手に入れた土地や家に、その息子や娘が住む可能性がどれだけあるのでしょうか? 息子や娘が大人になったとき、都会に出て行ってしまったり、親と同居しないことを選択する可能性のほうが、むしろ高いのではありませんか? たとえば相続税のことも考えておくべきです。 かつて田中角栄氏が目白に「目白御殿」を建て、同氏の個人名義しておりましたが、同氏が死去したらその土地の半分が「物納」として国税庁に納められ、現在は半分の土地に田中真紀子氏(国会議員)が暮らしています。 つまり相続税の仕組みは、要するに親子3代相続したら、その土地は維持できなくなる仕組みになっているのです。 土地にしがみつき、災害に見舞われ、借金を重ねて家を再建しても、おそらく息子も娘もそこには住みますまい。 原発事故・核汚染のことを考えたら「やどかり生活」のほうが余程気楽ですよ。 ------------------------------------------------------------------- 盗撮とパンチラ 2011-09-20 21:33:00 先日、山手線の某駅の登りエスカレーターで、マイクロミニの女性が私の左側を大胆に追い越して行きました。 なぜ彼女が「大胆」であったかと言えば、公然のパンチラ、あたかも「見たいヤツは勝手に見な」と言わんばかりの無防備かつ傍若無人のスタイルであったからです。 あのマイクロミニはミニスカートの内側にいわゆる「見せパン」が縫い付けられた構造なのでしょう。 そこでふと考えました。 ミニの下に「見せパン」が縫い付けられている場合、もしくはミニの下にスパッツやブルマー、ショートパンツを履いている場合、男性がそのミニを覗き込んだら「痴漢」や「覗き」になるのでしょうか? また、こうしたファッションの女性のミニの中を携帯電話のカメラ等で盗撮し、逮捕された場合、はたして「盗撮」になるのでしょうか? 街なかで時々、タウンウォッチングをしているとデジカメで通行人を撮影したくなることがあります。 あなりにもひどい歩き方や、すり減った靴を履いている人を見ると、ついブログに載せたくなることもあります。 でもデジカメで通行人を撮影することが、すでに「盗撮」呼ばわりされかねない社会なのです。 でも「盗撮」とは、本来「見られたくない場面を覗かれ、不当に撮影されること」だと思うのですが。 美しい女性を「めでる」とか「目の保養」として見つめることもままならないなんて、死んだ方がマシです。 ------------------------------------------------------------------- ズルイパンツ 2011-09-23 22:09:47 ワコールはお尻から太ももにかけてのたるみがちな部位を「二の尻」(にのじり)と名付け、タレントの優木まおみさんを「二の尻クイーン」に任命しました。 たぶん「二の尻」は、「二の腕」をもじった造語だと思います。 ワコール人間科学研究所によれば、「お尻は加齢によってたわむ、下がる、そげる・内側に流れるという3ステップで変化する」そうで、若い頃の体型を維持したければガードルなどの機能性下着を着用すべきであるとのことです。 そこでワコールは最近「二の尻から、お尻マイナス5歳」「−5歳の着やせパンツ」を発売。 「寄せてあげるブラ」が進化して、たるんだ「二の尻」を下からしっかりと持ち上げてお尻の形を整えるパンツになったと思えば分かりやすいと思います。 そう言えば、「履いて歩くだけでカロリー消費」(Wing)なるキャッチコピーの「ズルイパンツ」もありました。 「−5歳の着やせパンツ」と「ズルイパンツ」を交互に履いたら「年齢不詳のズルイお尻」になるかな? 画像をじっくり見ると、網膜がキズ付くかも知れませんので、ご注意ください(笑)。 --------------------------------------------------------------------- 民主党の小沢一郎元代表の元秘書3人に有罪判決 2011-09-28 10:06:16 判決は小沢氏側が否定し続けた政治資金収支報告書の虚偽記載があったことを「認定」し、さらに状況証拠だけで被告3人共犯関係も「認定」したため、小沢氏と秘書との「共謀」が成立する可能性もあります。 この判決で裁判官は「政治資金規正法の趣旨にもとる悪質な犯行」であると述べていますが、この判決には注目すべき特徴があります。 それは検察官が作成した取り調べ段階の供述調書が信用できないと見なされ「証拠」として採用されず、法廷における被告や証人の供述基づいて共謀が成立すると判断した点にあります。 刑事裁判では、意外なことに審理は法廷において行われるのではなく、警察や検察の捜査段階で作成された様々な供述調書によって審理の方向性や裁判官の心証が事実上確定してしまうのであり、この裁判のように「検察官が作成した取り調べ段階の供述調書が信用できない」と見なされ、これを証拠として採用しないまま判決が下された裁判は異例中の異例なのです。 (ちなみに警察調書が「信用できない」と判決で認定されることは時々あります) 見方を変えれば、これまでの密室で作成された調書に頼った審理から、公開された公判における証言を重視して裁判官が心証を形成して判決を下す裁判に流れが大きく変わってきたと言えます。 ただし、こうした裁判における審理の変化は「状況証拠に依存した判決である」と批判されたり、控訴審(高等裁判所)において新たな証拠や証言が出現した場合には一転して「冤罪」「無罪」となる恐れもあります。 なお、この裁判において判決が重視する「状況証拠」ですが、被告らは、陸山会の土地購入費に充てられたとされる小沢氏からの借入金4億円を「平成16年分政治資金収支報告書」に、またその返済金4億円を「平成19年分収支報告書」に記載しなかったとの事実の裏付けとして、水谷建設元社長らが、公共工事の下請け受注の謝礼として小沢氏側に16年10月と17年4月にそれぞれ5千万円の現金を渡したと証言したことについて、「客観的証拠とも合致しており、信用できる」と「認定」しています。 その上で、4億円の不記載の動機について「小沢氏からの4億円を記載した収支報告書が公表されれば、その原資や水谷建設からの現金受領などが明るみに出る可能性があり、4億円を隠蔽(いんぺい)しようとしたことが合理的に推認できる」と指摘し、検察官が作成した取り調べ段階の供述調書が信用できないとして証拠として採用しなかったものの、結局、検察側が主張する事件の構図を裁判官が認めた形となっています。 一般的に、検察調書が証拠として採用されなければ被告は無罪となるのが通例なのですが、小沢元代表の不起訴が検察審査会で2回も不当と判断され、結局、強制起訴されたことから、この裁判では世論に配慮して「完全無罪」とすることができず、法廷証言のみに立脚して「有罪判決」を下したのではないか、と推測しています。 -------------------------------------------------------------------- あんパンと牛乳 2011-09-30 15:19:14 私のスタッフのひとりであるモーニングさんと雑談していたら、あんパンの話になり、彼女は「あんパンを食べるときは、必ず牛乳が飲みたくなる」と申しておりました。 そこへM氏が雑談に加わり、「私はカステラを食べると牛乳が飲みたくなります」と話を盛り上げてくれました。 私の場合は銭湯の湯上がりに牛乳が飲みたくなりますが、あんパンやカステラと牛乳が結びつくことはありません。 もしかしたら、「どんなときに牛乳が飲みたくなるか?」という質問を世代ごとに集めたら、世代ごとの特徴が鮮明に現れるのかもしれませんん。 なお、かつて駅弁と一緒にお茶を買うと、針金の持ち手が付いた使い捨ての素焼きの急須(キュウス→汽車茶瓶)に熱いお茶が入っていましたが、その急須がやがてポリエチレン製となり、さらにペットボトル入りのお茶に取って替わりました。 モーニングさんとMさんはさすがに「駅弁の素焼きの急須は知らない」と申しておりましたが、ふと、あの素焼きの急須をなつかしく思い出した一時でした。 --------------------------------------------------------------------- 地デジと録画の関係 2011-10-05 10:46:16 地上波のTV放送が終了し地デジの時代へと移行しましたが、当家ではすでに2年前から地デジに移行しております。 問題は、その2年前の地デジ移行にあります。 私が購入した42型の地デジ対応TV(アクオス)には、まだ録画機能がなかったため、ハードディスク(HD:東芝)に録画できるビデオデッキを同時に購入し、これを購入した42型の地デジ対応TVにつなぐという組み合わせを選択しました。 つまり地デジの電波は、まずアンテナを経由してHDDビデオデッキに入り、HDDビデオデッキを経由して42型の地デジ対応TVに届くことになります。 ところが、当時実際に地デジの番組を見ていると頻繁にTVの画面上にモザイク状の穴があき、「あれ?地デジってこんなに映りが悪いものなか、こんな画質でアナログ放送をやめたら、さぞや苦情が出るだろうな」と思っておりました。 それから1年後、すでに接続していた「光テレビ」(インターネットテレビ)の関係でTV回りの配線が複雑になり、TVの裏のホコリも掃除できない状況になっておりましたので、思い切ってすべてのコードを外し、TVの裏の大掃除を行いました。 その時です! HDDビデオデッキを取り外し、何気なくアンテナケーブルと42型の地デジ対応TVを直接つないだところ、なんとビックリするほど画像が鮮明になったのです。 あやしい、実にあやしい! そこで池袋のビックカメラに行き、地デジ専門員にこの現象を話したところ、「そうした現象は起きないはずなんですが、でも可能性は否定できません。売り場にある製品で実験してみましょうか?」とのこと。 ワクワク! さてその実験の結果なのですが、現在当家では録画用ビデオデッキを外し、アンテナケーブルを直接地デジ対応TVにつないでおります。 このためTV番組の録画ができず、「オタクはTVの録画装置がないの?遅れているねぇ」と馬鹿にされております・・・ このため、近々HDD内蔵のTVとビデオが一体型の製品を2台目TVとして購入する予定です。 あの・・・外付けのビデオはあきませんでぇ〜 ------------------------------------------------------------------- ギリシャの財政危機 2011-10-07 13:15:33 09年秋のギリシャ財政危機をきっかけに始まった欧州債務危機は、フランス・ベルギー系大手銀の政府救済やイタリア国債の格下げの事態に発展しています。 08年のリーマン・ショックでは、各国が財政出動を行い失速する経済を支えたが、現在は先進国を中心に財政悪化が深刻化しており同様の危機回避策を取ることは困難な状況です。 このまま欧州債務危機を放置すれば、影響はギリシャだけにとどまらず、欧州全体、ひいては世界全体に広がる恐れもあります。 もし財政危機にあるギリシャの国債がデフォルト(債務不履行)に陥れば、同国の国債を保有する欧州の金融機関の経営を直撃し、資金収縮の連鎖が世界経済を一気に冷え込ます懸念もあります。 金融機関が保有する債券が危機の震源になった点では、リスクの高いサブプライムローン(低所得者向け高金利住宅ローン)の証券化商品を大量に保有していた「リーマン・ブラザーズ」破綻と同じ構図です。 当時、リーマン破綻は想定外の事態で市場は極端に動揺し、疑心暗鬼が膨らみ、信用不安は一気に拡大したため「G20」財務相・中央銀行総裁会議は、「世界経済が回復するまで必要なことは何でもやる」との声明を発表すると共に、各国は財政出動や金融緩和を積極的に行い、世界同時不況に対応しました。 しかし、今回のギリシャの財政危機では講じられる手段は非常に限られています。 リーマン後の大規模な経済対策で、各国の財政事情はまさに「火の車」であり、大規模な財政出動を行う余裕などなく、むしろ債務が積み上がって財政危機の火種になっています。 金融政策も事情は同じで、先進国の中央銀行は相次いで超低金利政策を実施してきたことから、これ以上の低金利政策は取れません。 さらに最近では、中国など新興国でも景気減速懸念が台頭し、リーマンショック後のように、新興国が消費を拡大し不況からの回復をすることも期待できません。 また、欧州債務危機が金融機関や各国に波及しないよう、防御策構築が進められているものの、ユーロ圏諸国の政治状況の違いから足並みが揃いません。 「欧州に欠けているのはガバナンス(統治能力)だ」と言われる有様です。 欧州共通通貨ユーロを採用する17カ国は調整に手間取り、対応は後手・後手になっています。 以上がギリシャ財政危機の「あらまし」なのですが、私が長々と背景を説明したのは、例によって「あえて暴言を吐く」ためです。 東日本大震災の直後、私は災害救助と復興を国債や増税に頼らずに実行するために自衛隊は10万円の「軍票」(戦時通貨)を大量に発行し、被災者に配ると共に、インフレを発生させるべきだと主張しました。 今回のギリシャ危機でも、私は「あえて大胆な異論」を述べたいと思います。 TDL(東京ディズニーランド)の中にあり遊具はスポンサー企業が提供している施設がたくさんあります。 企業は資金が掛かる大型遊具をTDLに提供する見返りに、利用客の数に比例した配当を受け取ることで利益を得ていると思われます。 ギリシャも同様のことを行えば良いのです。 ギリシャの有名な遺跡や観光地は期限を区切って世界企業に貸し出し、たとえば「アクロポリス」は「コカコーラ・アクロポリス」と名付け、ディオニソス劇場 は「ソニー・ディオニソス劇場」と名付け、その見返りにギリシャはレンタル料を得ます。 オリンピックの開催権もIOCに任せず「入札式」でやりなさい。 このやり方はサッカーや野球でも行われており、いまさら顰蹙(ひんしゅく)を買うことはないと思います。 ------------------------------------------------------------------- 最近の特番 2011-10-10 23:49:40 ナイターの季節が終わる時期になるとTVは一斉に特番を組みますが、最近の特番は「安上がりの特番」ばかりが目立ちます。 たとえば「衝撃の映像」と称する特番はYOUTUBE等に投稿された面白い画像やインナネットTVで放送された衝撃的な動画を繋ぎ合わせたもので、しかも他局でも紹介された動画を使い回しする有り様です。 「おもしろ動画」と称する特番も内容は同様で、時局のスタッフが渡航して海外のTV番組を紹介したり、他局で何度も放送された動画を恥ずか気もなく何度も使う有り様でした。 こうした「安上がりの特番」が出現する背景には、不況と大震災の影響でスポンサーが減少したため、スタジオにタレントを集めてコメント部分だけ収録し、あとは編集で特番を作るという手法が横行しているためです。 つまり国内・海外のロケなし、大物タレントなし、金が掛かる長時間時代劇なしの、中身の薄い特番が横行するTV業界となったわけです。 あっ、ついでに一言。 東京の人はジャイアンツが活躍しないシーズンは、ゼッタイと言えるほど野球の話題を取り上げません。 ジャイアンツは強くなければジャイアンツではないのです。 この秋は野球の話題もなし、特番も不作の淋しい秋となりそうです。 (私は野球もサッカーも関心がありませんので、あしからず) --------------------------------------------------------------------- 弁明です。 2011-10-20 08:12:12 10月17日〜19日の3日間、小倉と博多に出張しておりました。 先週は東京のお台場にあるビッグサイトで3日間の展示会に出展していましたので、このところブログの更新が滞りがちです。 多忙な時期が早く過ぎて欲しいなぁとひたすら願っております。 -------------------------------------------------------------------- 人を救いたい・人を助けたい 2011-10-22 23:22:58 被災地でのボランティアから宗教家、そして救命救急の医師、これらの立場のほとんどの人が志すことは「困っている人を救いたい・弱い立場の人を助けたい」との思いでしょう。 でも、あえて、あえて言いたい。 ボランティアは真に被災者の支援に役立っているのだろうか。 むしろ被災者の自立や独立の妨げになってはいないだろうか。 宗教家は大衆を救済したいと願うが、宗教は大衆の苦悩を紛らわす「阿片」(マルクス)ではないのか。 救命救急の医師は災害や遭難・事故現場にヘリ等で出向き、人命救助と治療に当たるが、「九死に一生」の体験談を冷静に聞くと、「何でそんな愚かなことをしたのか、自業自得ではないのか」と思うような事故や遭難が多い。 「大衆を救いたい」との思いは、一見「高貴な使命」に見えるが、要するに「自己への陶冶(とうや)」(フーコー:自己に深く専念すること)を放棄しているだけではないのか。 「例外者」は、「大衆は衆愚(しゅうぐう)に過ぎない、その衆愚を衆愚が救済しようとすることは無謀であり、人生の無駄である。大衆は大衆であり、大衆は虫けらにすぎない」とのスタンスの堅持にある。 --------------------------------------------------------------------- 柏朋会 第35回 愛のコンサート 2011-10-28 15:10:25 10月26日夕刻、港区芝公園にあるメルパルクホールにて開催された三笠宮?仁親王殿下が会長を務める柏朋会主催のチャリティ・コンサートに招待されましたので、ありがたくこの公演を見に行きました。 ?仁親王殿下はお髭をたくわえた容貌から、通称「ヒゲの殿下」と呼ばれ国民に親しまれておりますが、皇統譜上の記載は「寛」の旧字体である「寛に『、』が付く『?』」の字体であり、政府による公式表記及び本人の著述活動においては「?」の字体が使用されていますが、報道等では「寛」の字体で表記されるようです。 画像は食道ガンの手術後、初めてお姿を見せられた?仁親王殿下が同コンサートの途中でステージ上から挨拶をされた時のものであり、左の女性は手話通訳の方です。 この時の殿下の挨拶ですが、殿下は声帯も切除されたようで、人工声帯を用いてお話をされておりました。 このため正直言って、殿下がなにを話されたのか私には理解できなかったのですが、その話し方はまるでソフトバンクのCMで白い犬が「ワレワレハ、ウチュウジンダ〜ァ」と喋る話し方とそっくりで、最後の「ミナサン、キョウハ、アリガトウ」という言葉だけはかろうじて聞き取ることができました。 殿下のご回復を願うばかりです。 指揮:神津善行 トランペット:日野皓正 山形交響楽団 他 ------------------------------------------------------------------- 環太平洋連携協定(TPP)とは 2011-11-01 15:25:23 TPPとは「環太平洋戦略的経済連携協定」(環太平洋経済協定・環太平洋連携協定・環太平洋パートナーシップ協定とも言う。Trans-Pacific Partnership、あるいはTrans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreementの略称)のことであり、太平洋を取り巻く加盟国の間で工業品・農業品を含むあらゆる品目の関税を撤廃し、政府調達(国や自治体による公共事業や物品・サービスの購入など)・知的財産権・労働規制・金融・医療サービスなどにおけるすべての非関税障壁を撤廃し自由化する協定のことであり、現在、加盟国4か国と加盟交渉国5か国が拡大交渉を行っています。 あらゆる品目の関税や非関税障壁(輸入数量制限や輸入検査基準等)の撤廃とは、 工業製品・農産物・繊維・衣料品の関税撤廃 金融・電子取引・電気通信などのサービス分野 公共事業や物品などの政府調達方法 技術の特許・商標などの知的財産権 投資のルール 衛生・検疫 労働規制や環境規制の調和 貿易の技術的障害の解決 貿易紛争の解決等 のことであり、全ての品目から関税や非関税障壁をなくすことが原則であるため、例外品目は認められておりません。 このため我が国では、主に農業と農産物に関わる業界がTPPの加盟交渉参加に猛反対しています。 かつてGAT(ガット)と呼ばれる農産物の貿易自由化協定があり、その際も我が国の農業と農産物に関わる業界が猛反対したいきさつがあります。 しかし我が国はもはや「農業立国」ではなく自由貿易体制を標榜する「工業貿易立国」なのであり、国家レベルで俯瞰すればTPPに加盟したほうがメリットは大きいことは明らかです。 また私見を述べれば、TPPはやがてEU圏のように人や物・情報・通貨の動きが自由になる「環太平洋共同体」へと移行していくと思われます。 そうなるとドルを基軸通貨とする外国為替制度も消滅し、円高・円安に一喜一憂することもなくなると思われます。 農業と農産物に関わる業界も悲観論ばかりを主張するのではなく、我が国の優れた農産物が関税なしで環太平洋地域に出荷できるチャンスであると考えて下さい。 -------------------------------------------------------------------- 美人ラヂオ体操 2011-11-02 12:12:12 NHKのラジオ体操と同じ時間に、インタネットテレビの「ファッションTV」チャンネルで「美人ラヂオ体操」(画像)を放映しています。 NHK総合テレビには「テレビ体操」という番組があり、スパッツ姿の健康的な若い女性が3人いて体操する姿を見せてくれます。 実は、この一見「地味」な「テレビ体操」には熱烈なファンがおり、健康的で若い女性の伸びやかな運動にいたく「興奮」するのだそうです。 「ふぅ〜ん、そうなんだァ」と思っていたら、遂に出ました。 インタネットテレビの「ファッションTV」チャンネルで放映中の「美人ラヂオ体操」はまさにそうした視聴者を狙った番組であり、健康的で若い女性の伸びやかな運動にいたく興奮するマニア向けに胸の谷間バッチリの女性がノビノビと体操しております。 明るく健全であれ、そして健康的で開放的であれ、色気ヌキと考えて作られるNHK総合テレビの「テレビ体操」もそうであるように、明るく健全に、そして健康的で開放的に色気ヌキで体操すればするほど、妙に色気が感じられてしまうのは「皮肉」と言う他はありません。 禁欲すればするほど、禁欲が欲望を強めてしまうのです。 --------------------------------------------------------------------- 柔道整復師をご存じですか? 2011-11-06 16:37:03 柔道整復師(柔整師・柔整)は国家資格であり、かつては柔道の心得がある人が取得する資格で、「骨接ぎの先生」(接骨医・整骨院)と呼ばれていましたが、「いまどきの柔整師」は柔道とほとんど無縁で、昭和63年の規制緩和に伴い柔整師の養成校が急増たため、全国各地で治療院が乱立し、最近では技術力の低下と同業者間の競争激化が問題になっています。 柔整師は、いわば日本版のカイロプラクティック(カイロ)なのですが、カイロと柔整の大きな違いは柔整が患者の治療に当たり健康保険を適用できる点にあります。 高齢者の中には、「整体やカイロに通院するよりも整骨院のほうが健康保険証が使えるので安い、だから肩こりでも整骨院に行く」と平然と答える人もいます。 このため、会計検査院の平成20年の調査では、柔整師の保険申請内容と患者の負傷部位が異なるケースが60%以上もあり、患者が保険適用外の「肩こり」であるのに、保険請求では適用対象の「関節痛」等に治療部位が改ざんされていたり、軽度の交通事故のケガ が「骨折」として保険請求されていた事例が多数指摘されました。 こうした事例の増加に伴い、厚労省は柔整師・整骨院の施術について3カ所以上の治療部位がある場合は保険給付率を下げるなど算定基準の見直しを始めましたが、ほとんど実効性がなく、健康保険の不正請求が後を絶たないのが実情です。 厚労省によると、全国にあるの整骨院の数は昨年末現在、約38,000か所あり、前年に比べ9%も増加しており、大阪府では、前年に比べ整骨院が700カ所以上増えているそうで、日本柔道整復師会では「個人開業の場合、保険請求の際に柔整師の裁量が入りやすく、業界としてチェックするには限界がある。今後は国家試験の厳格化や保険請求のルールを見直すなどの対策を取る必要がある」とコメントしています。 私が柔整師について関心を抱いたのは、カイロ業界が政治団体を通じてカイロを国家資格にするための政治献金を行っており、こうした政治活動について厚労省側が「カイロが健康保険を使いたいのであればカイロを学ぶのではなく柔整師の資格を取るべきだ」と主張していることを知ったからです。 治療にあたり健康保険を適用できるのは医師・歯科医師だけでなく、柔整師のほか義肢装具士や理学療法士・鍼灸師などがあります。 健康保険が多大な赤字であることを考えると、義肢装具士が「上肢・下肢に欠損のある人に装着してその機能を補うものを作製する」との法律を逸脱して膝痛や外反母趾の患者に「足底(挿)板」と呼ばれるほとんど治療効果がないインソールを作り、健康保険をムダ使っている実情もあります。 もし、再度「事業仕分け」を行うのであれば、こうしたムダや逸脱行為も「仕分け」の対象にして欲しいと願っています。 ------------------------------------------------------------------- コメントが届きました。 2011-11-08 13:53:36 【柔整は怪我しか施術したらダメな資格、カイロと根本的に違う。 (柔整師) 整骨院や接骨院で保険が適用されるのは、怪我の施術だけです。 保険が適用される怪我とは転んで、足首捻って捻挫した、ぶつけて打撲したなど原因がはっきりしている最近の怪我だけです。 肩こり、腰痛など怪我でないものに保険適用していれば健康保険金詐欺、犯罪になります。 また整骨院、接骨院でも怪我でないところにマッサージをするにはあん摩マッサージ指圧師という資格が必要で整骨院、接骨院を開業出来る柔道整復師という資格だけでは資格外施術で違法になります。 肩こり慢性腰痛などの症状へのマッサージには、本来、按摩マッサージ指圧師の国家資格が必要で、無資格のマッサージ行為は、50万円以下の罰金という処罰も設けられている犯罪です】 詳しい説明、ありがとうございます。 ご指摘のとおりです。 私が指摘したかったのは、実は違法なのに健康保険を搾取する柔整師や無資格の「あん摩・マッサージ・指圧」が横行していることと、カイロ業界が「国家資格化」と「健康保険適用」を政治団体を利用して陳情している事実です。 ------------------------------------------------------------------- 喫煙文化研究会 2011-11-09 12:21:44 禁煙・嫌煙の傾向に歯止めを掛け「タバコの効用に理解を求める文化人」が中心となり、たばこの効用に理解を求める「喫煙文化研究会」が発足しました。 東日本大震災の直後、被災地ではタバコが入手できずに友人・知人にタバコを送ってもらう愛煙家も多かったそうです。 非喫煙者の私から見ると、「食料すら満足に手に入らない非常時に、タバコが欲しいとは非常識だ」と思うのですが、被災地の愛煙家は「毎日毎日、がれきの山を片付けて希望が見えない状況の中でタバコでも吸わないとやっていられない」と思うのだそうです。 タバコを吸うことで「安らぎが得られる」と言う愛煙家が多数いますが、そのタバコは健康に害があることは異論を挟む余地がないことであり、軽い喘息がある私にとって非喫煙者に対する間接喫煙(伏流煙)の被害も強く訴えたいところです。 もし「タバコの効用に理解を求めたい」のであれば、喫煙は自宅の自室等に限定すると共に、喫煙者の健康保険の保険料負担が2倍になってもこれを受け入れるべきです。 本当に「タバコを吸うことで安らぎが得られる」のであれば、それこそ他人に迷惑を掛けない場所で密かにお楽しみ下さい。 私自身は喫煙者がいないところでしか、安らぎを得ることができないのであり、喫煙者と非喫煙者の共存を望んでおりません。 「歩行禁煙」の標識がある地域で平然と歩きタバコする人物や、街の中に散乱するタバコの吸い殻、やがては海につながる道路の側溝に捨てられた大量の吸い殻をみるとき、「喫煙が文化である」と主張する文化人等は単なる自己中心的「タバコ依存症」にしか見えません。 ちなみに私は禁煙でも嫌煙でもなく、「絶煙」(タバコ絶滅論者)です。 --------------------------------------------------------------------- NHK「あさイチ」御中 2011-11-14 22:07:32 以前も書きましたが、NHKの朝の番組「あさイチ」の「キラキラ40」と題するコーナーで「セックスレス:拒否するオンナたち」 「もっと“閉経”を語ろう」「夫は知らない…エア恋愛」など、このところNHKらしからぬテーマを取り上げています。 また「少女漂流〜母は知らない娘の秘密」と題するコーナーでは「プチ家出」や出会い系サイトを通じた「神さま募集」(食事とねぐらを提供してくれる男に性行為をほのめかす行為)などが紹介されました。 「あさイチ」は「性にまつわる問題」を臆さずに取り上げようとしていますが、この番組を見ている側のレベルが「性や性欲の話題は興味本位としてしかとらえない視聴者」か、「性の問題を朝からテレビで論じるなんてありえないと考える視聴者」しかいないようです。 性や性欲の問題を、真面目にアカデミックに論じたいのであれば、まず「大衆」を相手に議論すべきではありません。 「大衆」は、性や性欲にまつわるすべての問題を必ず「存在しているのに存在しないことにしたい人達」なのです。 こうした大衆を相手に、どんなに真面目に性と性欲を論じても、テーマの本質が理解されぬまま、番組の中で資料として流したアダルトビデオのモザイクが薄すぎたと言った批判を受けてしまいます。 NHK総合は、元来大衆の、大衆による、大衆のためのメディアであるべきであり、もし真に性や性欲の問題を啓蒙したいのであれば、それこそNHK教育でやるべきなのです。 しかし、これらのテーマをNHK教育で取り上げると今度は「教育テレビでセックスの話はするな」と非難されることでしょう。 実は、これが「大衆なるもの」の正体なのです。 -------------------------------------------------------------------- エイズ HIV 2011-11-18 16:16:49 エイズ患者の半数が20歳以下の世代なのだそうです。 この世代は「淋しさをまぎらわすために、常に複数の異性と恋人のように性交する」ため、エイズだけでなくSTD(性行為感染症)に罹ることも多く、こうした安易な性交渉により、さらに同世代を中心にエイズやSTDの感染が広がっているようです。 私は、問題の本質は安易な性行為よりも、「淋しさ」に耐えることができない若者の脆弱性(ぜいじゃくせい)にあると思っています。 ゲームやメール以外に他にすることがないとか、孤独や孤立を恐れるあまりセックスフレンドを増やし、疑似恋愛のなかで常に他者とつながっていないと不安を覚える若者は、要するに臆病で依存心が強く、自立できない「幼形成熟」(ネオテニー(neoteny):性的に完全に成熟した個体でありながら、生殖器官以外の部位において未成熟であり、幼生や幼体の性質が残る現象のこと。幼態成熟ともいう:ウィキペディアより)の典型と言わざるを得ません。 安易な性交渉を禁ずるよりも、そもそも人間は他者に理解されない孤独な生き物であり、孤独・孤高こそ選ばれた者の「特権」であることに自ら気付かせる以外に彼らの表面的な「淋しさ」を解消する方法はないと思われます。 --------------------------------------------------------------------- パンツとシャツ 2011-11-22 21:25:36 まず、用語の定義をする必要があります。 今回のブログでは、「ショーツ」もしくは「パンティ」と呼ばれる女性の下半身に付ける下着(以下「パンツ」と呼ぶ)と、女性の上半身を覆う「アンダーシャツ」「ババシャツ」「肌着」(以下便宜的に「シャツ」と呼ぶ)の関係を論じたいと思います。 私(男性です)の場合、「シャツ」の裾(すそ)は、必ずパンツの中に挟み込みます。 こうするとしゃがんだ時、背中も出ませんし、「シャツ」の裾がはだけてお腹周りがスースーすることもありません。 特に冬は防寒効果もあります。 ところが多くの女性は「シャツ」を「パンツ」の中に挟み込むのではなく、「パンツ」の外に出し、その上から外着を着るのだそうです。 このため、股がみが浅いジーンズ等を履いた女性がしゃがむと、いきなり背中が見えたり、「パンツ」やお尻の谷間が見えてしまいます。 こうした不用意な露出を防ぐためにスタッフの一人に「シャツ」を「パンツ」の中に挟み込まばいいのにと提案したところ「そんな履き方をするのは子どもだけですよ、大人でシャツをパンツの中に挟み込む人はいません」と笑われてしまいました。 以前、私はブログで「なぜ女性のブラウスのボタンと男性のワイシャツのボタンの掛け方が左右逆なのかと」考察したことがあります。 どうでもいいことですが、パンツが上なのか、「シャツ」が上なのか、はたしてどちらが多いのでしょうか? ------------------------------------------------------------------- 糸色女子言周 2011-11-27 22:16:10 電車の中でスポーツ新聞を読んでいる人の新聞をふと横目で覗いたら、「糸色女子言周」と大きなタイトルが踊っていました。 ????? 「糸色女子言周」って、中国語? でもほかの記事は日本語なんです。 ナニナニ? で、改めて、「糸色女子言周」と書かれた大きなタイトルをマジマジ読み返したところ、「糸色女子言周」なるタイトルは、なんと「絶好調」のことでした。 ワッハハハ、あまりにもお粗末な誤読でしたが、考えてみると他にも「ヘン」と「ツクリ」を別々に読める熟語がありそうです。 たとえば「言呉言売」→誤読とか、「幸反酉州」→報酬とかね。 ------------------------------------------------------------------- 白い恋人vs面白い恋人 2011-11-29 22:15:15 北海道の銘菓「白い恋人」が、大阪の吉本興業系の会社が販売するお菓子「面白い恋人」に対して、知名度が高い「白い恋人」に便乗して利益を得ようとする商法であるとして不正競争防止法や商標法にもとづいて提訴したそうです。 確かに北海道と大阪と距離が離れていること、お菓子そのものの形や味が異なること、「白い恋人」は明らかに白い雪をイメージしていますが、「面白い恋人」は吉本興業の「お笑い」をイメージしているなど、両者には消費者が識別可能な違いがあります。 一方、「面白い恋人」のパッケージは「白い恋人」のパッケージ(方形型)に酷似しているばかりか、色調も白を背景にしており、青いリボンが中央に大きく描かれているなど、パッケージの構図も酷似しています。 さらに「白い恋人」と「面白い恋人」では共に「白い恋人」の4文字が共通しており、商品名を耳で聞いた時の音感も文字にして並記してみると「しろいこいびと」(7字)と「おもしろいこいびと」(9字)となり、音感の実に77,8%が重複しています。 かつて「ワンカップ大関」が、同じような容器に清酒を入れて販売した清酒会社(以下「ものまね清酒」と表示)を不正競争防止法や商標法にもとづいて提訴し、勝訴しています。 このときの判例がその後の類似の訴訟に影響を与えています。 今回の「白い恋人」と「面白い恋人」の争いが、「ワンカップ大関」の判例に相通じる要素がありますので「ワンカップ大関」が勝訴した際の争点を説明しておきます。 1.「ワンカップ大関」は、ガラスのコップ型の容器に清酒を入れ、当時は自動販売機でも販売していたが、「ものまね清酒」側もガラスのコップ型の容器に清酒を入れ、自動販売機でも販売していた(容器の形状が同一、内容物が同一、販売方法が同一) 2.「ワンカップ大関」の容器には青い文字で縦に「ワンカップ大関」と大きく表示されていたが、「ものまね清酒」側も青い文字で縦に清酒の商品名が表示されていた(表示する文字の色が同一、文字列の表示形態が同一) つまり「ワンカップ大関」と「ものまね清酒」側には5つの酷似点があり、結局、後発の「ものまね清酒」側が先発している著名なブランドである「ワンカップ大関」の商品をマネしたことが明らかと見なされ知名度が高い「ワンカップ大関」に便乗した商法であると判断されたのです。 「ワンカップ大関」勝訴の判例によれば、上記の「面白い恋人」と「白い恋人」には明らかに6つの酷似点があり、不正競争防止法や商標法にもとづいて「面白い恋人」側が敗訴する可能性が大です。 ただし、いわゆる「パロディ」と称する広く認知された文化と表現方法があり、「面白い恋人」が吉本興業という「お笑い」事業の一環として「白い恋人」を「パロディ化」したお笑い商品であり、テーマは「白」でなく「おもしろさ」に主眼があり、消費者も吉本興業の施設内でこのお菓子を「お笑い」の思い出として購入する訳ですから容易に「面白い恋人」が「白い恋人」の「パロディ商品であることを識別できる」と主張することが容易に予想されます。 この点を粘り強く立証すると、あながち「面白い恋人」側が不利とは言えなくなってきます。 まさに「面白い法廷論争」となりそうですね。 --------------------------------------------------------------------- 衆愚国家「ニッポン」 2011-12-03 22:33:58 かつて「ミノルタ」という世界的に有名なカメラメーカーが、日米特許戦争の「いけにえ」として事実上「消滅」(註1)しましたが、今回はオリンパスという我が国の代表的な企業(註2)が20年以上の不正経理問題で自滅しようとしています。 (註1:ミノルタはその後、コニカに吸収合併され「コニカミノルタ」として存続) (註2:オリンパスは内視鏡手術器具の分野では世界的シェアを有する) 情けないのは、大王製紙同様、オリンパスも創業者や歴代経営者が取締役会や監査役会を有名無実化し、企業を私物化した挙げ句に、世界中の投資家や企業から「日本の大企業は取締役や監査役が会社法で規程された職務を果たしていない」と見なされてしまったことです。 企業における「コポーレートガバナンス」(企業統治)や「コンプライアンス」(法令遵守)が重視されるようになって、おそらく10年以上経ち、しかも企業は経営陣のものではなく、株主のものであるとの認識が広く浸透しているはずなのに、創業者や歴代経営者が監査法人をも巻き込んで不正経理を20年以上も続けており、さらに外国人社長がその不正に気付いて取締役会で告発しようとしたら社長を解任したという「古色蒼然たるあきれた同族企業意識」がいまだ存続していることを、国内だけでなく海外にまで広く「恥」をさらしたのです。 また、沖縄防衛局の田中聡局長(更迭)が、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設に関する環境影響評価書提出をめぐり、非公式に那覇市内の居酒屋で夜行われた報道機関約10社が参加して懇談会で、一川保夫防衛相が米軍普天間飛行場の環境影響評価書の提出時期を明確にしない理由について、「犯す前にこれから犯しますよと言いますか」と、暗に「レイプする前に、相手にこれから犯すよと言うか」と受け取れる発言をしていたことを琉球新報が報じました。 米兵によるレイプ事件が多発する沖縄で、普天間飛行場の移設というデリケートな問題につて非公式な場で誤解を招くような発言をした官僚もさすがに愚かですが、非公式な場における「オフレコ」発言を公然とスッパ抜く琉球新報の手口もさすがに「あざとい」と思います。 結局、我が国は「愚かな大衆の、愚かな大衆による、愚かな大衆のための、衆愚国家」に行き着いた・堕落したのであり、衆愚国家の愚劣さに耐えきれない一部の大衆が「愚劣な為政者より、独裁者のほうがマシだ」と言い始めています。 たとえば大阪市の市長選挙で当選した橋下元大阪府知事の発言(独裁で何が悪い)がその一例でしょう。 ------------------------------------------------------------------- 東京モーターショー 2011-12-06 21:48:48 第42回「東京モーターショー」(東京ビッグサイト)の一般公開に行ってきました。 「東京モーターショー」は長い伝統があるため「東京モーターショウ」ではなく「東京モーターショー」と表記するんですね。 なにしろ会場が24年ぶりに千葉の幕張から東京ビッグサイトに戻って来ましたので、さっそく出掛けて参りました。 長年「東京モーターショー」がなんで千葉なんだと思っておりましたので。 前回の幕張での開催は、金融危機による世界的な不況のため海外メーカーの辞退が相次ぎ、入場者数は合計61万人と少なく、入場者のピークだった91年に比べ3分の1以下に減少していたのだそうです。 しかし12月3日(土)の入場者10万人、 4日(日)の入場者11万人、 5日(月)の入場者6,5万人と好調で、今日は午後から雨が降り出したにも係わらず、大変な人出でした。 今回は欧州のメーカーも出展し、計174の企業や団体も参加して計402台の車両が出展されていました。 で、「東京モーターショー」と言えば美人コンパニオンですよね! 読者のために私、本日はバッチリ「カメラ小僧」を務めて参りました(苦笑)。 画像が大きすぎるかな? --------------------------------------------------------------------- 女性向け「性欲の商品化」 2011-12-07 18:15:10 過去・現在・未来と男性たちは常に「どこかの誰かがお金儲けのために企画し、商品化された性欲」(酒場のホステス・ポルノ画像・アダルトビデオ・性風俗・売春・各種エロサイトなど)を代価を支払って消費することがあたかも自己の性欲を満たし発散するこだと信じ込み、この戦略にまんまと振り回されてきました。 一方で、このところホストクラブ・執事喫茶・女性向けアダルトビデオ・女性専用のアダルトグッズ店・新大久保の韓流イケメン店など、女性たちをターゲットにした「どこかの誰かがお金儲けのために企画し、商品化された性欲」を女性たちが代価を支払って消費する、女性向けに商品化された性欲の氾濫が見受けられます。 そして、問題なのは「女性向けに商品化された性欲」を代価を支払って消費することが、あたかも自己の性欲を満たしこれを発散するこだと女性までもが信じ込まされている訳ですが、実はこの傾向は、これまで男性たちが散々振り回されて来た道であり、この道を女性たちが歩むことは、愚かにも男性が歩んできた蹉跌(さてつ:つまずくこと、しくじること)を再び踏むことを意味しています。 ところで、アニメイト(池袋)が2000年のリニューアルオープンに伴い、女性向けの「商品化された性欲」を前面に打ち出したことがきっかけとなり、それまでの男女のオタクが共存していた状態から、アニメイトの周辺は女性を対象にしたアニメグッズや同人誌の店が集まり始め、やがて女性オタク向けに特化した「腐女子の聖地」「乙女ロード」と呼ばれようになりました。 しかし、最近の傾向として女性オタク(腐女子)は、女性向けに商品化された性欲にお金を掛けないことが徐々に明らかになり、不況の影響もあって「乙女ロード」は急速に衰退しています。 つまり女性の節約志向が「女性向けに商品化された性欲」に代価を支払って消費することに歯止めを掛けたことになり、結果的に愚かな「女性向けに商品化された性欲」の購入や消費にほとんどの女性は動じなかったことになります。 よかった、よかった! ------------------------------------------------------------------- 女性向け「性欲の商品化」 2 2011-12-09 01:48:34 女性向けに他者によって企画され、利潤を得るために商品化された性欲が氾濫しています。 これまで男性たちは、男性向けに企画され、利潤を得るために商品化されたさまざまな性欲や性的サービスが蔓延していることになんの疑いもせず、その結果今日では男性にとって自己のオリジナルな性欲が完全に退化してしまったことにまったく気付いていない状況に至っています。 一方で、依然として女性は「愛の名のもとに男性が女性器を借りて行なうオナニー行為を何の疑いもなしに受け入れ、これを受諾してきました。 男性にはオリジナルな性欲の回復が必要であり、女性には安易な性愛を拒否し、深く性愛を懐疑することが必要な時代なのです。 乙女ロードの衰退は、女性が他者によって企画され、利潤を得るために商品化された性欲に対して潜在的に防御するスタンスの現れであって欲しいものです。 大衆ではない女性(例外者)は道具や男性、他者に依存しない性交や性愛の領域を自ら拡張し、真の深いオーガズムを獲得すべきです。 中世の魔女狩りの対象となった女性の中には単に性欲が強いとか、クリトリスや外性器の形状が異形であるとの理由で魔女と見なされ火あぶりにされた女性が多数おりましたが、現代では他者と違うこと、異人(まれびと)であること、人格の着脱が誇りとなる時代でもあるのです。 ------------------------------------------------------------------- 男性であること、女性であること 2011-12-12 15:25:33 両性具有、半陰陽、ふたなり、(androgynous; hermaphroditic)と呼ばれる男性器と女性器の両方の性的特徴を身体に具有している男性や女性がおります。 こうした人たちも戸籍上は男性か女性のいずれかに分類されており、多くの場合、両性具有の嬰児が誕生すると出生の時点で医師が何らかの処置を行って、医師が優勢な性別を選択したうえで出生証明書を書く訳ですが、現実には男性にも女性にも属さない「第3の性」が存在することは紛れもない事実であり、最近ではどちらかの性別を選択するかは、医師の判断ではなく、成長した本人が自己の意思で選択すべきであるとの意見が多くなり、その結果両性具有者が出現しています。 その一方で、女性として生まれ、女性として育てられ、結婚して出産まで経験した30代・40代50代の女性の身体に、突然2〜3センチの大きさの幼児のペニス様の陰核(クリトリス)が出現することがあります。 クリトリスは胎児の時期にペニスが退化した器官であり、分かりやすく言えば、クリトリスは退化したペニスが「包茎状態」で女性の恥骨結合に張り付く形で埋没している状態にあります。 このため、女性ホルモンのバランスが変化すると、クリトリスであると当人も信じていた「胎児期に退化して包茎状態で恥骨結合に張り付いて埋没していたペニス」が、まれに心理的に興奮したときなどに小さな亀頭部のみが露呈することがあります。 このレベルでも外性器の形状はまだ「クリトリス」そのものなのですが、この状態の時に俗に「Gスポット」と呼ばれている敏感な部分を恥骨結合に沿ってソフトに手前に押し出すと幼児のペニス様の陰核(クリトリス)が出現します(自分で行うことはできません)。 男性はアダルトビデオの影響でクリトリスをゴシゴシと強く刺激しがちですが、包茎状態から「脱皮」したクリトリスの亀頭部をソフトに刺激し続けると精液様の体液を射精することがあります。 なぜ女性が精液様の体液を射精するのかとい言うと、最大で女性の約10%に滞留睾丸・停留睾丸・潜在精巣と呼ばれる胎児期に退化しきれなかった精液を作る器官が埋没しているケースがあり、犬や家畜の場合、最大で約30%の滞留睾丸・停留睾丸・潜在精巣が見られるそうです。 ちなみに幼児のペニス様のクリトリスがあり、時に精液様の体液を射精しても性別はもちろん女性なのですが、小さなペニスは分厚い包皮に包まれているため、クルトリスに過度な刺激を与えないとオーガズムが得られないため、女性側から強い刺激を求めがちなのですが、分厚い包皮に強い刺激を与えれば与えるほど、包皮が厚くなるためクリトリスの感度が鈍ることになり、さらに過剰な刺激を加えてしまうことになります。 また、女性が自己の身体に幼児のペニス様のクリトリスがあり、これが突然外部に出現したときのショックは相当なものなのですが、現代は「自分が自分であること(アイデンティティ)」が重視される時代ですので、そのような場合でもどうか「わたしだけの大切な宝物が見付かった」と受け止め、どうかご自分を祝福してあげてください。 むしろ、こうした経験を乗り越えることで、女性はさらに魅力的な女性へと「変身」して行きます。 性別は大衆が思っているほど単純ではなく、男女の2種類に分類されるものではありません。 実は、男性にも射精に結びつかない女性と同じ「クリトリス」があるのですよ。 --------------------------------------------------------------------- 民主主義・自由主義・資本主義の終焉 2011-12-16 14:41:39 かつて繁栄し、やがて衰退し、滅んで行った文化や文明は有史以来数多くあります。 たとえばローマ帝国・モンゴル帝国・インカ帝国・古代エジプト文明など。 しかしこうした有名な文化や文明は、結局衰退し、そのつど法律や文化・宗教・道徳・常識・通貨も滅びてしまいました。 現在、多くの国家が拠り所としている大衆による多数決に基づく民主主義、あるいは大衆が選挙を通じて利権の代表を選び、その代議士の中からさらに代表を選ぶ議会制政治も、 さらに自由経済とか資本主義経済と呼ばれている経済の仕組み・通貨の仕組みそのものが、かつて繁栄し、やがて衰退し、滅んで行った文化や文明と同じようにやがて終焉の時期を迎えるのではないかと思っています。 EUの金融危機、世界同時不況、イスラム原理主義、沖縄・北朝鮮・中国をめぐる軍事バランス・どん詰まり政権の民主党 私は、こうした衆愚政治(大衆の大衆による大衆のための政治と経済)の終焉に備えて、大衆との決別とか、大衆への反逆(オルテガ)、大衆なるものとの拒絶を知的に議論したいと切望しております。 無論、こうした考えは大衆にとって「危険思想」そのものなのですがね。 -------------------------------------------------------------------- 魅せられたる魂 2011-12-18 14:34:37 最近、「女性であること・男性であること」と題して「性別は大衆が思っているほど単純ではなく、男女の2種類に分類されるものではありません」と書いたところ、ある女性から「私の内奥にある主人格(支配的な主たる人格)は実は男性なんです」と告白されました。 彼女は同年代の男性と同棲中の広告代理店勤務の女性なのですが、彼女は自分の中にいる「男性なるもの」を否定し切れないとのことでした。 こうしたケースは性同一性障害と呼ばれるほどの問題ではなく、その女性の中に少々男勝り(男まさり)の部分があったと思えるような状況かと思われます。 ところがコントロール可能な複数の人格を有する例外者たる私の人格の中に存在する「私の理想の女性像」と思われるバーチャルな存在の女性性と、彼女の内奥にあるバーチャルな男性性が突然「共鳴」しはじめ、男性である私の中の「女性なるもの」と、彼女の中にある「男性なるもの」が恋愛感情を挟むことなく、お互いをお互いに「魅せられたる魂」として明確に意識してしまったのです。 これは、一目惚れ?性倒錯?風変わりな恋愛?プラトニックラブ (ぜんぶ、まさか!まさか!) むろん、私は指1本彼女に触れておりません。 --------------------------------------------------------------------- 沈黙に対する謝意 2011-12-21 11:37:30 このところ複数の人格を自在に着脱できる「例外者」の存在と、女性の「例外者」の多くに両性具有性を内包する方が存在することをブログに書いてきました。 以前も実例として紹介しましたが、結婚して2人の子どもを産み、30年近い結婚生活を経験した女性が胎児の時期に退化しきれなかったペニス(外見はクリトリス)を体内に保有しており、その両性具有性に気付いて以来、豊かな官能的快楽に目覚めた「うらやましい女性」もおります。 また大変若くて美しい女性で、事実上の婚約者もいる女性が厚い包皮の奥に3センチほどの胎児の時期に退化しきれなかったペニス(本人は強い刺激を与えないと感じないクリトリスと思いこんでいた)が隠れてたことが判明し、本人は現実を受け入れるいとまもないほどの短時間に驚くほど豊かな官能的快楽に目覚め生物学上の「変態」を遂げました。 この女性は現在、成熟した大人のオンナの色気・フェロモンが自然とカラダからあふれるようなより魅力的な女性に「変身」しております。 ただし、「婚約者」はその「変身」に気付いていないようなのですが・・・ 「わかる人にだけわかればいい、わからない人にはわからなくてもいい」、ごく少数のコントロール可能な複数の人格を有する選ばれた例外者へのメッセージに対して、無用の口出をせず、沈黙したままこのブログを読んでくださっている100名近い読者に対して、 「沈黙すること」に対する心からの謝意を申し上げたいと思います。 私への問い合わせ先: oxoxo90@hotmail.com ------------------------------------------------------------------- クリスマス・イブ 2011-12-24 22:48:31 私は山手線を利用して通勤していますが、例年のクリスマスと比べ街を行き交う人々のファッションに華やかさがなく、夕刻から例年であれば増えるケーキの箱を持ち歩く人の数が極端に少ないイブでした。 山手線の車内でケーキの箱を抱えた人を探しましたが、ポツリ・ポツリで、乗客も心なしか沈鬱そうでした。 今年のクリスマスの特徴は23日(金祝)・24日(土)・25日(日)と3連休になったことから、24日に集中せずクリスマスパーティ等が分散されたこと、またこの3連休の後にすぐ年末年始の長い休みがあるため、遠出を控えたり、出費を伴う買い物を控える傾向が顕著であったことにあります。 「ウチナカ」という言葉があるそうですが、これは「外食や外出を控え、忘年会や女子会等も自宅で行う」という傾向が強いそうです。 あと1週間ほどで今年も暮れるわけですが、街のなかに「師走」(しわす)の賑わいがないと感じるのは私だけでしょうか? ------------------------------------------------------------------- エロメール 2011-12-26 19:03:24 GIZMODO JAPANを覗いていたら、英語圏の若者が使うエロメール用スラング(俗語)が紹介されていました。 思えば、ポケベル時代に私も略号を決めて使っていました。 英語圏の若者はテキストメールでのエロメッセージのやりとりを「Sexting」と言うそうで、代表的なスラングは次のような記号なのだそうです。 ■CD9 - code 9 parents are around(親が近くにいるよ) ■P911 - parent alert(親注意!) ■PIR - parent in room(親が部屋にいるよ) ■8 - oral sex (or ate)(オーラルセックス) ■GYPO - get your pants off(パンツ脱いで) ■GNRN - get naked right now(今すぐ裸になって) ■RUH - are you horny(エッチな気分?) ■CU46 - see you for sex(セックスしたいから会おう) ■IWSN - I want sex now(今すぐヤリたい) ■GNOC - get naked on camera (webcam)(ウェブカメラの前で裸になって) どこかの諜報機関が単なるエロメッセージのやりとりを「どこかのスパイが暗号で通信している」と錯覚して「核戦争が始まる!」と誤解しないように祈るばかりです。 それにしても、どれもこれも「即物的」なスラングばかりですね。 --------------------------------------------------------------------- 処女検査 2011-12-28 13:12:36 エジプトの裁判所は27日、軍が拘束した女性に性体験の有無を調べる「処女検査」を行うことを禁止する命令を出しました。 今年3月にデモ参加中に軍に拘束された女性が、「処女検査」を強いられたとして裁判所に訴えており、国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」(ロンドン)も、軍がデモに参加した女性らを拘束して「処女検査」を行ったことに対し、同検査をやめるように申し出ていました。 中世キリスト協会では大量の「魔女狩り」を行うと共に、公然と聖職者が未婚女性の「処女検査」を行ったり、聖職者が初夜の前に花嫁と性交して、花嫁が魔女でないことや花嫁が処女であることを確認した時代もありました。 また初夜の翌朝、花嫁が処女であり「破瓜」の証拠として、血痕が付いたシーツを寝室の窓に掲げ、近隣住民に「お披露目」する風習も根強く残っていました。 破瓜(はか)とは、処女がはじめて性交し、処女膜が破れることであり、「瓜」(うり)の字が女性器の形に似ていて、瓜を割ると真っ赤な果汁が飛び散ることから、「瓜」は古来より主に16歳の女性を表す漢字として用いられて来ました。 なお、「破瓜」という言葉には、性行為を知らない女性の恐怖心などお構いなしに、男性が一方的に「ちからづく」で処女を奪い、夫が妻の所有者・支配者であることを示す「杭」(ペニス)を鮮血を飛び散らせつつ、強引に女性器に打ち込むことが男性の「務め」であり「手柄」であったことを意味しています。 私は、女性の皆さんが女性支配の残酷で長い抑圧の歴史にもっと関心を抱いて欲しい、そしてこうした抑圧や差別に、実は多くの場合女性の協力者や賛同者が存在した事実を忘れないで欲しい、そこから真の女性の解放や自立がはじまると思っています。 -------------------------------------------------------------------- この1年の閲読に感謝申し上げます。 2011-12-31 23:41:24 大震災・原発事故・円高不況とショッキングな出来事が続き、政治のドタバタ・EUの経済危機など「うんざり」の1年でしたが、それでも人間は生き延びなければなりません。 特に今年は、多数決にもとづく民主主義の限界・選挙によって選ばれた代議士による議会制政治の限界・自由主義や競争原理にもとづく経済原理の限界・資本主義産業構造の限界・変動為替相場の限界・年金や健康保険制度の限界等がいくつも露呈した1年でした。 私たちは、この体制や仕組みが決して崩れないと思いこんでいますが、歴史上、忽然と消滅した巨大文明は数多くあります。 いいえ、地球が滅ぶと言っているのではありません。 文明はいつか必ず滅ぶものであると言っているのです。 私は特に、大衆の大衆による大衆のための、万民の幸福をめざす文明が大衆によって本当に実現できるのか、否「怪しい」と考えています。 私は、そろそろ次の新しい文明の構想を練る時期ではないかと思う年の瀬です。
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