2010年1月〜9月 エヴァンゲリオン:綾波レイ 2010-01-01 13:27:54 「新世紀エヴァンゲリオン」[(C):バンダイ)]の主人公である「綾波レイ」」[(C):バンダイ)]の胸のボタン(?)をご覧ください。 綾波レイのコスチュームは沢山あり、始めは単なるファスナーのツマミであったのですが、最近このファスナーのツマミが変形して(と推測していますが)画像のようなボタンになっています。 そしてこのボタンを横から見ると、ボタンの周囲がふっくらと隆起していて、「もしかしたら、このボタンは「クリトリスをデフォルメしたものかな?」と、つい想像してしまうほど微妙な形状になっています。 ちなみに「綾波レイ」のキーワードでネット検索すると、彼女に関する画像が大量にヒットしますが、その画像の中にかなりエロティックなポーズやコスチュームのものが多数あり、バストも豊かです。 つまり「綾波レイ」というキャラクターそのものが、あどけない少女の側面とエロティックな側面を同時に具有しているのであり、むしろ彼女のバストの中央下に「クりトリス」が存在することが「必然」であるかのように思えます。 胸のボタンと言えば「ウルトラマン」の胸にも突起がありましたが、あのボタンはあたかも火災報知器の警報ランプのような形状と機能を有しており、性的なメッセージは感じませんでした。 「綾波レイ」の場合も同じ位置にボタンがありますが、その形状はデリケートで機能性だけを優先した形状ではありません。 どなたか、「綾波レイ」の胸のボタンの機能をご存知でしたらぜひ教えて下さい。 あはは! 2010-01-06 09:40:44 【ついに (Unknown)ボタンまでクリトリスに見えるようになりましたか? ボタンがクリトリスなら舐めやすくていいじゃないの。 チンパンさんのボタンを暇ありゃ舐めてるそうですね。素晴らしい素敵ありふれた愛じゃなくて良かった。頑張れ死ぬまでそいとげるんだぞ】 新年早々、実に低レベルなコメントが届きました。削除するのも大人げないので、そのまま紹介します。 このグログがスタートした頃、このブログの方向性を理解できない読者から場違いなコメントが届くと「伝説的コメント」と称して「お蔵入り」にしていたのですが、このブログは大衆でない「例外者」を対象としており、大衆を読者として想定しておりません。 コメントを頂くことは制約していませんが、大衆レベルのコメントは原則として【無視】いたします。 あしからず・・・ コメントがふたつ 2010-01-10 11:40:14 【Unknown (ms):個人の考えが書かれているblogに対して「意見」ではなく誹謗中傷を書き込む時点でどたまのスペックの低さが伺える。「論戦」と「罵り」の違いがわかるようになってから書き込むことを推奨したい】 【Unknown (Unknown):このくらい誹謗中傷とはおもわないが、クダラナイコメントだとは思うね】 コメント、ありがとうございました。 「お蔵入り決定」の著者のコメントに対して、さらに援護射撃的書き込みがあってビックリしました。 このブログ、確かに読者の知的レベルが相当高いと思いますし、著者も常に大衆に対して「判らない人は判らなくていい、判る人が判ればいい、大衆に理解されることは屈辱であり、大衆に誤解されることは名誉なことだ」との独自のスタンスを貫いて来ました。 多くの「どうでもいい日常の繰り言」が多いブログの中で、あえて大衆に背を向けたごく少数の例外者向けに、性愛懐疑派(性愛を興味本位ではなく深く考えること:絶滅危惧種)の立場から故意に異質な発言を続けて来ました。 気が付いて見ると、「脳内写生」という著者独自の造語がいつの間にか勝手に一人歩きして、音楽の世界で楽曲として使われたり、アダルトグッズの商品名として使われたりしています。 性的ファンタジーは重要な脳のエネルギー源であるとの意味で名付けた「脳内写生」ですが、それだけインパクトがあるブログのタイトルであったようです。 妊婦ヌード 2010-01-14 20:52:20 「妊婦ヌード」といえば、エログロ(エロティック&グロテスクの意味)の世界であり、「妊婦ヌード」はあくまでも一部の妊婦マニアのものと思っていました。 そしたらいつの間にか「妊婦ヌード」は「婚活」に奔走する女性たちを尻目に、「結婚そして妊娠」というゴールに到達した「婚活勝ち組女性」たちの象徴的記念事業になっていたのです。 つまり、「婚活レース」に勝ち、華々しい結婚式を挙げ、不妊治療に耐え、あるいは不妊に悩む女性たちを尻目にあっさりと懐妊し、臨月を迎えた「幸せな女性」たちの「勝利宣言」もしくは「女性の特権」として「妊婦ヌード」が撮影される時代なのです。 なお、「妊婦ヌード」を撮る女性は初産の人が多く、自分の身に起こった「神秘」の瞬間を後に残したいと考えるそうで、若い女性ほど「日々、お腹が膨らんでいく自分の美しい瞬間を残したい」と思い、30代後半の女性は不妊治療の結果ようやく「子宝」に恵まれた女性も多いため「生まれてくる赤ちゃんと一緒にいる自分の姿を残したい」と思うのだそうです。 自分の妻の「妊婦ヌード」を眺める男性の心理から言えば、日々膨らんでいく妻のお腹は「アンタ責任取りなさいよネッ」という無言のプレッシャーであり、出産という時限爆弾そのものなのです。 ユリアちゃん、妊娠おめでとう! 耳かきの功罪 2010-01-17 12:53:39 17日午前6時すぎ、東京都港区西新橋の木造モルタル2階建て空き屋から出火し、計10棟約530平方メートルが消失しました。 出火元とみられる空き屋は、東京・秋葉原の耳かき店の常連客だった男が売れっ子店員の女性(当時21歳)の自宅に押し掛け、祖母(当時78歳)と同女を殺傷した現場で、事件後は空き屋となっていた場所です。 酒井法子さんの千葉の別荘が覚醒剤事件のあと、放火されて消失した例を引用するまでもなく、空き家となった事件現場が放火される事件は少なくありません。 それはさておき、耳かき店は「癒し」を売りに急増し、ひざまくらで耳かきをしてくれる恋人感覚のサービスにより「好意を持たれている」と勘違いする常連客が多いそうで、風俗店ではないため性的サービスがないことが、かえって客を欲求不満にさせてストーカー行為に走らせる要因にもなっているようです。 かつて「ヨシカワ」(犯人)と名乗る男が耳かき店を訪れ、売れっ子だったEさん(被害女性)のもとに毎週のように通い詰め、一日5時間を超える指名もたびたびで、なんと月に30万円を超えるお金を使っていたそうです。 「耳かき」という行為には「幼いころ母の膝で耳かきをしてもらった」というノスタルジックな要素と、脳にきわめて近い耳腔の奧を女性が顔を近づけて「くすぐる」というエロティックな要素があり、耳アカが溜まった場所を若い女性に掃除してもらうという羞恥心と好奇心が入り交じった行為であり、さらに耳かきそのものが「耳かき中毒」という性癖があるほどクセになりやすい行為なのです。 こうしたデリケートな領域だからこそ、男達が耳かき店にハマるのであり、時にストーカー事件にまで発展する訳です。 かつてサドは「悪徳の栄え」のなかで、女性に向かって「体中のアナを差し出せ!」と宣言しましたが、当然そのアナには耳の穴も含まれていたのです。 耳かき:続 2010-01-18 13:15:54 【Unknown (Unknown):耳の穴なんて差し出してどうすんの】 アーユルヴェーダーやタントラでは温めた香油を頭皮に垂らしたり、耳の奧に木の実を詰めておいて耳腔に香油を注ぐ「快楽法」があります。(危険が伴うので、マネしないでください) また、鼻腔と耳腔に同時に冷水が入ると三半規管が感覚を失うため、上下の感覚が消え水泳選手でも水に溺れることがあります。 シンクロ・スイミングの選手が、ノーズクリップで鼻腔を塞いで演技するのもこのためです。 つまり鼻腔と耳腔は脳の近くにあり、大脳に潜り込むように穴があいているため、脳に直接インパクトを与えやすい器官なのです。 確かに耳の穴にペニスを押し込むことは困難でしょうが、鼻腔や耳腔を官能的快楽の器官として時間を掛けて開発する努力をすべきではないかと思います。 サドはその意味で「カラダ中の穴を差し出せ」と言ったのでしょう。 Jumiさん、ごめん 2010-01-18 19:25:23 【Unknown (Jumi):明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。 「特殊な嗅覚」という表現は、とてもしっくりきますね。私は今まで、自分が人と違うということに気付いていました。今更ですが、大衆の中にいる自分に違和感を覚えたり、ぎこちなさを感じたりしてきました。一握りですが、そんな私に気付く方もいましたし、ある種不思議ちゃんのように映る方もいらっしゃると思います(笑)大衆の中で、演じている自分と心の中の自分の差に戸惑い、それ故自分は嘘をついているとか、芯のない人間なのではないかと、長い間悩んできました。しかし、著者様の『大衆の中では善人であるべきだ』というお言葉が全ての解決の糸口になりました。この様なお話は以前にも致しましたが、今年はさらに、自分らしさを追及していきたいと思います】 1月7日にJumiさんからコメントを頂きながら、例の「お蔵入りコメント」に気を取られ「うっかり」見逃してしまいました。 こちらこそ、今年もよろしくm(。。)m このコメントは「オンナは見た目か」というタイトルのブログに関して頂いたものです。 Jumiさんはご自分が大衆ではない「例外者」であると気付いているのですね。 「例外者」が「自分らしく生きよう」とすれば完全なエゴイストにならざるを得ず、ストレートに欲求を満たそうとすれば間違いなく犯罪者になってしまいます。 だからこそ「大衆の中では善人である」ことを貫く必要があり、そうすることでむしろ自分だけの世界を確保することができるのです。 少女監禁事件 2010-01-22 23:14:17 1991年にカリフォルニア州で見知らぬ夫婦に誘拐された、当時11歳だった少女(現在29歳)が昨年8月に約18年間におよぶ監禁生活からようやく解放されました。 米国のメディアは事件発覚当初から女性の氏名を実名で報道していますが、今月解放後のこの女性の写真がはじめて公表されました。 なお、この女性を誘拐し監禁したフィリップ・ガリドー(58歳)とその妻は逮捕・起訴されましたが、両名は法廷で無罪を主張しているそうです。 警察によると、ガリドーは40年近く前に、当時の14歳の少女をレイプして告訴されたものの、裁判の途中で告訴が取り下げられた前歴があり、さらに1976年には、ネバダ州リノでカジノ従業員の女性を誘拐したうえレイプし、その罪で11年間の刑を宣告されています。 そしてこの服役・出所数年後に、冒頭の少女を誘拐し、長期の監禁に及んだことになります。 女性を監禁したり、女性を「飼育」する事件は時折、国内・海外を問わず発生しており、我が国でも新潟県で少女を長期監禁する事件がありました。 また、映画「飼育」も有名です。 一方、女性が少年を監禁したり、少年を「飼育」する事件はほとんど起きません。 つまり監禁・飼育・レイプ事件は、男性特有の「独占欲」「支配欲」にもとづくものなのです。 あくまでも「妄想」や「ファンタジー」として、著者も「いつか美しい女性を監禁・飼育して独り占めしてみたい」と夢想することはあります。 しかし、著者の場合、かんじんの「独占欲」「支配欲」がほとんどありません。 残念(?)です・・・ 窒息マニア 2010-01-24 13:11:12 自殺サイトを悪用し3人を殺害した前上 博が昨年死刑を執行されました。 大阪地裁判決によれば、前上死刑囚は平成17年2月から6月頃にインターネットの自殺サイトを通じて知り合った大阪や兵庫に住む14〜25歳の自殺志願者の男女3人に、一緒に練炭自殺をするかのようなメールを送るなどして誘い出し、乗用車内でこの3人も口をふさいで殺害したそうです。 前上死刑囚は「人が窒息して苦しむ姿に無上の性的興奮を得る」人物であり、「どうしてもその衝動を抑えることができなかった」と自ら供述しています。 また「小学4、5年のとき推理小説に、犯人が薬品を染み込ませたハンカチで口をふさいで失神させて誘拐する場面を読んで興奮した」と述べており、精神科医師はこれを「異常性癖」と判断しました。 これは著者の体験談ですが、ある30代の女性から性交のさなかに突然「強く首を絞めて欲しい」と懇願されたことがあり、その後別の女性からも同様の行為を「せがまれた」ことがあります。 多分、脳内の酸欠がオーガズムをより深くすると同時に、男性に首を絞められることに被虐的な快感(襲われるスリル)が伴うのだと思います。 また、男性の一部には性交中に相手の女性の首を手や紐・ネクタイ等で締め付ける行為を日常的に行う者がおり、たとえばラブホテル等でデリヘル嬢が絞殺される事件がときおり発生します。 一説によれば性交中に女性の頸部を圧迫すると、膣の締まりが良くなると言われています。 もちろん性交中に絞殺することは論外ですが、前上死刑囚が「人が窒息して苦しむ姿に無上の性的興奮を得る」と述べていたことは、決して異常なことではなく、映画にもこうした性癖が登場するほど、昔から存在した性癖のひとつなのです。 ただし、安易に「窒息行為」模倣することは大変危険です。 女性がオーガズムを感じて興奮している時に頸部を強く締め付けたら呼吸が苦しくなるだけでなく、脳に血液が届きにくくなり、さらに頸部の圧迫を弛めた瞬間にもの凄い勢いで脳に血液が流入するので、脳の細い血管が破裂する恐れがあるからです。 だからこそスリルがあるのだ、ですって?そういうアナタは「窒息マニア」ですぞ。 セックス依存症 2010-01-30 00:00:57 クリントン元大統領、マイケル・ダグラス、タイガー・ウッズの共通点は何か? 答えは「セックス依存症」です。 10人を超える愛人との不倫関係を持ったタイガー・ウッズは、現在ミシシッピ州にあるリハビリ施設で「セックス依存症」の治療に取り組んでいるそうで、6週間もの期間1日約8時間ものカウンセリングを受けているとのことです。 セックス依存症(セックス中毒)とは、異常に強い性欲の持ち主やセックスに強い執着を持っている症状のことで、常にセックスに関する妄想と性衝動に支配され、やがて仕事や健全な人間関係を築けない状態になると言われています。 たとえばセックス依存症は ・後先考えず色々な性行動にふける ・過度なマスターベージョン ・結婚相手以外との複数の肉体関係 ・行きずりの性交渉 ・アダルトビデオの常用 ・スリリングなセックスを好む ・テレホンセックスやネットセックスの利用 ・新聞雑誌の交際欄や出会い系サイトを通じての買春 ・売春または買春 ・露出マニア ・覗き見マニア ・過度なセクハラ ・痴漢行為、レイプ等 の特徴があり、タイガー・ウッズの場合も、こうした行動の結果、仕事や家庭を失い社会的信用も損うことになって、さらに離婚の危機とプロゴルファーとしての業績まで失う危機に直面して、ようやく治療を受ける決心をしたようです。 しかし、著者は「セックス依存症」と呼ばれる症状が、はたして「病気」と呼べるのか少々疑問視しています。 クリントン元大統領、マイケル・ダグラス、タイガー・ウッズ等は「ご乱行」が暴かれたため、「私はセックス依存症という病気だったのだ」とあわてて病院に逃げ込こみ、ハレンチな「ご乱行」を糊塗するための隠れ蓑として「治療」を利用している疑いがあるからです。 また、なぜか「セックス依存症」がアメリカの男性に多いのも不自然です。 アメリカの精神科医は何んでも「こころの病」にしたがるので、有名人がこれを利用して浮気がバレると「セックス依存症」と診断してもらい、すべて「病気」のせいにしてしまうのではありませんか? 著者ですか? 至高性をめざす例外者は「なにものにもとらわれない存在、なにごとも許される存在、この世のものではない存在」ですから、あらゆるものに耽溺し、陶酔・酩酊しつつ、しかも何か特定なものに依存することはありません。 スッピンのモーニングさん 2010-02-02 11:44:46 先日、仕事帰りに山手線に乗ろうとしたら、偶然当社スタッフのモーニングさんと「遭遇」しました。 なぜ「遭遇」かと言えば、彼女はこの日「お休みの日」であり、電車から降りて帰宅するところで「バッタリ」出会ったからです。そして、なんと彼女は完全なスッピンだったのです。 そして何よりもビックリしたのは、恥ずかしそうに顔を隠す「スッピン」の彼女が、いつもよりソフトで、よりオンナらしく見えたことでした。 いつもきちんとメイクしている女性が、不意にスッピンになると「凄く新鮮」に見えることが「新鮮」な発見でした。 ヘソ出し・見せパン 2010-02-04 21:47:42 都内のある百貨店での実際の出来事です。 著者がその百貨店の朝礼に久しぶりに参加していたところ、天井から吊り下げている売り場のポスターが偶然落下しました。 その異変に気付いたフロアーのスタッフがすぐ駆けつけ、開店時間までに脚立を使ってそのポスターを再度吊り下げようとしたのですが、その女性スタッフが脚立の上に立って両手を天井に差し出し、つま先立ちした瞬間、著者は唖然としました。 なんと上着の裾が持ち上がり、同時にズボンが下がったため、お腹まわりの肌が幅30?以上もむき出しになり、完全な「ヘソ出し・見せパン」状態になったからです。 朝礼中のフロアマネージャーは一瞬、脚立の上の彼女を「ジロッ」と睨んだものの、実はほとんど気付いた者がいなかったこともあり、平然と朝の訓辞を続けましたが、脚立の近くにいた著者は、脚立の上で作業している彼女のブラのレースの色からパンツの色まで、さらに尾てい骨の窪みまでシッカリ観察させていただきました。 当日、都内は積雪1〜3?の寒い朝でしたが、あの「ヘソ出し・見せパン」を見た著者は、思わず「アナタ、凄い暑がりなんだね?」と言ってやりました(苦笑)これってセクハラなんでしょうか・・・ 女は見た目か? 2010-02-09 22:53:45 「女性による男性の評価」と「男性による女性の評価」には大きな隔たりがあるそうです。 たとえば、女性による男性の評価は、ほとんどの場合「知性+ユーモア+お金+見た目」で決まるそうで、逆に男性による女性の評価は、ほとんどの場合「見た目×(知性+ユーモア)」で決まるのだそうです。 もっとも男女いずれの場合も、見た目を重視するのか、知性を重視するのか、その比率は各々違うと思いますが、男性になくて女性にだけにある評価要素はズバリ「お金」であるということは重要だと思います。 結局、女性から見ていくらイケメンで知性があり、ユーモアがあっても「お金」がない男性は「評価の対象外」であり、論外であることになります。 最近、ある女性から質問されたことがあります。 それはエッチが上手な既婚男性との不倫をしている40歳の女性が、お見合いで知り合った経済的に安定しているがエッチが非常に下手な男性と結婚した場合、その結婚が続けられるものか否かという相談でした。 著者の回答はきわめて明解です。 経済力があるエッチが下手な男性と結婚して生活を安定させながら、エッチが上手い男性との不倫を続行すればいいのです。 エッチが下手な男性は性経験が未熟なのですから、妻の不倫を見抜けるハズがありません。 ところで彼女は「エッチが下手でも、結婚すればエッチが上手くなるものですか?」と不安気でしたが、著者は彼女に「エッチが上手いか下手かは、経験とセンスの問題です。官能的センスがないといくらエッチをしても上達しませんよ」と回答しました。 彼女は婚約する予定の彼に「官能的センスはない」と申しておりました。 お幸せに・・・ デスパレートな女たち 2010-02-13 23:58:00 オンナは見た目か?について議論を追加します。 最近、ある有名デパートの社員食堂を数回利用する機会がありました。 以前から「デパートの社員食堂の雰囲気は最悪」と聞いていたのですが、にこやかな笑顔の親切なデパート女性店員さんがバックヤードに入った瞬間急に無表情になり、誰もが無愛想で態度が横柄になり、疲れ切ったように見えます。 「営業モード」の見た目がどんなに良くても、「バックヤードモード」では最悪のオンナになるのです。 近頃各地でデパートが閉鎖されるほど、デパートの業績が悪いためデパートの社員のストレスも相当溜まっているのかも知れません。 もうひとつ、デパートの女性レジ係の無愛想さもヒドイものです。 デパートのレジ係はスーパーのレジ係と違い、デパートの店員(売り子)さんが金銭トレーに乗せて持ってきた現金やカードを受け取り、レジに入金してからお釣りやカードを渡すという入金作業だけを反復します。 つまりデパートのレジ係は、まったくお客様との接点がありません。 このためどうしても義務的な対応となるため、デパートの店員(売り子)さんの間でも女性レジ係は評判が良くありません。 ところが、退社時間になって警備員の前を「オツカレサマー」と言って通り過ぎるデパート女性店員さんが、皆さんハツラツとしているのです。 いったいどちらが彼女たちの本当の「見た目」なのでしょうか? デパートというデスパレート(崖っぷち)な業界で働く女性たちの二面性こそ、デパートが改善しなければならない「体質」ではないでしょうか。 バンクーバー・オリンピック 2010-02-16 16:23:02 イギリスの百貨店チェーン「デベナムズ」によると、バレンタインデーをきっかけに、男性の股間部分を強調する下着の売れ行きが好調になっているとのことです。 特に1枚約2500円するこの男性用下着は、オンライン売り上げが前週比76%増加しているそうです。 そういえばバンクーバー五輪のスピード・スケートの日本選手が着用している金色のコスチュームも、カラダに密着させ空気抵抗を少なくする構造のためか、妙に男性選手の股間がモッコリして見えます。 ただし、「デベナムズ」の男性下着も、スピード・スケートの日本選手が着用している金色のコスチュームも、それを脱いだ後の股間の形状については「責任は持てない」とのことです。 草食系?肉食系! 2010-02-19 11:29:42 前回のブログで、イギリスのある百貨店ではバレンタインデーをきっかけに、男性の股間を強調する下着の売れ行きが好調であり、バンクーバー五輪のスピード・スケートの日本選手が着用している金色のコスチュームも、空気抵抗を少なくする構造のためか、男性選手の股間がモッコリして見える」と書きました。 そのイギリスの百貨店で売られている「男性の股間を強調する下着」の構造や画像を探して見たら、意外にも国内でも販売されていることが判明しましたので、その画像を紹介いたします。 こうした「男性の股間を強調する下着」が登場する背景として、社会的に強くなりすぎた女性に対して「草食系男子」と呼ばれたくない一部の男性たちが、男性の根源である生殖能力をアピールする手段としてあえて「男性の股間を強調する」ために、こうした下着を用いるようになったのではないかと思います。 古来より未開の文化では、男性器を特に誇示するためにヒョウタン等で作られた「ペニスケース」と呼ばれるある種の「下着」があり、しかもその「ペニスケース」は紐で吊って常に勃起状態を保つように装用されて来ました。 またクラシック・バレーの男性ダンサーは、タイツの下に股間を強調するパッドを入れて踊ります。 「男性の股間を強調する下着」も、こうした「原始への帰還」現象や生殖能力のアピールと見ることができます。 でも真に男性に必要なことは、股間を大きく見せることではなく「けっして枯れない豊な妄想」(脳内写生)を持続させることなのですが・・・ セックス調査 2010-02-22 17:07:14 アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が最近発表した研究結果によると、ペニスの大きさと、女性がオーガズムを得ることには、ほとんど因果関係がないことが判明しました。 こうした研究は、古くは「キンゼイ・リポート」や「ハイト・レポート」でも指摘されてきたことなのですが、CDCの研究はこれらの先駆的リポートを改めて追認したことになります。 この「キンゼイ・リポート」「ハイト・レポート」について関心がある読者は、ぜひネット検索してみて下さい。 ちなみにこの研究によると、アメリカ人男性の勃起時のペニスの平均サイズは12,7センチだそうです。 ペニスの大きさはオーガズムに関係がないと結論付けながら、ペニスの平均サイズを計測するとは「さすが」と言うべきでしょうか? さらにアメリカ人男性は性交時に75%がオーガズムを感じているのに対し、同女性はわずか29%しかオーガズムを感じていないのだそうです。 これは、男性が挿入と射精だけに「とらわれて」いるためで、こうした「ひとりよがり」が女性のオーガズムを阻害していると思われます。 また、これも「キンゼイ」「ハイト」両リポートでも報告されていたことですが、20〜59歳までの男女を対象に調査したところ、性交相手の人数では男性が平均7人、女性が平均4人という結果で、初体験は男性が平均16,9歳、女性が平均17,8歳でした。 アメリカの女性は性的に意外と保守的?と言ったら失礼でしょうか。 なお、その一方でストレス社会であるアメリカでの勃起障害(EDS)で悩んでいる男性は40歳以上の男性で5%、60歳以上では15〜25%に達するとのことです。 ストレスが少ない途上国の高齢者のEDS率をぜひ調査・比較して欲しいものです。 髪の長い美少女 2010-02-28 10:06:17 最近、髪の毛を長く伸ばしている幼い少女を良く見掛けます。 多分、母親の趣味で「より可愛く見せる」ために娘を幼い頃からロングヘアーにして、ことさらに目立つ服を着させているのでしょうが、どうしても気になることがあるのです。 まず、問題になるのは衛生面です。 幼い少女が50〜60?もある長い髪を、自分でいつもきちんと洗うことができるのかどうか、不衛生ではないんか、長い髪が顔や首にまとわり付くことで落ち着きのない子になるのではないかと気に掛かります。 かつては子どもの髪は、清潔を保つために男児は頭を丸刈りにしたり、女児は顔に髪が掛からないようにオカッパ頭にしていたのです。 また、身の回りにある「回転するもの」、たとえばシュレッダーとか扇風機・ドライヤー・洗濯機・自転車・自動ドアーなどに少女の長い髪が巻き込まれる危険性もあり、髪の毛に何らかの火が移る可能性もあるでしょう。 もう一つ、幼い少女を親の目線で可愛く飾り立てれば飾り立てるほど、第三者の男性から見るとよりエロティックな存在となり、好奇のまなざしにさらされ、目立つ存在になってしまうのです。 米国ではジョン・ベネちゃん事件で注目されたように、美少女、それも3〜5歳ぐらいの幼女を狙った性犯罪や誘拐事件が多発しています。 自分の娘が本当に大切なら、むしろ母親は自分の娘が「お年頃」になるまで、男性の好奇の視線に触れないように、あまり目立たないように、特にエロティックな存在とならないように服装や髪型に注意して育てるべきであると思います。 女を捨ててる場面 2010-03-08 00:01:58 「それを見られたら、女として終わり」と女性が思う行為の第1位は「ムダ毛の処理」で、特に「脇毛と陰毛の処理」は短い毛を必死に抜いているので、「もの凄い」表情をしているようです。 でも、陰毛の処理は水着の季節だけなんでしょ? また女性が見られたくないと思う場面として「白髪を抜いているところ」とか、「エロ本を読んでいるところ」があり、カワイイところでは「ダイエット食品を買いだめしている姿」とか「鼻の穴の掃除をしているところ」なんて場面もあります。 でも女性が「見られたくない」と言うものの、実は男性から見て「絶対に見たくない場面」もあるのです。それが「トイレットペーパーがなくて、パンツを降ろしたまま家の中をうろうろしている姿」でしょう。 その時女性は「女を捨てている」でしょうが、著者ならその場で「彼女を捨てます」。 (忙しいのでブログを更新していませんでした。「体調を崩したのですか?」とメールを下さった皆さん、どうもご心配をお掛けしました。お陰様で健康です) マジ!とんちんかん? 2010-03-10 01:00:41 「それを見られたら、女として終わり」と女性が思う行為として、「トイレットペーパーがなくて、パンツを降ろしたまま家の中をうろうろしている姿」とブログに書いたら、何を勘違いしたのか、ある女性から「エッ、あなた私のあの姿見たの!?ホントッ?」と尋ねられ、逆に著者が「エッ、君はそんなことしてるの!?」と思わず苦笑してしまいました。 「語るに落ちる」とは、このことです。 どうやら、多くの女性が「トイレットペーパーがなくて、パンツを降ろしたまま家の中をうろうろしている」ようです。 古来より「見ぬもの潔(きよし)」というコトワザがありますが、女性が「楽屋裏」でどのような「女を捨てた姿」をしているのか、男性は見たり、想像しないほうが女性を「崇拝」することができると思います。 雪とミニスカート 2010-03-11 00:28:08 昨夜、東京は「爆弾低気圧」が通過したため、雪が降り出し、気温も一気に急激に下がりました。 そして、東京ではめずらしくすべての道路がシャーベット状の雪で覆われ、歩道を歩くと滑って転びそうになるほどツルツルな状態でした。 ところが、それほどの悪天候にも関わらず、何人もの若い女性が太腿をあらわにしたミニスカートで寒そうに襟元だけを押さえて傘を差して歩いていました。 寒かったら、ズボンを履けばいいのに、と考えるのは「オジサン」だけで、彼女たちはどんなに寒くても、たとえ吹雪でもミニスカートを履きたい・足を見せたい・注目されたいと思っているのでしょう。 でもミニスカートで吹雪の中を歩けばオシリは丸見え、シャーベット状の路面に転んだ時は、相当悲惨ですよ。 ロリエのCM 2010-03-14 23:57:09 以前、このブログで食事の時間帯に繰り返される「生理用ナプキン」のCMや、ドラッグストアーの生理用品コーナーに「現物」が堂々とサンプルとして展示されている状況を「憂う」文章を書きました。 その後、「2ch」にも同様の「板」ができ、他の男性たちも著者と同じ見解であることが裏付けられました。 ところが「ロリエ」のTVCMは、あたかもこうした男性の思いを挑発するかのように、実に刺激的なナレーションと大胆な画像が次々と登場します。 まずCMのナレーションを文字でお読み下さい。 「生理中、多い日もおっきく動ける、おっきく動ける私のスリム。 ロリエスーパースリムガード 動くたびにドット出る経血も、瞬間カプセル吸収でズーとさらさら」 「動くたびにドット出る経血」という過激なナレーションと共に、鉄棒を乗り越える白いパンツ姿の女性を前後からアップで撮影したり、階段を登らせたりします。 あの白いお尻がアップで映る場面(画像参照)に、思わず視線を釘付けされる男性もさぞや多いことと思います。 また「ウィスパー」のCMにも「大量の経血も素早く吸収」というナレーションがあり、「経血」という「世にはばかれるべき単語」が、放送コードをモノともせずに公然とCMに登場しています。 生理ナプキンのCMに、なぜ男性の視線をも引き付けるアングルが多様されるのか、これは意図的な戦略なのか、それとも男性が勝手に視線を釘付けされるだけなのか、深く考察する必要があります。 ワコール リボンブラ 2010-03-17 12:50:20 m・sさんからコメントがありました。 【確かに考えてみるとオカシな構成だ。10分程の考察の結果を書かせて頂く。女性は胸や太股といった部分に男性が惹き付けられる事を本能的に知っている。そして峰不二子のような男性が惹かれ体型に憧れる。それを応用し、男性が惹かれる部分をアピールする事で無意識に女性を惹き付ける事に繋がるのではないだろうか。久しぶりに灯台もとのような疑問を提供して下さりありがとうございます】 なるほど、「男性が惹かれる部分を(女性に向けて)アピールする事で無意識に女性を惹き付ける事に繋がるのではないだろうか」という指摘は的確だと思います。 実は、著者は同様の傾向を持つTVCMとして「ワコール リボンブラ」(画像参照)の「リボンブラ体操」を、このブログで紹介する予定でした。 このCMは、若い外人女性が短パンにブラ姿でふたりが並んで踊るCMですが、その映像にも「男性が惹かれる部分を(女性に向けて)アピールする事で無意識に女性を惹き付ける」手法が用いられているように思います。 特にこのCMソングの歌詞は、男性にとってとても刺激的ですので引用します。 「ハイ、腕上げ、てねじりましょう そのとき胸にご用心 こんなにパカパカ浮いている こんなにパカパカ浮いてる これはイカンと言うことで おニューなブラができました、ヘイ ハイ、腕上げてねじりましょう そのとき胸にご注目 バストにピッタリくっ付いて ほらほらスキマが見えません これが噂のリボンブラ これが噂のリボンブラ〜♪」 雑誌「宣伝会議」風に言えば、これらのCMは「男性の視聴者にも訴求しつつ、あくまでも女性の視聴者に向けて、従来なら詳細に表現しなかった部分を克明に表現しつつ、言いたいこと大胆かつストレートに映像とコメントで主張するCM」の出現と言えるでしょう。 不況が長いと、TVのCMコードすれすれのところで訴求効果を高める手法が用いられるようになる、ということでしょうか。 次回は「沢尻エリカ」サマのCMを論じる予定です。 沢尻エリカ 解禁? 2010-03-19 22:45:00 ロリエとワコールのCMを見て「男性が惹かれる部分を(女性に向けて)アピールする事で無意識に女性を惹き付ける手法が用いられている、さらにこれらのCMは男性の視聴者にも訴求しつつ、あくまでも女性の視聴者に向けて、従来なら詳細に表現しなかった部分を克明に表現しつつ、言いたいこと大胆かつストレートに映像とコメントで主張するCMである」と分析し、「不況が長いと、TVのCMコードすれすれのところで訴求効果を高める手法が用いられるようになる」と述べました。 あるエステのCMで「沢尻エリカ 解禁」(画像参照)という新しいCMが登場しました。 ここでは沢尻エリカの傲慢さや「若気の至り」を、論う(あげつらう)つもりはありません。 むしろ、「沢尻エリカ 解禁」のCMにも、「男性が惹かれる部分を(女性に向けて)アピールする事で無意識に女性を惹き付ける手法」が用いられており、さらにこれらのCMは「男性の視聴者にも訴求しつつ、あくまでも女性の視聴者に向けて、従来なら詳細に表現しなかった部分を克明に表現しつつ、言いたいこと大胆かつストレートに映像とコメントで主張するCMが出現し、不況が長いと、TVのCMコードすれすれのところで訴求効果を高める手法が用いられるようになる」という共通点があることをあえて指摘したいのです。 実は「沢尻エリカ 解禁」のCMは、ほとんどCG(コンピュータ・グラフィックス)処理で作られており、そのCG合成によるボディ・ペインティングのキャンパスとして、単に「芸能界復帰」のタイミングを図っていた沢尻エリカの生身のボディが利用されたに過ぎません。 真にエロティックなのは、沢尻エリカの肉体ではなく、彼女の肌の上を流れ落ちる黒い液体様のタイツの滑らかな動きにあるのです。 でも、あのCMには「黒人のような黒い皮膚を脱ぎ捨てて、白人ハーフの沢尻エリカのような白い肌になろうとの隠喩が込められている」とうがった見方もできそうです。 そうのように解釈すると、確かにかなりスキャンダラスなCMが「解禁」されたと言えます。 それなのに「沢尻エリカ 解禁」と言いながら、一方で「取材は解禁しない」とは、あきれた「解禁」ですな。 映画「隣の家の少女」 2010-03-24 13:36:10 1950年代の後半、小さな街で暮らすデイヴィッド(ダニエル・マンチ)の隣家に、ニューヨークから姉妹が越して来ました。 この姉妹は家庭の事情で叔母(ブランチ・ベイカー)の所に預けられたのであり、デイヴィッドの隣家にこの姉妹が越して来た直後から、デイヴィッドはすぐに姉のメグ(ブライス・オーファース)と仲良しになりますが、彼はやがて姉のメグが叔母とその息子たちに虐待されていると気付きます。 この映画は、実話にもとづいて描かれたジャック・ケッチャムの同名の小説を映画化したもので、残虐行為をリアルに描いており、衝撃の作品となっています。 虐待やイジメ・近親姦(インセスト)と聞くと大衆は嫌悪しますが、著者が唱える「性愛懐疑派」や「例外者」なるスタンスから深く考察すると、映画「完全なる飼育」シリーズを例にあげるまでもなく、虐待やイジメ・近親姦等には常に加虐・被虐・傍観のいずれの側も「仄暗い性欲」が内在しています。 大衆はこうした現象を安易にS(サディズム)とかM(マゾヒズム)と呼びたがりますが、加虐・被虐・傍観の嗜好はそれほど単純ではありません。 映画「隣の家の少女」の一場面(画像)を見て「可哀想だな」と思う反面、「エロティックなポーズだな」と感じる読者も必ず存在するはずです。 こうした異質で、ごく少数の「例外者」の方々と、5月2日(日)東京でお会いできればと願っております。 この「脳内写生」は今年5月で丸3年を迎えており、「脳内写生 御異見版」の読者と合わせると常時100名以上の読者がおります。 その読者のすべてが「例外者」であるとは思っておりませんが、大衆が近づこうとしても近づけないサドやニーチェ、バタイユ等がめざした「至高性」(宗教や修行、道徳ぬきの「なにものにも従属しない、なにものでもない自在なる自己への到達」のこと)について深い関心がある読者の皆さんの参加をお待ちしております。 問い合わせ先:oxoxo90@hotmail.co トリンプの「おねだり」サイト 2010-03-27 23:16:30 トリンプの通販サイト「desir」の「おねだり機能」をご存じですか? 下着メーカーのトリンプによる通販サイト「desir」は、直訳すれば文字通り「欲望という名の下着」の通販サイトという意味になります。 さて、この「desir」の「おねだり機能」ですが、通常オンライン通販では購入商品を選択すると「買い物カゴに入れる」ボタンを押し、商品を購入します。 ところが「desir」には、「買い物カゴに入れる」のボタンのほかに、「おねだりをする」のボタンがあり、トリンプの下着をプレゼントしてほしい男性に女性が「おねだり」することができるようになっています。 たとえばある男性に下着をプレゼントして欲しい女性が「おねだりボタン」を押すと、次に「おねだり」する相手のメールアドレスと「おねだり」の「わけ」を入力します。 すると、「おねだり」の相手にメールが送信され、「おねだり」をせがまれた相手はメールに記載のトリンプのURLから「おねだり」商品を購入して、「おねだり」を希望する女性にプレゼントすることができます。 この仕組みは、女性が欲しい商品を選んで支払いだけを男性に回すもので、「おねだり」された男性から見ると「鼻の下が伸びるため、トリンプによると79%の男がこの「おねだり」の罠にハマるのだそうです。 「おねだり成功率79%」なら、あざとい女性が利用しないはずがありません。 まさに「欲望という名の下着」にふさわしい戦略なのです。 しかし、こうした仕組みがあざとい女性を増長させているのであり、「男を、色気と甘えで籠絡して安直に世渡りするバカ女」を増大させているのです。 ドロワーズそれともズロース 2010-03-29 23:41:45 東京は桜が咲き始めてもまだ気温が8度という寒さなのに、画像のようなファッションで朝10時頃、これを通勤着として着用して目白通りを足早に歩いている女性がおりました。 彼女が身に付けていたショートパンツはネットで調べてみると「四段レースショートパンツ」とか「フリルティアードショートパンツ」と呼ばれる商品であり、画像も簡単に入手できました。 きっと流行のアイテムなのでしょう。 こうした構造の下穿きは本来「ドロワーズ」と呼ばれ、下穿きの裾(すそ)が股下より長い女性用の下着を意味していました。 おそらく一連のメイド・ブームに続く「ゴスロリ」(ゴシック・ロリータ)のブームの中で、ミニスカートの裾からチラチラと見せることを目的として登場したアイテムと思われます。 我が国ではこうした下穿きをかつては「ズロース」(drawers)と呼び、女性が下半身に穿く(あまり色気のない)下着を意味していました。 さて、画像のようなファッションで著者の前を歩いていた女性を見て、著者は思いました。 商品のカテゴリーは確かに「ショートパンツ」ですが、これはミニスカートの下に穿くべき「ドロワーズ」とか「ズロース」と呼ばれる構造の下着であって、このショートパンツで朝の街を歩くと「ミニスカートを穿き忘れて歩いているのではないか」と誤解を招くこと間違いなしです。 今度は「お願いだから今度はミニスカートの下にその自慢のドロワーズを穿いて、ゆっくり前を歩いて欲しい」と思います。 ドロワーズとは? 2010-03-30 21:19:28 【Unknown (chihiro):彼女たちには、それが”見えない”のでしょうかね。 「下着姿で歩くな」という文句を言えば、「そんなやらしい目でみないで」と彼女たちが返してきそうなのがオチ。それがまたなんともいえない気持ち…】 chihiroさんお久しぶりです。 たしかに・・・電車の中で「朝の出勤にその服装は非常識!」と感じて見ていると、「なにジロジロみてんだよ!」と若い女性ににらみ返されたりします。 また、満員の通勤電車のなかでカラダをピッタリ密着させ、電車の揺れを利用して時々キッスを交わしているカップルを「朝からなんだよ・・・」とチラチラ見ていると、男がにらみ返してくることもあります。 【それがまたなんともいえない気持ち…】とは、言い得て妙ですね。 ところで「ドロワーズ」って何ですか?という質問がありました。 考えてみれば原型である「ドロワーズ」や「ズロース」の形を知らなければ、前回のブログもよく理解できませんね。 そこで改めてオーソドックスな「ドロワーズ」(ズロース)の画像をアップしておきます。 神様募集 2010-04-02 17:52:42 「神様募集」をご存知ですか? いまは、神様にすがるのではなく、こちらから神様を募集するのかな?、随分時代も変わったなと思っていたら、実は「神様」とは一夜のパトロンのことでした。 「訳あり」の女性や家出している女性に食事をおごったり、家に泊めたりする「優しい男性」を彼女たちは「神様」と呼びます。 こうしたサイトは「出会い系サイト」と同じ仕組みなのですが、「神様募集」や「家出掲示板」と「出会い系サイト」の違いは弱い立場の女性たちが「優しい男性」たちに低姿勢で「おねだり」することにあります。 このブログで下着メーカー「トリンプ」の通販サイト「desir」の「おねだり機能」を紹介し、女性が欲しい下着を選んで支払いだけを男性に回すと「鼻の下が伸びた男性」が実に79%の確立でこの「おねだり」にハマると書きました。 そして、著者はこうした「おねだり」の仕組みがあざとい女性を増長させているのであり、「男を、色気と甘えで籠絡して安直に世渡りするバカ女」を増大させていると指摘しました。 つまり、「神様募集」も「トリンプ」も基本は「おねだり」なのであり、その「おねだり」が二極化していることになります。 なぜなら、一方に男性に堂々と下着を「おねだり」する「あざとい女性」(勝ち組)がいる反面、「訳あり」の女性や家出している女性(負け組)たちは「優しい男性」を「神様」と持ち上げ、食事を「おねだり」したり、家に泊めてもらったりしているのです。 いずれにせよ「おねだり」する女性たちが急増しているとすれば、不況の中でそれだけ女性が弱くなったことになります。 下着の捨て方 2010-04-06 22:58:59 トリンプ・インターナショナル・ジャパンが、昨年10歳以上の女性計3000人余りに下着の処分に関するアンケートを行いました。 その結果、全体の55%以上が下着を捨てるときに「ためらい」や「不安」を感じていることが判明しました。 たとえば「下着を捨てるとき、ためらいや不安を感じるか」との問いに、「すごく感じる」15・3%、「やや感じる」40%で、半数以上が「ためらい」や「不安」を感じていると回答しました。 また「何に不安を感じるか」についての問いに、「人の目に触れないか心配」50・3%、「持ち去られないか、悪用されないか心配」19・2%、「リサイクルできないか」14・4%、「愛着がある」(7・6%)、「捨てる時期が分からない」4・8%の複数回答がありました。 さらに「ブラジャーを捨てるときの方法」については、「見えないように包む」72・%、「ブラジャーと分からないように分解する」16・2%、「そのまま捨てる」9・5%でした。 女性の下着は性的な好奇心の対象になりやすく、また本人も愛着を持ちやすいため廃棄の際に戸惑う女性が多いようです。 上野千鶴子氏の「スカートの下の劇場」によれば、女性の下着は「自己のカラダを下着でラッピングすることで自己の価値を高める意味がある」(要旨)のですから、確かに愛用した下着に愛着が生まれることは容易に推測できますが、その一方で古くなった下着はラッピングとしての威力が低下した時点で無造作に「そのまま捨てる」ことにもなります。 ところが男性にとって、その無造作に捨てられた下着によって新たな妄想が作られる可能性があることから、女性は無造作に下着を捨てられなくなるのです。 これは提案ですが、下着を捨てるとき小さく切断したり墨汁等で盛大に汚すことで「新たな妄想」が生まれないようにしたらいかがでしょうか。 (多分、小さく切断してから捨てる女性が多いとは思いますが・・・) ニーチェの言葉 2010-04-12 23:47:49 ニーチェの難解な書物の中から短い文章を抜き出し、これを羅列した本が売れているそうです。 おそらく、なんとなく理解できそうな文章を抜き出し、これを並べることで高尚なニーチェの思想を理解したかのような錯覚を与える効果があるのでしょう。 しかしこうした読み方こそ、ニーチェがもっとも忌み嫌った読み方であり、ニーチェは安直な大衆がニーチェの世界に迷い込まないように故意に迷路や罠をもうけています。 実は、この迷路や罠のカムフラージュがあまりにも巧妙で複雑であるため、高名なニーチェ研究者でさえ惑わせられ、ニーチェと言えば「超人」とか「ニヒリズム」の哲学者であると心底思い込んでおります。 しかしニーチェの「超人」とか「ニヒリズム」と呼ばれるキーワードは、いわばニーチェが仕掛けた逆方向の道標(みちしるべ)であって、大衆がニーチェの世界に入り込もうとすると混乱に陥り、間違った解釈をしてニーチェの思想の核心に近寄れないように邪魔する仕掛けにすぎません。 こうした「たくらみ」に満ちたニーチェの書物の中から、なんとなく理解できそうな文章を抜き出し、これを並べただけで高尚なニーチェの思想を理解したかのような錯覚を与えることはニーチェの思想を誤解させるだけでなく、「知ったかぶり」する衆愚を増長させるだけです。 ニーチェは大衆を拒絶した例外者です。 彼は断じて大衆ではありません。 だからこそニーチェは大衆が信じる道徳を否定し、大衆が依存したがるキリスト教を否定したのです。 この視点を忘れてニーチェを理解するぐらいなら、ニーチェに近づかないほうがマシです。 もし、ニーチェの思想の核心を知りたいのであれば、まずニーチェを「誤読」することです。 男性の体型補正下着 2010-04-13 21:54:20 女性のための体型補正下着は広く知られていますが、男性用の体型補正下着はあまり知られていません。今回は男性の体型補正下着を画像付きで紹介します。 男性の体型補正下着は男性の体型を補正するだけでなく、股間を強調したり臀部をふくらませるなど「男であることを強調」する機能を持たせています。 でも、いざベッドインとなったとき、お相手の女性ががっかりするのではないか・・・? 「男は外見ではなく中身だ!」と古くさいことを言うつもりはありませんが、とかく外見だけの男が多い昨今の風潮を考えると、とうとう股間まで「見せかけ」にこだわるオトコドモが出現したことは「世も末」と感じます。 もちろん、女性だって外見ではなく中身が重要ですぞ。 消防士の痴漢 2010-04-16 12:30:49 夜行バス内で寝ていた派遣社員の女性(24歳)のストッキングを下げ、太ももを触った容疑(強制わいせつ)で東京消防庁千住消防署の消防副士長(24歳)が逮捕されました。 放火の犯人を捕まえてみたら、消防士・消防団員だったという事件は時々ありますが、「火消し」が女体(にょたい)に火を付け損なって、逆に冷水を浴びせられたという事件は珍しいと思います。 ところで、24歳の女性はストッキングを下げられるまで爆睡していたのか、それとも恐怖で身動きできなかったのか、ぜひ知りたいところです。 お答えします。 2010-04-18 12:17:37 4月12日のブログ「ニーチェの言葉」についてメールをいただきました。 【至高性の神髄:ぜひこのテーマを掘り下げてください。誤読するにもどれから手をつけるべきなのか・・・】 このブログは書き始めてから、もうすぐ丸4年になります。 その4年の中で、大きく分けると「至高性」について2回論じています。 第1期は「愛と恋を懐疑する」(2006-05-29)から始まるやや初歩的なブログで、ほぼ半年掛かって至高性とは何かを論じました。 第2期は「至高性・序文」(2007-01-02)から始まる少々高度なブログで、やはり約半年をついやして至高性を論じました。 実は第1期の頃の読者と、第2期の読者を比べると第2期の読者は半減しており、高度な議論になるほど読者が付いてこれないことが明白となりました。 このブログは性愛懐疑派および例外者のための「アジール」(避難所)であり、誘蛾灯の役割を果たしています、 このため、ここ2年以上はあえてあまり高度な議論をせずに、ある程度感心を持たれた読者や、より深い情報を求める読者とは個別にメールでやりとりすることにしています。 個別に対応できるメールアドレスは「oxoxo90@hotmail.com」です。 gooブログには以前「ブログ内検索」の機能があったのですが、いつのまにかこの機能がなくなり、このブログ内のキーワード検索ができなくなってしまいました。 上記のコメントについても、この「ブログ内検索」機能を利用してくださいと言いたいところなのですが、あいにくその機能がないため過去のブログを読み返して参考になる情報を探さなければなりません。 申し訳ありませんが少々時間をいただくか、上記の第1期・第2期のブログをお読みいただくことになります。 仮にここで「誤読する本」を紹介しても、「大衆に誤解されるように書かれた本」を「大衆である人物」が読むことになるので当然「誤解」して終わりとなります。 まず、常識や道徳・大衆のための宗教や哲学・芸術・愛・自由・性欲・官能等に決別して、大衆と決別しないと新たな視点は開けないからです。 【至高性の神髄:ぜひこのテーマを掘り下げてください。誤読するにもどれから手をつけるべきなのか・・・】 とのご要望に応え、このブログの過去の記述の中から手がかりになる記述を抽出しましたので、関心がある方は以下のブログをご一読ください。 「愛と恋を懐疑する」2006/5/29 「性の解放」2006/6/7 「官能と快楽の宗教」2006/6/28 「タブーの侵害 その1」2006/7/9 「自由について」2006/7/19 「アニメ・オタク文化からの恫喝」2006/8/10 「マゾヒズムについて」2006/9/3 「愛と自由」2006/11/28 「序文:つづき」2007/1/3 「神のしもべ」2007/1/24 「ミケランジェロ&ルター&フロイト」2007/1/25 「哲学・芸術」2007/2/12 「天国への裏階段」2007/2/16 「至高のエクスタシー」2007/2/17 「汝のさが」2007/3/4 「サド・ニーチェ・バタイユ」2007/3/16 「再び至高性について」2007/6/13 例外者であるアナタへ 2010-04-26 22:01:52 【もう少し (Unknown)ゆっくり優しく手を差し伸べて…私を救ってお願い救って…もう少しで行くから 誰も愛さない著者と愛を必要としない、絡みをしたい】 【Unknown (Unknown) 随分意味深いコメントだ。誰も愛さないと何故思うのです】 2通のコメント、ありがとう。 日・月と丸二日間、都内で講師を務めており、書き込みが遅れました。 至高性を求める例外者たるアナタが、大衆社会の中にいたたまれず著者にレスキューを求めるのであれば、いつでも下記にメールを下さい。 【誰も愛さない著者と愛を必要としない、絡みをしたい】 この書き込みは「もっと判りやすく至高性について説明して欲しい、そして愛に基づかない官能的快楽のエネルギ−を活用して至高性に導いて欲しい」と言っているのですね。 でも至高性のハードルを下げることはできません。 ハードルを下げると、大衆が例外者のそぶりをして紛れ込んで来るからです。 個人的なメールの送信先: oxoxo90@hotmail.com セクシービジネス 2010-04-29 23:12:47 むかしむかし、「ノーパン喫茶」やビキニ姿のグラマーな女性が窓を拭いてくれるガソリンスタンドが出現し、クルマの行列ができた時代がありましたが、最近全裸のメイドさんが家事を代行する「ヌード家事代行サービス」がネット上をにぎわしています。 なんでも、雇ったハウスキーパーが掃除中に盗みをしないようにするため、米国富裕層に広まったサービスが遂に我が国に上陸したとのフレコミで、1回2時間で料金は5万2500円もするのだそうです。 一般的な家事代行が1時間約4000円ぐらいなので、かなり高額と言えます。 デリヘルのほうが安いのではありませんか? また、酒類通販サイトとして有名な「ビキニ酒店」では、HPを見ると現役アイドルが水着姿で「ビキニ店員」を演じており、ネットでお酒を購入すると、彼女たちの「ビキニ動画」を閲覧できるパスワードが「オマケ」で付いて来ます。 不況が続くと、こうしたセクシービジネスが相次いで登場しますが、どれもこれもなんとなく安直で下品に思えます。 成熟したオトナのお色気がなつかしいなあ・・・ 「女子」について考える 2010-05-05 23:03:19 女子アナ・カメラ女子・女子会・女子高生・日本女子プロゴルフ協会・女子美術大学・東京女子医科大学・全日本女子バレーボールチーム・国際女子駅伝・女子プロレス・日本女子プロ将棋協会など、また女子大学・女子短大なる名称は無数にあります。 さらに「東京女子プロジェクト」なるサイトもあり、「東京でガンバル女子による、東京でガンバル女子のための、シアワセ開発プロジェクト」であると宣言しています。 さらに、さらに、NHKは「あの人はどうして輝いているのだろう? 私もあんな生き方をしたい!そんな風に思わせる女性たちが持っている『力』を、当番組では“女子力”と呼ぶ。どんなに成功しているように見える人にも、挫折を乗り越え、人生の選択をした経験があるはず。そんな転機の時こそ“女子力”の出番。彼女が支えにし、人生を上向きに転じるきっかけとなった“女子力”とは何だったのか?『女子力ワード』や『とっておき女子力グッズ』など様々な角度から、輝ける女性の“女子力”に迫り、仕事・結婚・育児・将来の不安など様々な悩みを抱える女性にお届けする。女性のための“生きるエネルギー”を10分に凝縮してチャージ! 」と称して番組まで作制しました。 「女子高生」とは、「まだ一人前ではないオンナの高校生」という意味だと思うのですが、実は冒頭で引用したように、高校を卒業したあとも「女子アナ・カメラ女子・女子会・女子高生・日本女子プロゴルフ協会・女子美術大学・東京女子医科大学・全日本女子バレーボールチーム・国際女子駅伝・女子プロレス・日本女子プロ将棋協会・女子短・大女子大学」と、なんと一人前の女性までもが続々と自ら「女子」と名乗っています。これは異常というほかはありません。 この社会現象は一体何なのでしょうか? これは、一人前のオトナの女性になりたくないというメッセージなのでしょうか? 「オンナはいつまでも一人前のオトナの女になりたくない」と主張しているのでしょうか? それともオンナの甘えなのでしょうか? コメントありがとう! 2010-05-07 21:03:11 【Unknown (m.s):こないだテレビ番組で92歳の女性に対し「肉食系"女子"ですね!!」と"女子"アナが言っておりました。圧倒的歳上に向かって"女子"と言うのは何か違和感と可笑しさを感じます。「未熟な女性」ではなく「若い女性」でありたいという願望を私は感じます。例外者も多々いますが俗世の主流は「若い女性」。そういった意味ならむしろ男性の願望を反映した女性の呼び名ともとれますね。】 女性の皆さんも「女子」と呼ばれることに違和感を感じているのですね。 ときおり、女性が「私たち女のコは・・・」と自ら女という言葉に「コ」を付けて、自分が「オンナ・子ども」であることをあたかも肯定的に認めることもあります。 結局、女性の側にも自らを「オンナ・子ども」と肯定する心理があり、男性の側にも女性をいつまでも半人前の「オンナ・子ども」にしておきたいという願望があるのでしょう。 それにしても知的な女性がたくさんいるはずの国立の大学の名称が「○○女子大学」とか「○○女子大学院」と呼ばれることに、大学も学生も何の疑問も抱かないことは驚きです。 女であること・男であること 2010-05-12 00:34:29 【Unknown (chihiro) :「女性」の内部で、「女子」と呼称することで、差異化(価値の付加)をはかっているのか、「男性」−「女性」の関係性に”甘え”ようとしているのか、 いずれにせよ自分たちを守ろうとしているように私には見えますね。その差異化が「俗流の主流」(マジョリティー)を形成するわけでないならば話は違いますが。そもそも「女子」がポジティブに「人格」にリンクすることはありますかね? つまり、「女子」であることに尊厳を感じたりするのでしょうかね?領域をまたごう(trans ...)とする者にとっては、傍観するほかないのでしょうか…】 【Unknown (Jumi) :私も、なんでも「女子」という言葉を付加する事には以前から疑問を感じていました。ただ、「女子」と自ら名乗る事だけでなく、お化粧したり、可愛らしい洋服を着たり、男性との差異化を表現する事で自分がオンナである事を自覚・主張する方が多数なんでしょうね。ただ、差異化を図る事でしかオンナを表現出来ない女性には、残念ながらあまり魅力を感じません。私は「敢えて」そういう風に振舞う自分を心の目で見て、表現しています。そういう人格を持った自分を肯定しています。心も身体も素直になって、自分の意思のまま飛躍できる自分を目指しているのです】 コメントを頂きながら、著者の多忙のため、お返事が遅れてしまいました。 「chihiro」さん、「Jumi」さん、いつも的確なコメントありがとうございます。 大衆が、男性の立場からも女性の立場からも、実に安易に女性をひとまとめにして「女子」(ジョシ・オンナコドモ)とひとくくりにすることで、結局一人一人の女性の人格を軽んじているのであり、大衆の女性もそれに甘んじているのだと思います。 Jumiさんも述べているように「女子」と呼ばれることに疑問を抱かない女性たちは、至高性をめざす例外者にとって「大衆に甘んじるべき大衆」「傍観するほかない対象」でしかありません。 女性が女性であることを強調したり、女性が女性であることにこだわる者は例外者にとって「鑑賞するだけのオブジェ」にすぎず、女性が女性であることは例外者にとって「どうでもいいこと」で、それ以外の価値がありません。 女性であろうがなかろうが、大衆社会の中で「独立した複数の人格をもつ例外者」として、性別を超えて互いに尊重でき、さらに官能的快楽の爆発的エネルギーによって道徳や宗教に汚染されていない至高性に到達することを共有できる者だけが真のパトナーなのです。 3Dヌードグラビア 2010-05-14 11:49:12 米男性誌「プレイボーイ」6月号に3D(3次元)画像のヌード写真が掲載されているそうです。 なんでも付録の3Dメガネを掛けると中央見開き部分のモデルが立体的に見えるのだとか。 このテの3D画像は筑波万博やTDL等ではすでにおなじみの手法なのですが、米プレイボーイ誌の発行部数は2006年の315万部をピークに150万部も激減しており、編集元は3Dヌード写真を掲載すことで、発行部数の回復を目論んでいるようです。 いずれアダルトビデオにも3D画像で撮影されたものが登場すると思いますが、ヌードグラビアやアダルトビデオを3D化したところで、それを見る側の妄想が貧弱では新たな「発情装置」(上野千鶴子:著)にはなり得ないと思います。 ホンモノの「発情装置」は、自己の脳の中にしかないからです。 巨乳か貧乳か 2010-05-20 22:24:00 下着メーカーのワコールが「胸を小さく見せるブラ」を開発しました。 同社によると、「女性がブラジャーに求めること」のアンケートに対し、「バストをコンパクトに見せたい」と約1割の女性が回答したため、「胸を小さく見せるブラ」を開発したそうです。 ところがネット上ではの間ではいま、巨乳礼賛派と貧乳礼賛派の間で大論争が論争が巻き起こっています。 たとえば巨乳礼賛派の男性は「男は黙ってCかDカップ」「巨乳の方が良いに決まってる」「巨乳は男のロマン」「最低Bは必要」と発言すいれば、 貧乳礼賛派の男性は「やっと時代が追いついてきたな」「ワコールよくやった!」「貧乳のほうが可愛い」と主張しています。 一方、「巨乳も貧乳も両方好き」とか「大きい小さいが問題じゃない」「形がイイ美乳が好きだ」と、「中立派」も黙っていません。 いずれにせよ、この論争で「とにかく男はおっぱいが大好き」ということは改めて証明された形です。 なお、ワコールによれば、「大きな胸を『小さく見せるブラ』は大好評につき、ほとんどのサイズで完売」との由。 「巨乳は邪魔になる」「巨乳は肩が凝る」という贅沢な悩みを抱えている女性は案外多かったようです。 ちなみに、巨乳礼賛派にせよ貧乳礼賛派にせよ、その心理の背景にはある種のマザーコンプレックスがあるはずであり、巨乳礼賛派はより「母なるシンボル」を求め、乳房に自己の性欲を傾注しまが、貧乳礼賛派は「母なるシンボル」を回避しようとして、自己の性欲の対象から乳房を除外したがります。 「胸を小さく見せるブラ」の完売は、まさに草食系男性の増加に対する「母なる女性」側からの「歩み寄り」現象でもあるのです。 美脚について 2010-05-24 14:13:30 リン・チーリンという女優をご存じですか? 林 志玲(日本語:りんしれい、中国語:リン・チーリン)は、職業:モデル・司会者・女優で35歳、身長174cmの女性です。 「三国志」(ジョン・ウー監督)が全2部作で映画化した「レッドクリフ」で、絶世の美女と言われた周瑜の妻・小喬を演じ映画初出演を果たしました。 彼女は10代の頃からファッション・モデルとして活躍を始め、その美しさは、台湾だけでなく中国・香港にまで広がり、2年連続で「最も美しい30代女性」の第1位に選ばれています。 また、スイスの高級時計ロンジンやパンテーンなど、中華圏における多数のCMにも出演しており、その好感度と存在感でアジア中で最も注目を集める女性と言われています。 特にリン・チーリンと言えば「美脚」で有名なのですが、その「美脚」の定義が曖昧なので今回ブログのテーマにして見ました。 リン・チーリンの「美脚」はスリムで長く無駄がない美しさなのですが、その一方でもっと肉感的で蠱惑的な「美脚」もあり得ると思います。 たとえばマリリン・モンローやマドンナの「美脚」は、肉感的で蠱惑的なほうの「美脚」であり、女性の目線で見る「美脚」と男性の目線で見る「美脚」にも違いが生じます。 また「美脚」は長さや細さだけでなく、その足そのものから感じられるオーラやセンスも重要なポイントになるでしょう。 どんなに長くて美しい足でも、電車の中で無防備にだらしなく投げ出されていると「邪魔だぞ」と感じて色気も失(う)せるからです。 人生最大の嘘・人生最大の秘密 2010-06-01 21:36:48 5月下旬から月末まで百貨店の催事に出向いておりました。 ブログの更新が遅れましたことをお詫びします。 「貴女の人生最大の嘘」「他人には絶対いえない人生最大の秘密」について女ゴコロ研究所がアンケート結果を発表しました。 1位は、当然のことながら「浮気」と「不倫」 これはまあ、良くあるコトでしょう。 しかし、面白いのはこのアンケートで「その他」を選んだ女性の回答です。 「実は、元ヤンキーだった」とか「彼氏に体重をごまかしている」という微笑ましい回答や、「エステに150万円使った」(46歳) 「逮捕歴がある」「旦那を全く愛していない」等の回答がありました。 でも「貴女の人生最大の嘘」「他人には絶対いえない人生最大の秘密」と言いながら、どれもこれも小さな嘘や秘密ばかりなのです。 「宮崎県に口蹄疫をばらまいたのはワタシです」とか、「実は男性なのに、男性と結婚している」と言った大きな嘘や秘密がないのは、人生に波瀾万丈のドラマを体験することがない大衆社会の宿命なのかも知れません。 ゴム長 2010-06-03 00:58:22 「ゴム長」をご存じでしょうか? 「ゴム長」とは、要するにゴム系の素材で作られた長靴のことで、水仕事が多い魚屋さんや豆腐屋さん・調理の現場・魚釣り等の履き物として用いて来たものです。 かつては、雨の日には必ず「ゴム長」を履いたものですが、都会の道路がすべて舗装されたことで、最近では雨の日でも「ゴム長」を履く習慣は忘れられつつあります。 ところが最近、若い女性の間で雨の日にファッションとして「ゴム長」を履く人が増え、先日あるデパートの催事に参加していたら、隣の女性用「レインシューズ・コーナー」に若い女性が次々と訪れて、履きにくい「ゴム長」を試し履きしてはせっせと購入しておりました。 「ゴム長」は大変重く、脚力がない若い女性にはかなりの重荷になると思うのですが、流行とは恐ろしいもので、たとえ重くても、歩くと「ボコボコ」と音がしても、足がムレて臭くなっても流行を追う女性達はレトロな「ゴム長」を履こうとします。 デパ−ト側も「ゴム長」をカラフルにしたり、ウェスタンブーツ風にしたり、乗馬用ブーツに似せたりと努力していますが、著者が心配なのは女性に増えている「水虫」が「ゴム長」の流行でさらに拡大しないか・・・という点です。 ベッドの中で女性の足の指をなめようとしたとき、もし足指の間が水虫だったら・・・どうしますか? 沢尻エリカ・酒井法子の共通点 2010-06-08 20:19:03 沢尻エリカや酒井法子には「ダメ男・ろくでなし男」にハマる才女・美人という共通点があります。 世の中には、女性の母性本能をくすぐり「何かをしてあげなきゃ、私が付いていないとこの人はダメになる」という気持ちにさせ、女を夢中にさせる男が存在します。 ある調査によれば「イイ女」がはまる「ダメ男(ダメンズ)」には共通した特徴があるのだそうです。 1.極めて刹那的、非生産的でときに破壊的な瞬間があり、ケンカ早いか、超アーティスト肌。 2.女を幸せにするための努力をあまりせず、いつも困らせていて、不満を感じさせる。 3.外見は大抵の場合「ずば抜けて良い」か、もしくは一見して「ただならぬ雰囲気」がある。 4.2重人格もしくは多重人格であり、どれが本当の人格なのかわからない。 5.極めて頑固な自分なりのファッションやライフスタイルを持っている、もしくは極端に無頓着。 6.ハマッている女性自体が実は本命ではなく、別の女が存在する(だからそっけなくて、クールに感じる) こうした特徴を有する「ダメ男」は、こうしたスタンスゆえに「母性本能をくすぐり、私が付いていないとこの人はダメになる、何かをしてあげなきゃ」という気持ちにさせ、女を夢中にさせます。 しかし、これでは「ただのダダッコ」にすぎません。 「ダメ男」は演技するのではなく、「この人は絶対に手放したくない」と思わせる以下のような天性のテクニックを持っています。 ただしこの「天性のテクニック」は社会的に評価される才能ではなく、あくまでも「彼女から見ての、限定的な天性のテクニック」にすぎません。 「ダメ男」+「天性のテクニック」 ・「私という女を誰よりも理解してくれている男だ」と思わせるのがうまく、他人に相談しにくい話をしやすい雰囲気がある。 ・聞き上手だが、聞き流すのもうまい。ガツガツしていなくて、会話がいつも適当である。 ・「危険な男に女は惚れる」という法則を知っていて、女性の気持ちを惹き付けるのがうまい。 ・自分より上手の女性の感性や心の動きを本能的に察知し、うまくコミュニケーションを取れる。 ・「この女性は自分に尽くすことが何より嬉しいはずだ」と信じきっている。 ・その女性が持っていない「大切なもの」を持っている。 実は、上記の中でもっとも重要な要素が、「その女性が持っていない『大切なもの』を持っている」であり、判りやすく言えば、「恋に疲れた(傷付いた)イイ女」にとって「とてつもなく優しい男」に見えたり、仕事やプライドとは無縁の「自分の好きな道を勝手気ままに歩き、おおらかに生きることを楽しんでいる男」に見えたりします。 たとえばイイ女と「ダメ男」+「天性のテクニック」が出会うタイミングとして、大抵「イイ女が判断力を失った瞬間」だったり、大きな失恋などの転換期や、新たなスタートを切った瞬間であることが多いはずです。 このため、「ダメ男」+「天性のテクニック」を有する男は、「イイ女」にとって過去に関わってきた男性とは違う「特別な癒し」や「自由奔放さ」を感じさせるため、まるで雷に打たれたように「イイ女」は五感で感動してしまいます。 ところがこのタイプの男は、そもそも「非常識」で性格が不安定であるため、この部分が露呈したときは完全な「ダメンズ」そのものに見えてしまいます。 著者は、いったいどのタイプなのか、ですって? あいにくですが、著者は性愛懐疑派であり例外者なのです。 月岡芳年 無惨絵 2010-06-15 20:58:13 月岡芳年 (つきおか よしとし:本名=米次郎、画号=一魁斎芳年 、大蘇芳年[たいそ よしとし] 天保10年3月17日[1839年4月30日]〜明治25年[1892年] 6月9日) 月岡 芳年は、幕末から明治前期にかけて活躍した浮世絵師であり、歴史絵・美人画・風俗画・古典画・役者絵の絵師です。 後年、江戸川乱歩や三島由紀夫などが注目したため「芳年といえば血みどろ絵・無惨絵」が有名と思われがちですが、彼の画業は多岐に渡っており、例外者的なメッセージが散見されます。 今回は乱歩や三島が注目した代表的な作品を引用しておきます。 山本タカト氏の作品 2010-06-16 12:53:28 山本 タカト氏は、1960年1月15日秋田県に生まれ、1983年東京造形大学絵画科を卒業。 1994年頃より「浮世絵ポップ」様式を発展させ洗練させた「平成耽美主義」様式を打ち出し、主に耽美小説・幻想小説・官能小説・時代小説などの挿絵や、文芸誌や単行本などの表紙絵・広告用イラストレーション等を描いており、東京イラストレーターズ・ソサエティ会員、国際浮世絵学会会員です。(同氏の著書に記載されているプロフィールより引用) 山本 タカト氏の作品は、前回紹介しました月岡芳年の「無惨絵」に近い作風なのですが月岡芳年と違う点は「性器の描写が直接的でリアルである」ことです。 それは「表現の自由」の時代と、そうではない時代の違いであると同時に、月岡芳年は「生(人の生き死に)」をテーマにしたのに比べ、今回紹介する山本 タカト氏は「生と、性そのもの」をテーマにしているからです。 脳内写生の著者の立場から申し上げると「生と、性そのものと生を超越する官能的快楽」を表現して欲しいと願っております。 参考ホームページ: http://www.gei-shin.co.jp/comunity/07/index.html ローマ法王と性的虐待 2010-06-25 10:06:21 先日、マルタの首都バレッタのミサ会場に到着したローマ法王ベネディクト16世は、カトリック聖職者による未成年者への性的虐待問題で、虐待被害者の男性8人と会談し、涙ながらに謝罪しました。 今年に入り世界各地で次々とこの問題が報告されて以来、法王が被害者と会うのは初めてです。 性的虐待問題では、米国で虐待を隠蔽していたとして法王を裁判の証人として呼ぶ要求が出たり、英国で法王の逮捕を求める運動が始まるなど、法王とバチカンの権威は失墜しています。 この日、法王は8人の被害者とともにミサで祈り、「遺憾と悲しみ」の意を伝えた上で、事件の徹底的調査と責任者の処罰を約束しました。 被害者の一人によると、法王は目に涙を浮かべていたそうです。 キリスト教は性欲や性的快楽を強く否定する教義がありますので、性欲を厳しく弾圧することが性的虐待と見なされる状況になりつつあります。 性欲を悪魔の誘惑・仕業とまで断言するキリスト教が、宿命的に付きまとう大衆の性欲を完全に制御できなくなってきたことが、より鮮明になってきました。 性愛懐疑派たる至高性をめざす例外者のスタンスは、大衆が制御できない強烈な官能的快楽の爆発的エネルギーを「活用」して、宗教と道徳を超越した大衆が入り込めない領域(至高性)に到達すことをめざしています。 NHKの「セックスレス」番組 2010-07-01 00:21:40 6月23日、NHKは『ゲゲゲの女房』の直後に放送した『あさイチ』で、それこそ朝から1時間も「実にNHKらしくないテーマ」を掲げ、こともあろうに未婚の有働由美子アナに「セックスレス」について延々と議論させていました。 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば「セックスレス夫婦」、もしくは「セックスレス」とは、長期間セックスをしていない夫婦(カップル)のことと定義されています。 さらに日本性科学会では、「特殊な事情が認められないのにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシュアル・コンタクトが1か月以上もなく、その後も長期にわたることが予想される場合」と定義されています。 ちなみに2004年度の厚生労働省と日本家族計画協会による上記の定義にもとづいた共同調査によると、日本の夫婦の32%が「セックスレス」で、1年以上性交渉がない夫婦は夫婦全体の20%を占めているそうです。 なおアメリカでは、性交渉が1年間に10回以下の夫婦をセックスレスと定義しており、約20%の夫婦が該当するそうです。 しかし、性交する・しないの問題は「性的自己決定権」に委ねられるべき問題であって、単に性交が「ツキイチ」であるとか・ゼロだとか、年に10回あるとか・それ以下だとかの基準で論じられること自体、「セックスレス」の定義そのものが、かなり「お粗末」な定義であると言うべきです。 「性的自己決定権」とは、誰と性交するか・しないかは各自(特に女性)が熟慮の上で自ら決定すべきであって、義務や義理・援助交際等で性交すべきではないとの深い結論に帰着します。 NHKがどのような意図で未婚の有働由美子アナに「セックスレス」を語らせたのか、さだかではありませんが、視聴者のレベルも番組制作者の側も実に底が浅いことが露呈されたことだけは間違いありません。 性交の回数 2010-07-02 10:43:57 【Unknown (chihiro):セックスの回数がlessであるという定義自体に、何か規範(norm)を感じさせるのが気に障りますね】 chihiroさん、お久しぶりです。 「性交は回数ではなく、1回の性交の内容と密度である」などと言うつもりはありませんが、性交の頻度だけをカウントして単に回数が少ないから問題だと決めつける議論には著者は荷担できません。 性交の回数だけを誇る男は要するに「早漏」なのであって、場合によっては性交強迫観念の疑いすらあります。 またレズビアンやゲイ・ホモセクシャルの世界は性交の回数をカウントすることすら難しいと思います。 団 鬼六「花と蛇」 2010-07-07 13:20:08 団 鬼六の「花と蛇」が注目されています。 なお、本人によるとペンネームは“おにろく”でも“きろく”でもどちらでも構わないのだそうです。 団 鬼六は1961年頃に変名で『奇譚クラブ』に投稿した「花と蛇」が評判となり、官能小説の第一人者となり、ピンク映画の脚本の執筆を依頼されたのをきっかけに自分でプロダクション「鬼プロ」を立ち上げ、ピンク映画を製作するとともに雑誌『SMキング』を発行、また篠山紀信と共にSM写真集の出版等も手がけました。 1989年に断筆宣言をしましたが、1995年に『真剣師・小池重明』で作家として復活し、慢性腎不全等で現在も闘病中であるようです。 執筆するSM小説のイメージから「ハードポルノ作家」とみなされていますが、本人はむしろ「ソフトポルノ作家」を自認しています。 実際、団 鬼六の場合、欧米のSMやバイオレンスポルノのような肉体的暴力の描写は少なく、むしろ「精神的で性的なネチッコイ責めロマンポルノ」的表現が目立ちます。 そうした作家に付けられたレッテルが「耽美と反逆の無頼派作家」 であり、「一期は夢、ただ狂え」 の快楽主義を貫いてきた「官能の巨匠」なのです。 そもそも「サディズム」と「マゾヒズム」は断じて裏表の性癖ではなく、「サディズム」自体もA・D・サド(サド侯爵)の思想とほぼ無縁であり、当然両者を「SM」とひとくくりにして論じることは大きな誤りです。 この誤りを是正することなく永井荷風・江戸川乱歩・谷崎潤一郎らを筆頭に「SM小説」なる分野を創出してきたのが、我が国のエロティシズムの実体です。 たしかに苦痛と快楽の領域はきわめて隣接しており、いわゆる「イタキモの世界」(肩を強く揉んだとき、痛いけれど気持ち良いと感じる感覚)は性愛の場面でも生じることですが、団 鬼六が描く「緊縛にいたぶられながらも、官能に溺れる楚々とした貴婦人」(「黒髪縄夫人」)というヒロインは、裏返せば「緊縛したり監禁することで女性をあやつり、独占し、支配したがる男根主義の現れ」であり、弱くなったオトコどものささやかな抵抗でもあるのです。 責め絵師:伊藤晴雨 2010-07-11 11:10:44 過去3回、下記のブログでボンデージに関する作家や作品を紹介しました。 月岡芳年「無惨絵」6/15 山本タカト「「平成耽美主義様式」 6/16 団 鬼六「花と蛇」「SM官能小説の巨匠」 」7/7 団 鬼六以外、ほとんど知られていない作家・作品なのですが、もう一人どうしても紹介しなければならない作家・作品があります。 それは「責め絵師:伊藤晴雨」です。 伊藤晴雨は、通俗的な性行為を伴うボンデージを一切排除し、あくまで緊縛によって変形した女体の美しさと、苦痛と快楽の狭間(はざま)で変化していく女性の表情に美を見出すのであり、マニアックといえばマニアックなのですが、換言すればこれこそボンデージの王道でもあるのです。 また伊藤晴雨の「責め絵」には女性を支配し従属させる意図がなく、むしろ「緊縛によって変形する女体の美しさ」と「苦痛と快楽の狭間(はざま)で次第に陶酔していく女性」を聖なる存在として崇拝する視点が見受けられます。 この視点こそマゾッホの「毛皮着たヴィーナス」の本来のテーマなのであり、大衆が誤解している「サド・マゾ」(S・M)とは無縁の領域でもあるのです。 番外扁:赤江瀑 2010-07-12 19:55:27 赤江瀑の短編集『青帝の鉾』(文春文庫:絶版)に収録された「雪華葬刺」(せっかとむらいざし)という小説があります。 この小説はすでに同名で映画化されており、京本政樹の公式映画デビュー作品としても知られ、カンヌ映画祭に『IREZUMI』のタイトルで出品され、高い評価を得ました。 近年、深夜番組でにひっそりとテレビ放映されたりしているので偶然ごらんになった人も多いと思います。 この小説は、京都を舞台に刺青(入れ墨)に魅せられた男女の哀しい物語であり、映画は全編美しくも幻想的な映像で彩られています。 入れ墨をテーマにした小説・映画が少なくありませんし、入れ墨=ヤクザというワンパターンが横行している時代の中で、「雪華葬刺」のように男女を性交させながら彫り師が女体に入れ墨を行うという設定は実に独創的で、まさに入れ墨という行為が身体装飾にとどまらず、深く官能的な領域に接していることを的確に描いた作品として賞賛に値いします。 若い人たちがオシャレや自己表現の手段として身体にタトウを入れていますが、その心の内奥には間違いなく「深い官能的な動機」がひそんでいると著者は考えています。 子宮頸ガンについて 2010-07-13 23:14:33 このところ、子宮頸ガンの予防や撲滅を唱える女性の政治家や子宮頸ガンの予防ワクチンを低年齢層に投与する運動が目立ちますが、子宮頸ガンには大きな誤解があります。 まず子宮頸ガンは「子宮頸ガン」になる前提として「性行為感染症」の一つであるヒトパピローマウイルス (HPV)の長期間の感染があり、ほとんどの論者がこの事実を見落としています。 実は子宮頸ガンは、繰り返される性交によって子宮頸部扁平上皮にヒトパピローマウイルス (HPV)が感染し、これがやがて子宮頸部扁平上皮ガンに発展します。 もちろん、一度でも性交経験のある女性は、誰でも感染する可能性がありますが、当然、性交経験年数の早さや不特定多数の男性と性交をしたり性交の回数が多い等の要因が発病リスクを高めます。 つまり、子宮頸ガンはある日突然細胞が暴れ出して発症するガンではなく、まず性行為感染症であることを女性自身が明確に認識することで予防や発症・早期発見が可能なガンであることを自覚すべきなのです。 著者は女性に対して「みだりに性交をするな」「貞節を守れ」「純潔であれ」と主張しているのではありません。 性交には「性行為感染症」や子宮頸ガンのリスクがあることを女性が自覚し、安易な快楽を求めることを自戒すべきです。 また、男性も「ペニスはけっして清潔な器官ではない」ことを認識すべきであり、性交の前に「ウィルス性イボ」の原因でもあるヒトパピローマウイルス (HPV)を洗い落とす習慣を身に付けてください。 (このブログは「脳内写生ご異見版」にも転載しています) 股間のキスマーク 2010-07-18 10:15:38 思わず視線が向いてしまうような短いミニスカートや、両足剥きだしのショートパンツを履いている女性が目立ちますが、まさにその「極短」なショートパンツ姿の女性が電車の中で両膝を広げて座っていました。 その太ももの付け根に妙に気になる赤い斑点があり、向かい側の席に座っていた著者はふと艶めかしいシーンを連想して一瞬その斑点を凝視してしまいました。 著者が「股間にキスマークを付けるなんて、かなり濃厚なエッチをしたんだな」と妄想を膨らませようとしたとき、彼女がその股間の赤い斑点を無造作にポリポリと指で掻きはじめたのです。 ああ、なんたるゥちぃぁ〜♪なんたるゥちぃぁ〜♪ 色即是空・空即是色(苦笑) 股間のキスマークが実は「家ダニ」の痕跡だったとは・・・ でもムシに刺された跡が、妙に色っぽいく見えることだってあるのです。 しかし彼女の場合、股間の掻き方が無粋すぎました。 女性は露出するよりも「秘すれば華」という仕草のほうが魅力的に見えるのですがね。 ちなみに、「ムシに刺された」と表現する地域と「ムシに喰われた」と表現する地域があるのだそうです。 皆さんの地域はどちらですか? 「股間」と「太もも」の境界 2010-07-19 10:23:15 【Unknown (Unknown):股間?下着なし? 太ももの間違いだろ〜】 【「股間」とは「太ももの間」という意味。考えてみれば「間」とはどういった意味なのだろうか?さるお方のおっしゃる通り局部のことなのか。それとも著者の表す「太ももと太ももの間にある空間に接する部位」といった意味なのか。日本語は難しいですねえ。私は想像を掻き立てる後者の「股間」の方が好みですが】 なるほど、二つのコメントがありましたが、これ、いいテーマですね。 たとえば官能小説などで「股間のキスマーク」と表現したときと、「太もものキスマーク」と表現したときのキスマークの位置の違いと、その違いから生じるイメージの違いはどのぐらい違いがあるのでしょうか。 また「股間」と「太もも」の境界線は、そもそもどこにあるのでしょうか? 「太もも」とは膝関節から股関節までの太い部分であり、「股間」とは陰毛と外性器や肛門がある領域を意味すると仮に定義してみます。 その場合、「太ももの付け根」と表現した場合、外性器や陰毛と「太もも」の境目の部分を意味することになり、「太ももの付け根のキスマーク」と表現すれば、外性器や陰毛に隣接した領域にあるキスマークということになります。 また、読み手や受取手によっても「股間」と「太もも」では微妙にニュアンスが異なることも判明しました。 確かに「股間のキスマーク」のほうが「発情」しやすかな? オトコは単純ですから・・・ 【ちなみに私は「喰う」だと衣服の穴をイメージします】 「ムシに喰われた」と言うと、衣類の虫食い穴を連想するんですね。 でも東京より北の地域ではムシ刺されることを「ムシに喰われた」と表現する人が多いのだそうです。 緊縛? 猛暑お見舞い申し上げます。 2010-07-23 11:09:23 最近、伊藤雨晴・団鬼六・赤江瀑・山本タカトの4氏に関する「責め絵」や「無惨絵」等のブログをアップしたところ、「緊縛(きんばく)」についてもう少し詳しい解説をして欲しいとのリクエストがありましたので、数回に分けてこのテーマを論じたいと思います。 この猛暑のさなかに「暑苦しい話」をするなと思われるかも知れませんが・・・ 「緊縛」とは縄や紐等で身体を拘束することですが、加虐の立場からパートナーを緊縛する行為と、被虐の立場から緊縛を望む立場、さらに加虐と被虐の双方が協力して緊縛する立場を明確に区別して論じたいと思います。 またこのブログで何度も論じたように「緊縛」を単純な「SM」としてとらえることもしません。 「S」(大衆サディズム)はサドの思想とはほとんど無縁であり、「M」(大衆マゾヒズム)もマゾッホの思想とはほとんど無縁だからです。 この区別や定義を厳格しておかないと、「緊縛」は単なる「エロ話し」に成り果ててしまいます。 たとえば、かの「ウィキペディア百科事典」でさえ、「緊縛」とは【アダルトビデオなどで受身の者を縄あるいは紐状もしくは帯状のもので拘束し身体の自由を奪う行為を指す。SMプレイでは服従的なパートナーを征服し性的欲求を満たす行為の一つ。縛り方により様々な形があり、服従的なパートナーを縛った状態で吊り上げる方法もある】と述べており、残念ながら完全に大衆SM路線を完全に踏襲しています。 特に【SMプレイでは服従的なパートナーを征服し性的欲求を満たす行為の一つ】という解説は爆笑もので、服従的なパートナーを「征服」すること自体「なれ合い」であって、その結果もし性的欲求が満たされるのであれば、それは単なる「プレイ」でしかありません。 「緊縛」とは緊縛したあとの形ではなく、「緊縛」する過程にあることをまず認識して下さい。 ?加虐の立場とは、パートナーに向かって一方的に威圧することで快楽を満たすこと、もしくはそうすることにある種の美学を覚えること。 ただし、この「威圧」には暴力的な要素もあれば「愛欲の耽溺(多淫・過度の性交)や官能的責め」による支配も含まれます。 ?被虐の立場とは、パートナーから一方的に威圧されることで快楽を覚えること、もしくはそうされることにある種の美学を覚えること。 ただし、この「威圧」にも暴力的な要素もあれば「愛欲の耽溺(多淫・過度の性交)や官能的責め」による征服の受諾も含まれます。 ?加虐と被虐の双方が協力して威圧関係を構築することで双方が快楽を覚えること、もしくはそうする・そうされることに双方がある種の美学を覚えることです。 ただし、この「威圧」にも暴力的な要素もあれば「甘い愛欲や官能的責め」による支配の受け入れや征服の要求・受諾も含まれます。 ちなみに、こうした問題を議論すると必ず読者から、「書き手であるあなたはどのタイプなのか」「あなたはパートナーを緊縛したことがあるのか」との質問が届きます。 推理小説やミステリー小説の作者が全員「犯罪経験者」ではないように、著者もまた性愛懐疑派(性愛を興味本位ではなく、例外者や至高性のスタンスから深く考察する立場)ではありますが、「大衆SM路線を踏襲する者」でありません。 興味本位のコメントは削除することを申し添えます。 (つづく) 緊縛? 2010-07-25 13:27:29 大衆SM路線を完全に踏襲している辞典「Wikipedia」からの「緊縛」に関する説明の引用を続けます。 「文化的背景」 日本では手錠の発達が乏しかったこともあり、江戸時代の罪人の拘束はもっぱら縄が用いられていた。そのため捕縄術が発達し、如何にすれば囚人が死なずにまた、暴れないかという研究が必要になった・・・身体の自由を奪い逃げられない状態にする技術は必要とされた。 (中略) 明治維新以降の錦絵で緊縛された女性の絵があらわれ、美しい女囚が、縛り上げられた姿に性的興奮を覚えるという嗜好が公になったのは伊藤晴雨の責め絵からとされているが、それを好む人々が決して少なくなかったのは事実である。 そして近年、性的な表現の幅が広がるとともに、セクシャルなプレイの一環として、緊縛が幅広く取り入れられるようになる。 アダルト業界で、受身の者を緊縛し調教することを生業としている者を緊縛師・調教師と呼ぶ。 「縛りの技術」 人間のような不定形で個体差の大きいものは、縛ることで自由を奪うことは難しい。実際に手首を縛ってみると、両手を束ねて縛っただけでは簡単にほどけてしまうことがわかる。 これは関節の自由度を度外視して縄をかけた結果であり、緊縛には一定の技術・捕縄術が必要となる。ただし緊縛の目的は拘束された状態で長く置くことであり、あまりにきつく縛った結果、血管の血液の流れを阻害して四肢の一部が壊死したり、死に至らしめたりということは断じて避けなければいけない。そのためにも技術の習得は重要である。 一般的には関節の動きを殺すために関節で縛る、身体が動くことは結び目が緩むことにつながるので出来る限り動かないように固定する、といった工夫が必要になる。 実際に捕縛に従事していた役人の修得した日本武術の柔術各流派には独自の縛り技法が伝えられていた。 「縛る縄」 一般的には麻縄と綿製のロープが存在する。一般に緊縛で使用される麻縄はジュート縄が主流となっており、ジュート縄は伸縮が少なく緊縛には向く素材である。 表面にケバが立つため“なめし”と呼ばれる処理または手入れが必要となり、手入れを怠るとパートナーに掻痒感を与えることとなる。ジュート縄は比較的滑りにくい自然素材であるため細かなざらつきが皮膚を受け止め、大きな力がかからない限りは皮膚を傷める心配はない。綿ロープはやや伸縮性があり、見た目にはソフト感があり、鮮やかであるが力をかけた場合皮膚との摩擦が少ないためズレが生じやすく結果擦過傷を起こす可能性もある。 実は、辞典「Wikipedia」の「緊縛」に関する説明はまだまだ続きます。 同辞典の「緊縛」に関する目次(下記)を見ると、文化・技術・縛る縄の種類と説明は多岐にわたるのですが、縛る側と縛られる側の心理的な問題が完全に欠如しています。 むしろ「緊縛」には、その前提として相互の契約や信頼関係が存在するのであって、テクニックや道具は二次的な問題にすぎません。 逆説的に言えば、「緊縛」は性交では到達できないより深い連帯感や一体感があるからこそパートナーを「縛りたい」、パートナーに「縛られたい」と欲情するのではないかと思います。 残念ですが同辞典のスタンスは完全に「商品化された性欲」「商品化された緊縛」の解説にすぎず、まことに底が浅いと言わざるを得ません。 「目次」 文化的背景 縛りの技術 縛る縄 主な縛り方 上半身(主に腕)主体の縛り方 全身の縛り方 緊縛の鑑賞 着衣の有無 性器の描写 緊縛重視か責め重視か 責めの内容 緊縛? 2010-07-26 16:57:42 引き続き、大衆SM路線を踏襲している辞典「Wikipedia」からの「緊縛」に関する説明の引用をします。 退屈でしょうが、どうしても最後に指摘したいことがあるので、長文ですが引用のお付き合いを願います。 【主な縛り方】: 上半身(主に腕)主体の縛り方 ・高手小手縛り:最も一般的な縛り方の一つ。後ろ手に組んだ腕の手首を肘より上に縛り、胸の上下に胸縄を巻く。 ・片手小手縛り:一方の腕のみを背後に回し固定、首縄と胸に回した縄で上半身を縛る。片手が自由になるために何かさせるための縛り方。 ・合掌縛り:背後に回した手を合掌させて固定する縛り方。体が柔軟でないと難しい。 ・鉄砲縛り:片腕を肩の上から、もう一方を側面から背中にまわして縛る方法。鉄砲を背負う形に見立てている。 ・後頭両手縛り:両手を頭の後ろで組んだ状態で縛る縛り方。西洋では服従のポーズ。 【全身の縛り方】 ・海老責め:足は座禅を組ませ、そのまま正面から頭を足に近づけ固定する縛り方。体を海老のように曲げるためこう呼ばれる。元は江戸時代の拷問。 ・逆海老:上半身を縛り上げ、足は背中から頭に近づける縛り方。エビとは逆に背中を反らせるためこの名がある。英語ではhogtiedという。 ・座禅縛り:座禅を組んだ状態で足を縛る方法。通常手は背中側に固定する。足首と首を近づけて縛れば海老責めとなる。また、前に倒せば座禅転がしになる。 ・蟹縛り:左の手首と左の足首、右の手首と右の足首をそれぞれ別々に束ねて縛り、四つんばいにする縛り方。 ・亀甲縛り:もっとも有名な縛り方。首にかけた二つに束ねた縄を股間から背中に回し、余った縄で手首を固定し、正面の縄を開くように固定する。その際に胸のあたりに六角形を 作る。縄目が美しいので見栄えがする。手首を縛らずに飾り縄としても用いられる。 菱縄縛り:亀甲縛りと似るが、正面の縄目が六角形ではな無く菱形を作るように縛る。 【緊縛の鑑賞】 緊縛は技術としても難しく、また縛らせてくれるパートナーが存在しない場合は鑑賞は不可能である。緊縛された肉体の美しさは洋の東西を問わず人気があり、写真、イラスト などさまざまな鑑賞用のアイテムが出まわっている。緊縛写真は芸術的要素も含むため様々なスタイルが存在する。 【着衣の有無】 緊縛を鑑賞する場合、被縛者の着衣の有無でもパターンが異なる。本来緊縛というシチュエーションでは必ずしも裸体でなくてもかまわないが、着衣の場合は想像力をかきたて られるようなファッションが好まれる。特に日本では被縛者が女性の場合セーラー服姿が非常に好まれるが、看護婦やスチュワーデス、婦人警官の制服、果ては女医姿や ウェディングドレスでの緊縛もおこなわれる。着衣でない場合でも下着姿で緊縛されていたり 、下半身のみ裸で緊縛されていたりする。全裸でもその縛り方によってポーズや形態 は種々異なる。 【性器の描写】 もともと責め絵とよばれるものは性器の露出を必ずしも必須としていない。日本では特に性器の露出は猥褻として発禁になる傾向にあった。アメリカでも出版規制(アメリカですらコミックに乳首禁止の時代があった)によりボンデージマガジンが生まれるなど、この類の出版物は、いかに性器を露出させることなくエロティシズムをかもし出すかが編集者の腕 の見せ所であった。出版物への性器が映らない様にするには股縄を用いるSM雑誌は好都合だったこともありかなりぎりぎりの表現がなされた。日本の出版物の規制は陰毛に対してのものであり、きれいに剃り上げた性器にかかる股縄は大事なところを隠しながら、ぼかされる他雑誌よりもはっきりと局部のラインを描写できるために好事家には好かれた。 【緊縛重視か責め重視か】 緊縛写真には緊縛された肉体美を重視するか、緊縛された者が種々責められる様を重視するかでスタンスの違いがある。 次回は「責めの内容」です。 緊縛? 2010-07-28 13:05:51 大衆SM路線を100%の辞典「Wikipedia」からの「緊縛」に関する説明の引用、4回目です。 今回で「緊縛」に関する「まとめ」となります。 なお、前回のブログに掲載した緊縛された女性の画像につて「あの女性はだれ?」と言う問い合わせが数件ありましたが、あの画像はあくまでも「イメージ」ですので特定のモデルが 存在するわけではありません、あしからず。 【責めの内容】 以下、責めを重視した緊縛における代表的な責めについて記す。ただし、自由を奪うことそのものが責めであるという解釈もできるため、放置するだけでも責めとして成立する場合すらあり、必ずしも緊縛した後に何らかの性的行為があることを意味しない。 ・フェラチオ、クンニリングス等を強要する ・乳房や性器、アヌスなどを(時に、バイブレータや洗濯ばさみ等の器具で)刺激する ・愛撫する(油やローションなどを塗りたくる) ・筆責めする ・首輪を巻いたり猿轡をはめたりする ・無理やり股を開かせ、性器をあらわにする ・鏡を使って羞恥させる ・写真・画像や動画を撮影する ・緊縛された感想を問う ・緊縛されて生じた快感を告白させる ・集団で陵辱する ・水責めする ・全身や体の一部を洗う ・髪の毛を掴む ・吊るす(逆さ吊りを含む) ・鞭で打つ ・蝋燭責めする ・引き回す ・剃毛する ・浣腸する(排泄させる) ・放置する ・衆目に晒す(家族や恋人や知人に見せる、雑誌やwebなどに投稿する、を含む) 計4回「緊縛」をテーマに、あの「Wikipedia」から引用してきましたが、これだけ長く同辞典を引用した目的は「緊縛されている女性の側の想いや視点がまったく欠落している」ことを重く指摘したかったからです。 「緊縛」されている女性が抱く妄想や官能的快楽にまったく忖度(そんたく)することをせずに、一方的に女性を緊縛する営みは単なる「虐待」であって、ほとんどレイプと大差ない行為であると言わざる得ません。 そのような行為に「美学」などあるはずもなく、男の一方的な自己満足があるだけです。 著者はこのブログで何度か「空山基(そらやま もとい)」氏の緊縛イラストを紹介しましたが、彼は実際に女性を縛るのではなく、緻密なイラストによって独自の官能の世界を描いてきた作家です。 辞典「Wikipedia」が縷々(るる)のべる「緊縛」と、空山基氏の緊縛イラスト(画像)の違いを是非対比してみてください。 イオンの水着CM 2010-08-01 10:28:32 AEON[イオン(株)]の水着TVCMに「イチャモン」があります。 このTVCMには3人の若い女性がビキニの水着で登場するのですが、3人のモデルさん全員が肋骨が浮き出ており、明らかに「やせすぎ」の状態です。 (画像はそのうちの一人です、このCMはイオンのHPでも動画で確認できます) 以前、外国でやせすぎのモデルさんはショーに出演させないと騒動になったことがありますが、やせすぎのモデルさんに水着を着せてTVCMに登場させると、愚かな若い女性は無茶なダイエットに奔(はし)らせることになります。 「やせすぎ」はけっして魅力的な肉体ではありません。 むしろ不健全です。 上場企業であるイオンであるからこそ、こうした行き過ぎがないように配慮して欲しいのです。 ペチパンあるいはペチパンツ 2010-08-04 10:09:53 以前、このブログで論じたドロワーズ(ズロース)ですが、その後「ペチパン」とか「ペチパンツ」と呼ばれ、若い女性の間で流行していることが判明しました。 「ペチ」はペチコートの略であり、薄いスカートの透視防止やスカートのボリュームを出し滑りを良くする、あるいは太もも隠すためにスカートの下にはく「アンダースコート」のことで、その歴史は古く19世紀頃まで遡ります。 いわゆる「ギャル」の間でわざとチラ見せする「見せパンツ」「見せブラ」が流行しましたが、この「ペチパン」はその「見せパン」が外にはみ出して進化したもので、当初はワンピースやスカートの下に履き、その裾からチラ見せする「ペチパン」としてブームになりました。 ところが「ペチパンはかわいくて安い」と主に渋谷のギャルの間で火が付いたそうで、折からのショートパンツ・ブームに便乗した形で「ペチパン」そのものを「ショートパンツ」の代用として着用するファッションが出現したのです。 多分、ショートパンツよりルーズなので「動きやすい」のかも知れません。 著者が「ドロワーズ姿で街を歩く女性が出現」とブログ書いたのもこの頃のことです。 その後、大手通販サイトで多くのデザインが登場し、本来ペチコートは下着なので表に出さないことが常識であったのに、逆に「ペチパン」は単体で着用し、本来下着であったものを堂々と見せることが定着してしまいました。 著者は「ペチパン」が流行するもう一つの要素として「ペチパンは貧弱な日本女性のオシリを見事に隠し、ボリュームアップする効果がある」と分析しています。 ちなみに、ある通販サイトでは「ペチパン」が年間5万5000枚も売れているそうです。 夏は股間が痒くなる「デリケアM's」 2010-08-06 11:36:00 「デリケアM's」のTVCMで「女性だけでなく、男性もかゆい!」と高らかに歌っています。 関心がある読者は、一度「池田模範堂」オフィシャルサイト(動画) http://www.ikedamohando.co.jp/cm/delicare_ms.html をごらん下さい。 要するにこのCMは股間や陰部のかゆみ止め薬の宣伝なのですが、しかしこのCM、ちょっと「引っ掛かるCM」なのです。 「女性だけでなく、男性もかゆい!デリケートエリアのかゆみ」と言われると、夏はすべての女性の股間が痒くなると思われ、さらにすべての男性の股間も痒くなると錯覚されるのではありませんか? 実は、このCMを見たある女性スタッフから「男性はみんな股間が痒くなるんですか?」と疑わしそうに尋ねられました。 そこで著者のまわりの女性および男性に聞いたところ、「常に股間が痒い人」は皆無で、結局、一部の女性から「生理用ナプキンのムレで時々痒くなることはある」という意見が多少ありました。 古来より股間が痒いと言えば「インキン」「タムシ」が有名ですが、どうやらこの薬は「アセモ」や「かぶれ」用の痒み止めのようです。 いずれにせよ、TVCMで「女性だけでなく、男性もかゆい!」と高らかに歌われると、股間が痒くない者までが「股間が痒いらしい」と思われ、大変心外です。 エルセーヌの美脚コンテスト「mmコン」 2010-08-13 06:58:29 同社の「mmコン」(ミリコン)はミリ単位で足の細さを競う美脚コンテストで、画像はそのグランプリを受賞した女性です。 イオンの水着CMに登場する3人のモデルさんが、3人とも肋骨が浮き出ているような「やせすぎ」のモデルでした。 こうした過剰なダイエットはけっして健康的ではないし、むしろ痛々しくあります。 そしてこうした「やせすぎ」のモデルさんやタレントさんを目標にした無謀なダイエットの結果、拒食症や過食症に陥る若い女性が後を絶ちません。 女性の目線で女性を見ると、どうやらスリムなプロポーションが理想と思えるようですが、女性を見る男性の目線はむしろ肉感的なプロポーションなのです。 毎年開催される世界美尻コンテストの優勝者はいずれも肉感的な女性ばかりです。 「mmコン」のグランプリの女性も肋骨が浮いており、たしかに細い足ではありますが、体重を支える筋肉すらなく、残念ながらセクシーでもエロティックでもありませんし、なによりも妄想を刺激しません。 美人コンテストや美脚コンテストの審査基準に、ぜひ「男女の妄想を豊かにするプロポーションがあるか」という基準を設けて欲しいものです。 KARA 2010-08-16 14:23:39 韓国の「KARA」と言う女性4人のヒップホップダンスのグループが日本でデビューしました。 ズボンのサスペンダーをわざと腰のまわりにたらし、へそ出し・背中出しでお尻を突き上げるように踊り歌う姿をTVカメラはお尻を舐めるようにアップで撮影していましたが、韓国のファンは日本のメディアが彼女たちのお尻だけをアップで強調することを憤慨しているのだそうです。 あれだけお尻を突き上げて踊りながら、アップでお尻を見るなと言うほうが無理です。 もし、TVカメラにアップにされたくなかったら、お尻を突き上げなければいいのです。 見せてナンボ・見られてナンボの世界にいて、セクシーさを売り物にしたらカメラにお尻を追いかけられて当然でしょう。 それにしても彼女たち、やせすぎです。お尻が小さすぎて、肋骨が浮き出ています。 ちなみに、スポーツ選手はスリムですが肋骨が浮き出ている女性は皆無ですよ。 昨今の「ガリガリやせギャル」ホントに痛々しい、なんとかしてやってください。 セレブのレズビアン 2010-08-20 13:11:11 美しい女性が美しい女性を求める「セレブ」の「レズビアン」を「セレズビアン」と言うのだそうです。 レズビアンについて、男性である著者がコメントすること自体、すでに真のレズビアンの方から「論外」と思われることを承知のうえで、最近のレズビアンについて論じたいと思います。 「レズは男嫌いの女性がハマる性的嗜好である」とか「レズは男との快楽を知らない女が互いに求め合う性愛である」と信じている方は、まずその先入観を改めてください。 男性同性愛にもゲイやホモセクシュアル・マッチョ・女装など多くのカテゴリーがあるように、レズビアンの世界にも多くのカテゴリーがあります。 たとえば、 男装した女性と女性のカップル そのなかで、 生活や性愛の場面で、男性役と女性役が明確に区別されていないカップル 生活や性愛の場面で、男性役と女性役が明確に区別されたカップル いずれも女性の外見をしたカップル そのなかで、 生活や性愛の場面で、男性役と女性役が明確に区別されていないカップル 生活や性愛の場面で、男性役と女性役が明確に区別されたカップル があり、またレズビアンを選択する動機として、いくつかに分類されます。 *以下の( )内はマスメディアからの受け売りです 男性不信型:男性にひどく傷つけられたり、離婚のトラブルで男性不信になり、同性を求めるケース(ブリトニー・スピアーズ) ナルシシズム型レズビアン:自己愛が高じて、自分と同じ性別の、自分と似ている人が好きになるケース(キャメロン・ディアス) 性別超越型:相手が男性であっても、女性であっても、性別を超えて性愛を求めることができるケース(リンジー・ローハン、マドンナ、アンジェリーナ・ジョリー) 女子校出身型:思春期に周囲に女子しかいない環境で育ったことで自然と同性に好意を持つケース(レディー・ガガ) 商品化型:あるゆる性愛と性欲が「第三者によって企画され商品化され、お金で買える時代」では、自分だけのオリジナルな性愛や性欲を見失う時代でもあります。 レズビアン・バーやレズビアンのフリをするAV女優、米TVドラマ「Lの世界」など、レズビアンをテーマにすることで男性の妄想を刺激する戦略としてレズビアンを自称するケース 実は、この商品化されたレズビアンが大半なのではないかと著者は考えます。 肉食系女性 2010-08-27 11:43:24 肉食系女性が台頭しています。 女性誌の中で常に取り上げられるテーマとして「恋愛・占い・セックス」が有名ですが、最近女性誌各紙が新たにセックスをテーマした企画に取り組み始め、その内容も次第に過激になっています。 たとえば最近の女性誌でのセックスの扱い方は「いかに気持ちいいセックスをしてキレイになるか」という記事が多く、「セックス=美容効果」を強調した特集が目立ちます。 もし女性にとって「セックスが美容のため」であるのなら、男性にとってセックスは「オレの精液は美溶液なのか?」と言いたくなります。 電車の中吊り広告を見ていると「夏の終わりに豹になる」「すべすべ美肌の作りかた」「男に選ばれる女の条件」「フェロモンな仔犬メイク」など、その表現は挑発的で実にユニ−クであり、あたかも男は「女磨き」の手段に過ぎないと言わんばかりです。 確かに恋愛をすると女性は美しく輝くとか、感じるセックスをしたあと女性の肌はしっとりするという事実は著者も感じたことがあります。 しかし、パートナーやシチュエーションを無視して、ひたすらセックスをヤリまくることが「美容効果」になるという論理はあまりにも馬鹿げています。 女性の女性ホルモンやドーパミンと呼ばれる脳内快楽物質が分泌されるのは、むしろ「豊かな妄想」であって、妄想がなければエクスタシーを感じることもありません。 大切なことは豊かな妄想を抱いたオトコを獲得することです。 セックスレス女性 2010-08-29 12:45:53 前回、肉食系女性が増加していると論じましたが、その一方でセックスを苦痛と感じる若い女性も増加しています。 特に20〜30代の女性で、「恋愛も面倒、エッチも面倒」とか、既婚者のセックスレスやセックスしたくない女性・セックスを拒む女性が確実に増加しているのだそうです。 こうした傾向を女性性機能障害(FSD)と呼び、性欲がない・セックスを楽しめない・セックスを苦痛に感じる・セックスのとき緊張する等の女性の症状として注目されています。 実は我が国では女性の性に関する意識が低く、たとえば日経ウーマンオンラインOL総研の「働き女子の恋愛実態アンケート調査」(2010年3月)によれば、未婚女性が求める「理想の結婚相手」は「やさしさ」や「経済力」であり、「セックスの相性」は23.5%とかなり軽視されています。 つまり結婚後の生活では、「やさしさ」や収入面での安定を重視するのであり、セックスは「どうでもいい」と考える女性が多いことになります。 たとえばネット上には次のようなHPもあります。 【セックスしたくない理由を見つける7の質問】 質問 1 今まで、現在のパートナー以外とのセックスでは、痛みを感じていましたか?イクという感覚や、快感を得ていましたか? 質問 2 マスターベーションの経験はありますか?経験がある場合は、自分ではイクという感覚や、快感を得ていますか? 質問 3 今まで、セックスに対してどのようなイメージを抱いてきましたか?自分に影響を与えてきた存在(人・メディア・経験)はありましたか? 質問 4 いつから今の兆候がありましたか?最後のセックスは、どのようなものでしたか?自分の心理状態・相手の言動で、印象的なこと・気になることはありますか? 質問 5 相手はあなたに恋愛感情を抱かせる相手ですか?性愛の対象は、男性ですか?女性ですか?同性に向くことはありますか? 質問 6 現在の相手とのセックスで、挿入時には腟の入口は十分に濡れているようですか? 質問 7 性器や子宮に関する病気や、手術の経験がありますか? 上記の「質問 1,3,4,5,7 に気がかりがある場合」の原因 タイプ1/性的意欲障害 タイプ2/性的反応障害 セックスする意欲が低下している状態。約7割は心的要因が原因で起こる。パートナーとの不和や、セックスへの嫌悪感があるといった心の不調が引き金となる。 ストレスも性欲減退の原因に。また約3割は、高血圧や糖尿病などの内科的疾患や、性ホルモン異常などでも起こることがわかっている。 性欲はあってもいざセックスになると体が反応せず、膣が濡れない状態。セックス時の緊張など心的要因が深く関わるほか、性ホルモン異常で膣の潤滑作用が働きにくい状態になっている可能性も。 上記の「質問 1,2,4」 に気がかりがあった場合」「 質問 1,6,7 に気がかりがあった場合」の原因 タイプ3/オーガズム障害 タイプ4/性的疼痛障害 以前はオーガズムに達せたのに、最近セックスでもマスターベーションでもオーガズムが起こらないという状態。これも心と体の状態が密接に関与している。 挿入時にペニスを跳ね返してしまう、触れられるだけで痛みがあるなら、体自体のトラブルかも。症状に合った治療で改善する可能性アリ。 ただし、その裏には心的要因があることも多いため、心身両面でのアプローチが必要。 つまり、生殖のためのセックスではない性交を好む肉食系女性が台頭する一方で、セックスを苦痛と感じるセックスレス女性も増加し、最終的には出生率が低下しているのです。 しかも男性のED(勃起障害)も増加中・・・ 著者はこうした現象は「商品化された性欲」の氾濫と、それによる「妄想の欠如」以外のなにものでもないと考えています。 註:「商品化された性欲」とは、金儲けの手段として他者の性欲を取り込み商品化して販売する行為のことであり、アダルトビデオ・各種ポルノ・各種性風俗産業・各種性具が該当します。 つまり、こうした「性欲の商品化」が進展しすぎて、性欲の根元である妄想そのものが枯渇(こかつ)してしまったのではありませんか。 いま真に必要なのは他者が企画した性欲や妄想ではなく、自分だけの真にオリジナルな妄想なのです。 なお、「商品化された性欲」ついては、「飾り窓の天使 脳内写生研究所」のHPをご覧ください。 http://www.kazarimado-tenshi.com/ ナンパ待ちする女性 2010-09-02 23:02:41 デパート等で買い物したあと、駅の近くでナンパ待ちする女性がいます。 彼女たちは「ナンパされることを期待している」と同時に「あわよくば男性に食事をおごってもらう」ことを期待しています。 そして、なによりも彼女たちは「自分がどれだけオンナとして魅力あるのか確かめたい」のです。 しかし彼女らには品性がありません。 物欲しげに街角に立ち、あわよくば男性に食事をおごってもらおうとする行為が「さもしい」と思いませんか? しかもオンナとしての自分の値打ちを、行きずりの男の目線で測るのです。 そのような男の目線にどれだけの値打ちがあるのでしょうか・・・ 成熟したオトナのオンナは、自分を安売りすることなく、自分の価値を高めることをめざします。 「ナンパ待ち」などという「みすぼらしいこと」はやめて欲しいと願うばかりです。 (上記の記述は特定の人物を想定したものではありません、一般論です。念のため) 若い看護師さん 2010-09-08 13:25:30 実は先月都内のJ大病院に一週間入院し、今年2月に見つかった1センチ以下の初期胃ガンの内視鏡による摘出手術を受けました。 著者は入院中といえども、外部との連絡を絶つことができない立場ですのでアイフォン3台とノートパソコン2台+モバイル端末を持参することを事前に申し出、結局、内視鏡手術の当日以外はほとんど病室で「お仕事」の毎日でした。 回診に来た主治医には「入院中は静養が目的ですよ、仕事のために入院したのではありませんよ」と軽くたしなめられましたが・・・ 結局、手術は無事終わり現在は通常の仕事に戻っていますが、今回の入院でとても驚いたことがありました。 それは看護師さんが皆さん若くて「ツブ揃い」であったことです。 はじめ著者は、「特別室だから看護師も若くて美形を揃えているのか」と思ったのですが、看護師さんに聞いてみると「どのフロアーも同じですよ」とのことでした。 昔の病院は年輩の恐い看護婦さんがたくさんいて、患者は叱られてばかりいたものですが、今回の入院では患者を「○○さま」と呼び、著者がベッドに寝ていたり、イス等に腰掛けていると看護師さんがなんとひざまづいて話をしておりました。 芥川竜之介であったと思うのですが、「看護婦さんがこんなに親切に看病してくれるのであれば、私の病はもっと悪くなれ」といった趣旨の随筆を書いていましたが、その気持ちがホントに良く判りました。 ところで、その若い看護師さん3人が術後、著者が着ていた手術着を脱がしに病室に来て、ついでに著者の全身を蒸しタオルで拭くと言い出したのです。 この年になって、しかも点滴だけで生きている少し痩せた著者が若い看護師さん3人の前で全裸になって、その上カラダを拭いてもらう!?なんてこっちゃ!!そんなこと聞いてないぜ!! 躊躇する著者をしりめに、彼女たちは「仕事だから」「見慣れているから」「恥ずかしがることはないから」と口々に言うのですが、どうしても著者は「恥ずかしく、受け入れがたい」のです。 そこで著者が言った苦肉の一言。 「私の父は、私にいつも言っていた。帝国陸軍の軍人は女性の前でハダカになるな」と。 ちょうどこの日は「終戦記念日」で、しかも著者が直立不動で「帝国陸軍の軍人は」と言ったものですから、その瞬間彼女たちは蒸しタオルを置いて爆笑しながら退出して行きました。作戦成功!! 念のため申し添えますが著者は戦後生まれで、ベッドには著者の氏名と生年月日が大きく表示されていましたので、「帝国陸軍の軍人の化石」と間違われたのではないと思います。 ちなみにこの日の著者の看護日誌には「拭身拒否」と書かれたそうで、看護師さんの指示に従わない患者というレッテルを貼られたようです。
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