このブログは2009年1月から2009年12月までに書かれた「脳内写生:ご異見版」過去ログです。 トヨタのリストラ 2009-01-07 00:22:34 たとえばトヨタは創業以来業績が好調で、「トヨタ銀行」と称されるほど毎年かなりの利益を出して来たはずなのに、たった4か月ほどの世界金融危機と円高不況のダブルパンチで、いきなり減産とリストラ等を行うと発表しました。 いったい、40年・50年蓄積してきた内部の蓄積はどこへ行ってしまったのでしょうか? あの世界企業トヨタでさえ、半年で崩壊するほどの経済危機が到来しているのだとすれば、中小企業などは防御する意味がないことになるのです。 ------------------------------------------------------------------- 派遣切り 2009-01-12 11:54:56 非正規雇用者・派遣社員を大企業が簡単に解雇したことで非難や批判が高まり、製造業への派遣労働を法律で規制しようとの意見も浮上しています。 ところで「脳内写生 ご異見版」としては、こうした傾向にあえて異論を唱えたいのです。 当時は就職氷河期であったとは言え、派遣労働やパート労働・アルバイト等の非正規雇用に就いた若者の多くが、熱心に就職活動もせずに「会社に縛られるのがイヤだ」とか「お金がなくなったら働けばいい、お金があるうちは気まぐれに暮らしたい」と考え、こうした責任のないライフスタイルを「カッコイイ」と考え、会社勉めに向かない自分をごまかすために、自ら非正規雇用を選択したのではありませんか? それを忘れて「急激な不況になったので解雇された、救済してくれ」と騒ぎ立てるのは少々ムシが良すぎると思うのですが? 私も企業経営者のひとりですが、勤勉で誠実・意欲があり、努力する者は企業側が積極的に雇用するはずであり、間違っても使い捨てなどするはずがないのです。 --------------------------------------------------------------------- ウォーキング考 2009-01-20 11:35:09 スポーツ用品メーカーや様々な靴メーカーが、健康志向ブームに乗って色々なタイプのウォーキング・シューズや健康靴を発売しています。 ところが「ウォーキング・シューズ」と表示されているのに、実は単なるスニーカーであったり、構造がトレッキングシューズやアウトドア用シューズであるなど、一言でいえば「ウォーキング・シューズ」に関する「基準」もなければ、「定義」すらない状況です。 我が国には「表示法」という厳しい法律があり、東南アジアから輸入したウナギを「国産」と偽って表示したり、ただのハーブ茶を「体質改善に効果がある」と説明して販売した場合、「表示法違反」とか「不正競争防止法違反」として刑事事件になるのですが、ウォーキング・シューズや健康靴に関しては長年まったく「根拠」がないまま、あたかも「健康の維持・増進に効果がある」かのごとく堂々と宣伝され販売されてきました。 考えてみれば「ただ歩くだけならサルでもできる」のであり、健康づくりや肥満予防のためのウォーキングやウォーキングシューズなら、それこそ「星の数ほど」あります。 また、ただ歩くだけなら単なる「腹ごなし」に過ぎず、米肥満学会の発表では「医師からウォーキングするように指導された患者は1〜2か月後に必ず1〜2Kg体重が増加している」とのデータもあります。 こうした状況で健康の維持・増進のためにウォーキングするからには、「自分の足で歩こうととする意識」をはっきり持ち、自分の脚力維持のために一日一回は意識的に階段を登るなど「歩こうとする自助努力の意識」を持つ必要があります。 この「歩こうとする自助努力の意識」が「健康への意欲」となり、さらに「一人一人が一日も長く元気に歩き外出することが、健康保険や介護保険の増加を抑制する大きな社会貢献につながる」という偉大なる使命感となり、連帯や達成感が産まれるのです。 私たちは足で歩いているのではなく、「脳で歩いている」のであり、ただ自分ひとりの健康のために歩くよりも、これからは世界一の長寿である日本人の高齢化社会を健康や環境への配慮あるいは医療・介護の抑制・高齢者の経済活動の継続等を支えるために目的を持って歩く「意義あるウォーキング」が必要なのであり、「考える足」のための健康靴や「知的ウォーキング」が必要なのです。 そして「考える足」のための「知的ウォーキング」に気付くと、下記のような視野が開けてきます。 ?我が国は世界一の長寿国であり、長生きする女性が外出ことで生じる経済活動は消費の拡大につながり、その結果「医療保険支出・介護保険支出」が抑制される (各自の自助努力を促進する仕組み) ?都内で年間800人いると言われる60歳以上の転倒骨折が発生し、2年後の追跡調査では要介護の認定者が過半数であるとの調査結果を踏まえ、「転倒しにくい靴」や「転倒骨折予防のための体操」の開発等が不可欠 ?歩くことは人との出会いが増え、CO2を削減し、脳を刺激し、内臓を活性化して内側からの美容と健康づくりに役立つ ?本来のウォーキング・シューズや健康靴は、揮発性有機溶剤の不使用・低ケミカルでナチュラルな製法であると共に、靴箱のリターナル(空箱はそのまま工場へ送り返す直接リサイクル)・防カビ剤ゼロ・靴を捨てた後も環境を汚染しない靴づくりが望ましい ?靴のサイズ表示も各社ばらばらではなく、外国の技術に依存しないJIS規格(日本工業規格)に準拠した国内の規格にもとづく純国産の健康靴が欲しい -------------------------------------------------------------------- 自民党vs民主党 2009-01-26 09:13:32 「自民党と民主党のどちらに政権を委ねたいか」とのアンケート調査の結果、圧倒的に民主党を支持する有権者が多く、麻生さんの支持率も17%まで凋落しているそうです。 ところが民主党を支持する有権者が多いのに「小沢さんに首相になって欲しい」と望む有権者は極端に少なく、極論を言えば「自民党の政治にも辟易しているが、かといって小沢さんに政権を任せるつもりもない」ということなのです。 これって、有権者の「ないものねだり?」なのでしょうか、それとも民主党の究極の人材不足なのでしょうか、いったいどちらなのでしょうか・・・ --------------------------------------------------------------------- ロシアの常套手段 2009-02-01 19:40:15 かつて、ソ連(ソビエト連邦共和国)は我が国が返還を要求している北方四島の海域で、我が国の漁船が領海侵犯や違法操業を行ったとして、しきりに拿捕(だほ)していた時期がありました。 そしてその際、我が国から支払われた保釈金や賠償金が当時の社会党や共産党を通じて全共闘と呼ばれた学生運動の資金として環流させていたのであり、結局ソ連は学生達に資金を与え紛争を起こさせ我が国の政情を不安定にさせるために、北海道の漁民を拿捕して学生達に与える資金を得ていたことになるのです。 最近、日本海で我が国の漁船がロシアの警備艇に拿捕されましたが、過去の「手口」を分析すると、拿捕は陽動作戦に過ぎず、むしろロシアはこの事件をまったく別の外交交渉の「切り札」(外交カード)として持ち出して来る可能性が大きいのです。 ------------------------------------------------------------------- 円天 L&G 2009-02-07 09:15:11 L&G社が「円天」と呼ばれる電子マネーを乱発して組織的詐欺犯罪の容疑で摘発されました。 実は、こうした一連のマルチ商法には原点とも言うべき組織があり、かつて「天下一家の会」と称するネズミ講(疑似無限連鎖取引)があり、この組織に関わっていた複数の人物がジャパンライフ(羽毛布団)や豊田商事(金先物取引)、各種サプリメントのネットビジネスを始めたのであり、八葉物流事件もこうしたマルチ商法の人脈の一部であったのです。 今回の「円天」事件もこうした人脈のひとつなのであり、L&Gは「なんら裏付けのないオモチャの電子マネーを乱発して、あたかも使っても減らないママゴトのお金と現金を換金させだました」と私は分析しています。 ただし、こうした「ワルの人脈」が存在する一方で、我が国には「同じような手口に繰り返しだまされる人たち」が確実に存在するのであり、振り込めサギが根絶しないのも、要するに「だまされたい人たち」が何万人も存在するのであり、さらにその「だまされたい人たち」が10年・20年・30年・40年と、まるでジャニーズ事務所のタレントのようにトコロテン式に派生してくるのではないのかとの疑いを私は抱いています。 「必ず儲かる話」には「必ず落とし穴がある」ことや、「だまされたい人たち」を巧みにだまして何度も儲ける者たちがいることを忘れてはならないのです。 ------------------------------------------------------------------- 遅かりし・・・ 2009-02-15 09:39:42 小泉元総理が「定額給付金は2/3議決をしてでも可決すべき法案とは思っていない」との発言を行ったことで、何人かの閣僚から「そのような発言は遅すぎる」との批判が出ています。 しかし、小泉元総理の発言は「遅すぎる」のではなく、多くの国民の声を代弁しているものであり、あの発言は郵政改革を逆行させようとする麻生総理に対する強烈な「報復」であると思います。 「報復」は遅いほど相手を驚かすものであり、不意打ちの「報復」のほうが「報復」としての効果は大きいのです。 --------------------------------------------------------------------- 悪口コンテスト 2009-02-25 20:14:51 静岡県島田市が「第5回 愛するあなたへの悪口コンテスト」を開催しました。 大賞は横浜市の女性(43歳)の「あなたって 便座みたいに あったかい」でした。 また準大賞には男性(29歳)の「離婚を前提に 付き合ってくださいと 言うべきでした」や、男性(47歳)「買うときは サイフに聞くな オレに聞け」 男性(33歳)「カミサンを 上司と思えば 割りきれる」が入賞しました。 「悪口コンテスト」と言うからには、さぞやもの凄い罵詈雑言(ばりぞうごん)のコンテストかと思いきや、以外とソフトな悪口で、むしろ「悪口」と言うよりは「揶揄」(やゆ:からかうこと)に近い内容でした。 そこで私もひとつ「悪口」を・・・ 「政治家の懲りない舌禍と泥酔大臣 麻生総理は政権居座り」 -------------------------------------------------------------------- ゴミ屋敷問題 2009-03-01 13:19:15 高齢社会の進展に伴い、全国各地で高齢者による「ゴミ屋敷」が問題となり、「ゴミでも私有財産である」と主張されると、悪臭・ネズミ・ゴキブリ・ハエが発生しても、行政でもうかつには手を出せない状況にあります。 同様にカラスやハトに餌を与える高齢者もおり、わざわざペットフードを購入してまで、野良猫を餌付けする者もいます。 いずれの場合もカラスやハト・野良猫の糞尿に近所は大変迷惑しており、「ゴミ屋敷」同様「エサやり」は「近隣トラブル」の代表的な行為となっています。 私は全国に広がる「ゴミ屋敷」も「エサやり」あるいは多数の犬猫の放し飼いも、要するに高齢者特有の神経症なのであり、ある種の強迫神経症、もしくは認知症のひとつではないかと考えています。 強迫神経症もしくは認知症であると気付けば、悪臭も鳴き声気にならないのであり、彼らに共通する自己中心的な言動も容易に説明が付くのです。 行政はこの問題を「行政の問題」ととらえるのではなく、ある種の心の「やまい」と考えるべきなのです。 (このブログは翌日読み直して、一部加筆しました) --------------------------------------------------------------------- 民主党 小沢代表の公設秘書 2009-03-04 12:00:39 民主党・小沢代表の公設秘書が禁止されている企業からの政治献金を受領した容疑で昨日逮捕されました。 従来このような「微罪」は、いきなり逮捕するような強制捜査ではなく、任意の事情聴取が行われ、容疑が固まっても在宅起訴等になるのが慣例でした。 今回の小沢代表の公設秘書の逮捕は、民主等を擁護するわけではありませんが、どうやら自民党の支持率の急落に「あせった」国家権力側の「陰謀」?もしくは「フレームアップ」(ささいなことを大げさに取り上げること)したとの印象が拭えません。 ただし、民主党の相変わらずの「ワキの甘さ」「ガードのゆるさ」にも問題があったのではないかと思います。 次期政権を本気で奪取するつもりなら、代表の政治資金は公設秘書一人に任せず、自民党側にどのように詮索されても、どこにもスキがないように党としてもしっかりチェックしておくべきでした。 ------------------------------------------------------------------- 民主党と政治資金 2009-03-09 19:41:21 民主党の党首である小沢さんは故・田中角栄氏の金権政治に嫌気をさして自民党を離党し、野党に甘んじてきたはずなのに、その小沢さん自身が地元である岩手県内で自民党のお家芸とも言うべきゼネコン汚職と言われかねない露骨な資金集めをしていたことが発覚しました。 国から公共土木工事の巨額補助金を「ぶん捕り」、これを地元の土建業者にばらまく見返りにパーティー券と称する政治献金をさせる・・・ これこそ「コンピュータ付きブルドーザー」と言われた田中金権政治の典型的な手法であり、結局自民党も民主党も「同じ穴のムジナ」であったわけです。 土俵の大きさを力士が勝手に変更できるとしたら、どこまで土俵が大きくなると思いますか?それと同じです。 政治資金規制法は国会議員に改正させるのではなく、あくまでも民間の有識者に改正させるべきなのです。 特に小沢さんは16年前に共産党から「ゼネコン汚職ではないのか?」と指摘されたことがあり、検察は相当前から小沢さんの金権ぶりに注目していたようです。 できれば、与野党の均衡があやういこの時期に、検察は自民党も民主党も同時に叩いて若い世代による平成維新を起こして欲しいと願うばかりです。 ------------------------------------------------------------------- 金 賢姫 元死刑囚 2009-03-12 23:28:45 大韓航空機爆破事件の実行犯である金 賢姫・元死刑囚が我が国の拉致被害者の家族と面会しましたが、彼女は北朝鮮の元工作員であり、韓国が行ってきた北朝鮮に対する融和政策の時代は「邪魔者」扱いされてきた人物であることを喚起したいと思います。 彼女は常に「自分がいかに重要な情報を握っているか」を見せかけ続けなければ「存在」することを許されない人物なのであり、今回の拉致被害者家族との面会で「拉致された日本人は生きている」と彼女が述べたことも、こうした観点から注意深く検討する必要があると思います。 彼女は北朝鮮に翻弄された気の毒な女性であるとは思いますが、その一方で彼女は国際スパイとして実際に活動し、民間航空機を爆破した筋金入りのテロリストであったことも我々は忘れてはならないのです。 --------------------------------------------------------------------- 健康保険で購入できる銃 2009-03-22 20:55:47 アメリカでは合衆国憲法修正第2条で、国民に銃を携帯する権利を保障しており、「人民が武器を保有し携帯する権利はこれを侵してはならない」と規定されています。 しかし、義手や手に障害がある米国民は銃を使うことができないため「Palm Pistol」という障害者用の銃が開発され、しかも米食品医薬品局(FDA)がこの銃を「クラスI医療機器」と認めたのを受け、製造元の企業はもっか、この銃の購入に健康保険が適用できるよう申請中とのことです。 この申請が通ると医師の処方でピストルが買えるようになるそうです。 障害者の権利を守るために銃を医療補助機器として健康保険で購入できるようにするとは、アメリカならでは発想ですね。 ところで、この銃を健康保険で購入した障害者が銀行強盗を行ったとき「障害者になりたくなかったらカネを出せ」と行員を脅すのでしょうか(笑) -------------------------------------------------------------------- 弾道ミサイル 2009-03-30 23:26:12 北朝鮮が弾道ミサイルを発射する準備を進めているそうです。 北朝鮮はこのミサイルを武器として途上国に売り込むことで外貨を稼ぎたいのであり、同時に「人工衛星」を打ち上げる技術があることを誇示することで我が国や米国を威圧し続けたいのです。 つまり我が国は、こうした北朝鮮の思惑に対して、我が国の上空を横切る「未確認飛行物体」を「専守防衛」として迎撃してしまえば北朝鮮のすべての「思惑」を文字通り粉砕することができるのです。 我が国の自衛隊が「専守防衛」戦略に出るのか、出ないのかお手並み拝見です。 --------------------------------------------------------------------- 千葉県知事選挙 2009-04-02 20:46:21 千葉県知事選挙の結果、森田健作氏が当選しました。 この選挙は民主党代表である小沢氏の秘書の政治資金規正法違反を抱えた民主党VS支持率凋落の自民党との代理戦争のように捉えられ、結局自民党が「勝利」したかのごとく報道されていますが、私は自民党の「勝利」ではなく千葉県民が千葉県民であるがゆえに選択を誤った選挙であると見ています。 宮崎県の東国原知事や大阪府の橋下知事、東京都の石原知事は確かにタレント知事ではありますが、森田氏と比べるとこの3氏は「役者」の格が違います。 ただ元気なだけの者が知事になれば、千葉県が元気になるというものではありません。 また知名度が高い者が知事になれば、千葉県が元気になるというものではありません。 タレント知事である「四匹目のドジョウ」を千葉県民が選んだことは、むしろ千葉県民の「民度」を下げる選択であったと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- 北朝鮮:弾道ミサイル 2009-04-06 00:16:31 北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことで、北朝鮮のミサイル技術の稚拙さが露呈しました。 ミサイルの発射は成功したかも知れませんが、発射数秒後にはミサイルの発射を日米のレーダーや偵察衛星に察知されると共に、瞬時に着弾点とコースが予測されて「危険性はない」と発表されてしまったのですから、これでは「脅威」にも「恫喝」にもなりません。 ミサイルの発射はそれなりに難しい技術かも知れませんが、かつてナチスドイツはV6ロケットを開発してロンドンを攻撃したことがあり、実はロケットの発射技術は60年以上も前から存在します。 重要なことは、ミサイルやロケットをレーダーに探知されることなく超高速で地表すれずれに飛ばし、ピンポイントで目標に着弾させる技術があるか否かにあるのであり、単に我が国の上空を通過して太平洋に着水させるだけなら風船爆弾でもできることなのです。 -------------------------------------------------------------------------------- 無農薬野菜の疑問 2009-04-13 23:45:37 無農薬野菜は農薬を使わないから自然で安全でカラダにいい! はたして、このフレーズは本当に正しいのでしょうか? あらゆる植物にはアルカロイドと呼ばれる自衛物質(ニコチンもそのひとつ)があり、たとえばある木に毛虫が取り付くとその木はアルカロドを分泌して毛虫を寄せ付けないように防御するとともに、近くの木々にも毛虫発生の情報として伝達しているのだそうです。 だとすれば虫食いだらけの無農薬野菜は「安全」ではなく、野菜も虫を寄せ付けないように自衛のためにアルカロイドを増加させるため、捕食者である人間にとって必ずしも「安全」ではなくなるのではないか・・・ すでに人間は「ありのままの自然の中では生存できない存在」なのです。 「自然がいい」と願うことはしごく「自然」な成り行きなのですが、真の自然は時に凶暴で冷酷で不条理なのです。 「無農薬野菜は農薬を使わないから自然で安全でカラダにいい!」 この当たり前のフレーズを一度懐疑(深く考えること)してみてはいかがでしょうか。 -------------------------------------------------------------------------------- サプリメントは有効か? 2009-04-19 10:55:48 無農薬野菜について本当に安全なのか?虫食いだらけの野菜は植物が持つ自己防衛反応によりアルカロドが増加する旨の発言をしたところ、普段の20倍以上のアクセスがありました。 そこで今回は多くの種類が発売されている各種のサプリメントについて、私の見解(異論)を述べたいと思います。 サプリメントは食事では充分に摂取できないミネラル成分や栄養分を補うとか、特定の成分を大量に摂取することで体質や病気の改善等をめざす目的で使用されていますが、実は人間が一度に摂取できる栄養分はほぼ限られているのであり、古来より健康の基本が「粗食」と「節制」「腹八分目」にあることはほとんど議論の余地がないほど広く知られていることなのです。 むしろ現代人はもともと「グルメ」好きの飽食なのであり、メタボリック症候群とかダイエットが流行するほど食物を過剰摂取しています。 慢性的な運動不足に加え、日常的な飽食があり、さらにサプリメントを摂取することは「健康維持」ではなく、むしろ「栄養の過剰摂取」となり、結果的に健康を損なう行為となるはずです。 -------------------------------------------------------------------------------- 「エコ」はオシャレ? 2009-04-25 19:33:59 いま、ニューヨーカーにとって「エコ」であることは、「オシャレ」であることなのだそうです。 しかし環境に配慮するライフスタイルを、他者から見て「オシャレ」に見えるようにするためには、まず外見に気を使う必要があり、他者の視線を意識する必要があります。 はたして、このように「無駄なエネルギー」を使うことが本当に「エコ」なのでしょうか? 私は「環境保護団体」はある種の宗教団体か、「環境保護」のみを信奉する一種の「信仰」であると思っています。 ちなみに「信仰」とは「神仏などを信じ崇(あが)めること。経験や知識を超えた存在を信頼し、自己をゆだねる自覚的な態度をいう」(広辞苑)のであり、いわば「あり得ないものごとを信奉する」ことなのです。 -------------------------------------------------------------------------------- 捕鯨について 2009-05-04 20:30:36 このブログでは、何度か捕鯨問題を取り上げていますが、最近「鯨肉は牛肉より環境に優しく、温暖化ガスの排出量は牛肉の10分の1以下であるという試算が水産総合研究センターより発表されました。 水産庁はこうしたデータに着目し、「商業捕鯨再開などをめぐる国際交渉で、反捕鯨国へ理解を求める新しい視点になる」と歓迎しているようです。 私は近くの食品売り場に鯨肉が並んでいると、鮮度を見てから購入し、学校給食で懐かしい「竜田揚げ」にして食しています。 もし、鯨肉が牛肉より温暖化ガスの排出量が10分の1以下であることが多くの研究機関で証明されたら、我が国は商業捕鯨を堂々と再開してCO2の排出権取引に利用すべきだと思います。 そもそもCO2の排出権取引の仕組みはCO2の削減に努力した国や企業が削減した分を削減できなかった国や企業に、余った「排出枠」を売却する制度なのですから、これから国民は増えすぎた鯨を捕獲し、せっせと鯨肉を食べて、牛肉を食べるよりも10分の1以下に削減されたCO2の「排出枠」を外国等に売却すれば良いのです。 -------------------------------------------------------------------------------- 捕鯨に関する議論 2009-05-13 00:38:53 【Unknown (kkneko):産経の報道した水産庁天下り外郭団体の試算には多くの疑問点があります。 以下のリンク先をご参照いただければ幸いです。 「遠洋調査捕鯨は地球にやさしくない・日新丸船団、CO2を4万tは排出か?」 http://www.news.janjan.jp/living/0807/0807090629/1.php 「地球温暖化とクジラ」 http://chikyu-to-umi.com/kkneko/ondanka.htm 「捕鯨がエコだなんて冗談キツイ」 http://kkneko.sblo.jp/article/28686903.html ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「kkneko」さんから上記のようなコメントを頂き、さらに「参照」して欲しいとのリンク先もありましたので丹念に拝見しました。 「kkneko」さんの「産経の報道した水産庁天下り外郭団体の試算には多くの疑問点がある」との指摘と、同氏が「参照」して欲しいとして掲げたリンク先を拝見すると、その要旨は以下のようになります。 ?遠洋調査捕鯨は地球にやさしくない・日新丸船団はCO2を4万t排出している。 調査捕鯨の鯨肉は、1kgあたり温室効果ガスを最低でも8kgは排出している計算になる。 捕鯨と鯨肉食が直接地球温暖化を引き起こす大きな排出源の一つとなっている。 ?エコ偽装が、共同船舶株式会社(共同船舶)と財団法人日本鯨類研究所(鯨研)で行われている。 また「地球温暖化対策の推進に関する法律」(温対法)及び「エネルギーの使用の合理化に関する法律」(省エネ法)に違反している。 ?日本の調査捕鯨が、調査の名を借りた擬似商業捕鯨として内外で批判を浴びている。 ?鯨研は日本政府の委託を受けて行っている調査捕鯨の実施主体であり、共同船舶はもともと商業捕鯨大手3社による合弁会社であり、現在は元の親会社から株式を譲渡された鯨研を始めとする水産庁系の外郭団体が株主となっている。 調査捕鯨に対しては、国から毎年5億円の補助金と4億円の研究助成費が支給されており、海外漁業協力財団からも別途融資を受けている。 ?今年の3月、「捕鯨のほうが畜産より環境にやさしい」というノルウェーの捕鯨推進活動家による調査結果をロイター通信が報じた。 こうした主張は、日本の捕鯨賛成派のメディアや文化人が以前から繰り返し論じてきたものであり、ロイター伝によれば、鯨肉1kg当りの温室効果ガス排出量1.9kgに対し、牛肉は15.8kg、豚肉6.4kg、鳥肉4.6kgと、確かに鯨肉のほうが「環境に優しい」ことになる。 畜産ではカロリーベースで数倍から多い場合には十数倍もの飼料作物を必要とする。 これを「迂回生産」と言うが、二百海里時代以降日本の水産業で幅を利かせるようになった養殖漁業にも、同じ「迂回生産」であり、小麦を飼料にして牛を育てるのと同様に、イワシを採って養殖ブリの餌にすると直接イワシを食用にした場合に比べて14倍もエネルギーコストがかる。 マグロの養殖ともなれば、その非効率性はさらに高くなる。 資源管理型漁業といえば聞こえはいいですが、養殖魚の排泄物等による富栄養化・処理コストから抗生物質使用に至るまで、一次的に影響を及ぼすのが海か陸かというだけで、環境にもたらす負荷の点では陸上の畜産と本質的な差はない。 農産でも、畜産でも、水産でも、有機や自然農法、沿岸定置網等、比較的環境にやさしいものもあれば、温室・農薬・遺伝子組み替え、地球の裏側から航空輸送される野菜、森林乱伐やメタン排出につながる大規模牧畜、マングローブを破壊する養殖や捕鯨に代表される大がかりな遠洋漁業など、「地球に優しくないもの」もある。単純素朴に「水産業=環境に善」とみなすことは誤りである。 ?たとえ狩猟・漁業等の捕獲圧のみならば、対象動物種の生息数・繁殖率からみて理論上は耐え得ると考えられる場合でも、そこに森林伐採による生息地の破壊といった他の要因が加わることで、絶滅は容易に引き起こされ得る。 対象の生物とそれを取り巻く自然にどのような変化が起きているか、そうしたこ とにまったく目を向けようとせず、さらに商業捕獲という直接的なインパクトまで加重しようとする。こうした生態系の破壊に対する基本的な認識がまったく欠如していることこそ大きな問題だ。 ?地球温暖化が具体的にクジラたちに対して及ぼす影響 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この「脳内写生:ご異見版」は冒頭にあるように「著者独自のあえて異質な見解(暴言!)を述べる」ことが目的ですので、グリーンピースとかシー・シェパードの活動のように過激な環境保護活動を行うグループに対して私は距離を置き、熟慮のうえで「あえて異論を唱える」ことにしています。 なぜなら民主主義の原則は多数決のルールに従うことなのですが、過激な環境派は「少数派」であるにもかかわらず、インターネットやマスメディアを使って、ことさら声高に叫び自己等の強引な意見を押し通そうとし、こうした稚拙な言論が往々にしてまかり通ることが多々あるからです。 そこで不肖私は、その歪んだバランスを回復するために(暴力ではなく)「言論」を通じて堂々と反論をすることにしています。 =続く= --------------------------------------------------------------------- 拝啓:民主党代表 鳩山由紀夫様 2009-05-21 00:33:02 新しい民主党代表の鳩山由紀夫氏は、しきりに「愛」とか「友愛」を語りますが、政治家は「愛」などと言う浮ついた当てにならない「ことだま」を常用すべきではありません。 政治家とは政策をまとめ、法律を作る現実主義者であるべきであり、「愛」や「友愛」という言葉は、宗教家や創価学会の池田大作氏か、夢想家的な平和主義者が唱えるべき「お題目」なのです。 鳩山由紀夫氏は「愛」と「友愛」にもとづいて、いかなる立法を行うつもりなのでしょうか? もしかしたら次の総選挙で政権を奪取する可能性があると考えるのであれば、今は「愛」とか「友愛」よりも、もっと現実性や具体性のある自民党とは違う独自の政策を打ち出すべき時期であると思います。 小沢氏から鳩山氏に交代したと思ったら、その党首が自ら「愛」だの「友愛」だのと言っていたら、自民党が「ほくそ笑む」だけです。 それとも鳩山氏は、こうした曖昧な言葉を連発することで自民党を油断させ、公明党との大連立を企てているのですか? ------------------------------------------------------------------- 鳩山由紀夫:愛と友愛 2009-05-22 12:31:05 前回、【「愛」や「友愛」という言葉は、宗教家や創価学会の池田大作氏か、夢想家的な平和主義者が唱えるべき「お題目」であり、鳩山由紀夫氏は「愛」と「友愛」にもとづいて、いかなる立法を行うつもりなのか? 次の総選挙で政権を奪取する可能性があると考えるのであれば、今は「愛」とか「友愛」よりも、もっと現実性や具体性のある自民党とは違う独自の政策を打ち出すべき時期である。 小沢氏から鳩山氏に交代した直後にその党首が自ら「愛」だの「友愛」だのと言っていたら、自民党が「ほくそ笑む」だけだ。 それとも鳩山氏は、こうした曖昧な言葉を連発することで自民党を油断させ、公明党との大連立を企てているのですか?】と書いたら、大変な反響がありました。 そして、なかには「鳩山氏は本当に自民党を油断させ、公明党との大連立を企てているのか?」という問い合わせもありました。 もちろん、そうしたネタがあった訳ではなく、仮に民主党が両院の過半数を獲得したとしても即座に安定政権になるはずもなく、常識的にに推論すればおのずと公明党と民主党の大連立構想が浮上することは自明のことであって、公明党も野党に転落する自民党と心中するはずもないからこそ【自民党を油断させ、公明党との大連立を企てているのですか?】と書いたのです。 ただその場合、民主党そのものが「烏合の衆」であって、旧労働組合系の民主党議員より、相当な反発が予想されるので、民主党内部での相当なゴタスタが予想されます。 ------------------------------------------------------------------- 捕鯨問題:その後 2009-05-24 16:39:31 捕鯨について私見を述べたところ、「kkneko」さんから下記のようなコントをいただきました。 「拙記事をご紹介いただきありがとうございます。また、遠洋漁業の高環境負荷の問題を含め、環境問題をトータルの視野で捉えた非常にバランスの取れたお考えを示していただいたと思います。何事もオールオアナッシングの問題に摩り替えてしまうと解決しませんね」 捕鯨反対にとどまらず、環境問題はとかく「一神教」の信徒のようにかたくなになり、異教徒の意見を無視したり、異教徒を抹殺しようとすることが多々あります。 まさにオールオアナッシング(相手の存在や主張をすべて認めるか、すべて否定するか)なのです。 果たせるかな、「kkneko」さんは一神教的環境派ではなかったことに安堵いたしました。 --------------------------------------------------------------------- 競泳用水着 2009-05-29 10:07:27 北京オリンピックの前後1年間にフランスの「レーザーレーサー」と呼ばれる競泳用水着のおかげで、約100件の世界新記録が出たのだそうです。 この世界記録の大量生産の原因として、当初は同社の水着の素材が水の抵抗が少ないために多くの記録が出たと思われていたのですが、水の抵抗そのものは我が国の新素材と大差なく「レーザーレーサー」と我が国の競泳用水着の違いは単に水着の大きさの違いにあったことが判明しました。 つまり、「レーザーレーサー」は極端に水着を小さく作ってあるので、これを着用すると体の表面積が圧縮されて小さくなり、泳いでいるときの水の抵抗がそれだけ小さくなるので良い記録が出たということなのです。 もうひとつ、私が推測していることは、窮屈な水着を着ることで筋肉が束ねられ、水中で筋肉に力を加えたとき筋肉が横方向に膨らんで逃げる現象が抑制されるので、泳ぐことにパワーが集中するのではないか、という点でした。 最近、我が国の競泳選手が17年振りに世界記録を更新しながら、水着の構造上気泡が水着の中に溜まることが指摘され、世界水泳連盟が記録の公認をしなかったことがありました。 こうなると、今後の公式大会では世界水泳連盟か大会主催者側が同一の競泳用水着を用意し、これを選手に支給して競技を行うようにすべきです。 そうでないと、高価な新素材の水着を入手できる国だけが良い記録を出せるようになり、結果的にアンフェアな大会になるからです。 -------------------------------------------------------------------- 韓国の歴代大統領 2009-06-01 11:49:53 韓国の故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が自殺しました。 ところがその直後から盧武鉉氏の死は暗殺か謀殺ではないかとの推測が流れています。 これは韓国の歴代大統領の中に暗殺されたり、前大統領が現大統領によって捕縛され死刑判決を受けるような事態が繰り返されてきた歴史があるためであり、改めて振り返って見ると確かに「暗殺」「謀殺」両説が流れても不思議はないように思えます。 初代・2代・3代大統領 「李承晩」 彼の養子が実の両親を殺害、不正選挙を糾弾されハワイに亡命し、客死。 第4代大統領 「尹譜善」 クーデターで退任を余儀なくされ、軍法会議で懲役3年の判決。 第5〜9代大統領 「朴正煕」 長男が麻薬服用で逮捕される。狙撃事件で弾が夫人に命中して死亡。その直後、金載圭KCIA部長によって暗殺される。 第10代大統領 「崔圭夏」 学生デモ等が収まらず、粛軍クーデターを実行したが結局収拾できず、光州事件が発生し、8か月で退任。 第11・12代大統領 「全斗煥」 光州事件において反乱首謀罪で死刑判決を受けるが後に恩赦。 第13代大統領 「盧泰愚」 退任後に収賄容疑で逮捕され、光州事件の内乱罪も発覚。懲役17年の判決を受けるが後に恩赦。 第14代大統領 「金泳三」 在任中に経済危機に陥りIMFの介入を招く。次男は利権介入による斡旋収賄と脱税で逮捕。 第15代大統領 「金大中」 光州事件の首謀者として無期懲役の判決を受ける。息子3人を含む親族5人が金がらみの不正事件。 第16代大統領 「盧武鉉」 野党による大統領弾劾訴追案が可決され、一時的に大統領職務を停止。のちに憲法裁判所により棄却され復帰。先日自殺? 以上のような歴史があるため、どうしても国民や海外メディアは現大統領の李明博(イ・ミョンバク)氏を疑惑の眼で見てしまうのでしょう。 この辺で、歴代大統領のスキャンダルや暗殺が起きないような安定した国家になって欲しいと私は願っています。 --------------------------------------------------------------------- 足利事件 2009-06-07 16:54:58 1990年5月12日、午後7時ころ栃木県足利市内のパチンコ店から、当時4才の女の子が行方不明になり、翌朝近くの渡良瀬川河川敷で遺体となって発見され、付近から被害者の着衣が泥だらけの状態で見つかりました。 そして発見された被害少女の「半袖下着」に精液が付着していたとして、栃木県警科学捜査研究所が血液型を分析してB型と判明し、その後1年3ヶ月も経過してから東京の科警研でDNA鑑定が行われました。 当時、足利では、79年と84年と同様の幼女殺害事件が発生し未解決であったため、警察は特に威信をかけた大捜査を行っていました。 その警察の「あせり」が出た頃、市内に住む元幼稚園バス運転手・菅家利和さんが怪しいとの情報が近隣住民の聞き込み捜査から浮上しました。 この情報にもとづき菅家さんが犯人としてマークされ、それから実に一年間毎日彼を尾行したのです。 そして菅家さんの尾行中に刑事が菅家さんが捨てたティッシュを刑事が無断で拾いDNA鑑定が行われました。 (厳密に言えば、法的手続きを経ない物的証拠は鑑定しても証拠としての能力はありません、だれがいつ捨てたティッシュか特定ができないからです) 結局、1991年12月、菅家さんは「被害者の着衣に付いていた精液とDNA型が一致した」との理由で足利署に連行され、その日の深夜、無理やり「私がやりました」と自白させられます。 そして「DNA鑑定の一致」を根拠に警察官も検察官も「自白」を信用し、裁判官も何一つ裏づけもない「自白」内容を「信用できる」と判断して最高裁まで審理が進み、遂に無期懲役が確定しました。 ところが弁護士による再審鑑定の結果、服役中の菅家さんのDNAと被害少女の着衣に付着していた精液のDNAが一致しないことが判明し、再審の結果が出る前に、一昨日突然釈放されたわけです。 前置き・前説が長くなりました。 この事件はいずれ冤罪であったことが確定しますが、実はその後で菅家さんが17年におよぶ服役の精神的苦痛や損害を国家賠償法にもとづき請求しても「門前払い」されてしまう可能性のほうが高いという現実問題があるのです。 その理由として、以下の争点が上げられます。 ?事件当夜の菅家さんのアリバイが明確でなかったこと、だから容疑者として浮上したこと ?当時の世界的技術レベルとしてDNA鑑定が未熟であり、足利事件に限らず他の事件でも最近になって当時のDNA鑑定が不完全であったことが最近相次いで判明しており、警察・検察はDNA鑑定の誤り自体が当時の技術では「不可抗力であった」と主張すると推測されること ?逮捕当日の夜菅家さんは犯行を「自白」しており、強制されて虚偽の自白を行ったとか錯乱によって虚偽の自白を行ったと考えるには取調べ時間が短すぎること ?当時の取調警官が拷問等によって菅家さんに「自白」を強制したと認め証言することが期待できないこと お気の毒ですが、結局菅家さんは無罪を証明されることはあっても、国家賠償を勝ち取ることはかなり困難であると思われます。 国家および権力にとって国民はあくまでも「虫けら」か「雑魚」であって、運が悪るければ国民の誰もが菅家さんのように突然投獄される可能性があるのです。 ------------------------------------------------------------------- 農業ブーム 2009-06-12 23:39:53 失業率が増加したため、「農業をしませんか、農業は人材を求めています」との呼びかけが多くなり、遂に渋谷系ギャルが秋田で田植えをするという馬鹿げた話がニュースとして紹介されたりします。 しかし、農業は収穫までに多くの地味な作業が続くのであり、さらに農産物価格は市場(いちば)で決められるため、生産者が価格を決められない仕組みです。 しかも農作業は朝が早く、日中は紫外線が強く、日常的に昆虫や毛虫・ヘビ等が出没し、天候にも左右されます。 こうした環境のもとで、都会で怠惰な生活を送ってきた者が泥まみれになって本気で働くのでしょうか? 目立ちたい、楽に稼ぎたいと願う若者が、田舎へ移り、地味な農作業に生き甲斐を見いだして自ら就農を決意するのでしょうか? 農村に行ってごらんなさい。 年寄りばかりで、若者は皆見切りを付けて都会に出てしまっており、しかも頑固にヨソ者を受け入れない「ムラ」の世界が待っています。 メディアはごく安易に、ごく無責任に「農業ブーム」を煽りますが、農業は都会人がアタマで考えるほどなまやさしい仕事ではありません。 なぜなら、多くの経済学者が農業中心から工業中心の発展を説いてきたのは、農業だけでは近代国家を支えられないことが明らかになってきたからなのです。 こうした農業に、単に「仕事があるよ」と誘っても若者が農業に定着するとは到底思えないのです。 ------------------------------------------------------------------- 農業ビジネス 2009-06-13 20:41:33 【それでも農業は大事なこと (食欲旺盛):生きるからには食べなければなりません。農業をもっと働きやすく、しかも儲けられる仕事にする良い方法はありませんか?】 「農業をもっと働きやすく、しかも儲けられる仕事にする方法」があるとすれば、食料増産と環境保護を両立する方法を確立するしかありません。 たとえば極端な例をあげて説明します。 農業をすべて「植物工場化」すると生産効率はあがりますが、農地が不要となり農村そのものが不要になってしまい、農地が不要となりかねません。 反対に農業の機械化をやめて、農作業をすべて人間の労働でまかなうとすると農村に労働力が集まりますが、生産効率が低下して農産物のコストが高く付いてしまいます。 また現状のまま生産率を強引にあげようとすれば、農薬や化学肥料を多用することになり、環境破壊や農産物の汚染が進んでしまいます。 結局、農業は自然環境と密接に関連していますので、自然環境を無視して事業を行うことができず、利益のみを追及しようとすると「自然」のシッペ返しが避けられない産業なのです。 --------------------------------------------------------------------- 雇用の創出 2009-06-15 17:57:41 都市部での雇用が低下し、失業率が6%を超える状況になると、農業に労働者を増やそうとか公共事業を増やすような政策が打ち出されるのですが、実は農業には労働者を吸収する体力がなく、箱モノと呼ばれる公共施設や道路建設に補助金をバラまくと後でその維持費が掛かり、結局地方財政の足を引っ張ることになりかねません。 不況対策・景気浮揚のために補助金等をバラまくのであれば、大勢の失業者を集めて海岸にシャベルで深い穴を掘り、海岸のゴミを集めてその穴に埋め、翌日はまた別の場所に深い穴を掘り、また海岸のゴミを集めてはそのに埋め、翌日また別の穴を掘る・・・ こうすれば失業者100人に1日1万円の日当を払うとしても、補助金は100万円にすぎず、ゴミだらけの海岸は美しくなります。 これを繰り返せば巨額な箱モノを作り、後で維持費に困ることもなければ、ゼネコンだけが儲けることもありません。 公共事業の理想は、失業者を集めて大きな穴を堀り、翌日その穴を埋めたら、改めてまたその穴を掘り返し、毎日気前よく日当を支払うことを景気がよくなるまで繰り返すことなのです。 その際、何か価値があるものを、あるいはなにか役立つものを作ろうとすると、必ず後で維持費が掛かり、ワイロや汚職の温床になります。 皆で巨大な穴を掘り、皆でその穴を埋める。 この単純な仕組みが最良の景気浮揚策であることを真剣に検討して欲しいものです。 -------------------------------------------------------------------- 外科医不足 2009-06-19 18:28:56 我が国の女性は世界一長生きします。 ところが女性の膝の軟骨は平均55歳までしか持たず、同じ時期に女性は閉経により骨密度が低下して骨折しやすくなります。 現在の女性の平均寿命が86,5歳ですから、我が国の女性の場合、膝の軟骨がすり減ってから、なんと30年以上も「歩くことが苦痛」という人生が待っていることになります。 しかも75歳は「健康終焉年齢」と言われ、この時期から医療・介護の費用が急増するため、現役労働世代に負担を掛けない目的で「後期高齢者医療制度」(年金から医療費負担を天引きする制度)が始ます。 最近、政府が公的年金の破綻を予言するようになりましたが、実は年金破綻の時期にもう一つ重大な問題があるのです。 少子化や医療過誤訴訟が多いことから、産科医が不足していることは良く知られていますが、実は女性の膝の軟骨が平均55歳までしか持たず、同時期に女性は閉経により骨密度が低下して骨折しやすくなることが判明しており、あと10年から15年後に団塊世代と呼ばれる最も人口が多い高齢世代が、「健康終焉年齢」と言われる75歳に次々と到達し、膝痛や転倒骨折が急増することが容易に予測できます。 ところが、なんと我が国では関節や骨折を治療する「外科医」が極端に不足するのです。 厚生労働省は、少子化と口腔衛生グッズの普及で虫歯が急減していると言うのに故意に歯科医を増やすとか、逆に外科医が極端に不足すると分かっていながら状況を放置したばかりか、遂に年金まで破綻すると予言しているのです。 こうなると厚生労働省の厚生行政はむしろ国民にとって「邪魔」なのではないかとさえ思います。 --------------------------------------------------------------------- マイケル・ジャクソン 2009-06-26 20:10:32 マイケル・ジャクソンが急死しました。 このブログは「脳内写生」(gooブログ)という3年も続いているブログと連携しているのですが、マイケル・ジャクソンの急死を、その「脳内写生」で取り上げようか、この「脳内写生・ご異見版」で取り上げようかと少々迷いました。 多分、マイケル・ジャクソンの急死については多くのコメントが発表されると思いますので、私あえて彼の死について「異見」を述べたいと思います。 マイケル・ジャクソンは明らかに有色人種でした。。 ところが彼はストイックなまでに時間とお金を費やして白に肌になろうとしました。 このため何度も何度も整形手術を受けて白い肌になろうとする彼を、一部の黒人のファンは「裏切り者」「エセ白人」と批判したこともあります。 理想の自分を手に入れようとすることは、たしかに素晴らしいことではあるのですが、有色人種が生来の肌の色を白人のように白くしたいと切望し、それを実際に実行することは「強迫観念」と呼ばれる心の病もしくは「白人コンプレックス」と見ることもできます。 ロック歌手としての異質な才能と、「白人コンプレックス」と、底なしの浪費家と性的スキャンダル、この乱脈さ、この不可解さがマイケル・ジャクソンの真の魅力なのかもしれません。 その彼が自ら望んで作った「ネバーランド」に旅立ったのだと考えると「マイケル、おめでとう!」と大声で祝福してあげるべきだと思うのですが・・・ ------------------------------------------------------------------- 謎の食中毒 2009-07-03 15:43:57 最近、調査しても原因が判明しない謎の食中毒が多発しているのだそうです。 この謎の食中毒は、まだ発見されていない細菌やウィルスもしくはバクテリアが原因であると考える医療関係者や保健所もあるのですが、食中毒だけでなく原因がはっきりしない咳が何ヶ月も続くとか、アトピー以外の原因不明の湿疹など、私達のまわりで原因がはっきりしない、それでいてあまり重くない「病」が少しずつ蔓延しているような気がします。 こうした原因不明の軽微な「病」は、私たちの生活があまりにも清潔になりすぎたことで、本来人間に備わっている抵抗力そのものが「退化」し始めたのではなかと考える科学者もおります。 また、人間があまりにも精神的に脆弱になりすぎ、軽微なストレスに耐えられなくなったため心療内科的な「病」が数多く表面化してきたと指摘する心理学の専門家もおります。 人間は全面核戦争や地球温暖化で海面が上昇して滅亡する前に、自己の抵抗力の欠如やストレスで自滅すると考えたほうが、むしろ現実的な発想であると思うのですが、いかがでしょうか? ------------------------------------------------------------------- マイケル・ジャクソンの亡霊 2009-07-08 16:09:02 インターネットの動画サイトに、取材中のビデオ映像にマイケル・ジャクソンの亡霊が「影」となって部屋の中を横切る様子が投稿されています。 心霊写真やUFO画像と呼ばれるものは、ほとんどが「光線のマジック」とか「レンズのいたずら」と呼ばれる現象で説明が付く現象であり、実は心霊写真やUFO画像をカメラの専門家や光学の専門家が真面目に分析したことがありません。 現代にはいたるところに反射しやすいガラス窓や鏡があり、さらに車両のバックミラーや道路に取り付けられた無数のカーブミラー、ピカピカに磨かれた壁面や床面があります。 こうしたガラスや鏡に強い太陽光線やカメラのフラッシュなどが当たり、さらに別のガラスや鏡み複雑に乱反射すると、カメラのレンズの屈折により「存在しないものが存在するかのように見える」ことがあるのです。 試みに太陽にカメラを向け、太陽から少しずらしてからシャッターを押して見てください。 無数の光輪が写り込むはずです。 マイケルの亡霊も当時の光の角度やガラス・鏡の位置を正確に再現すれば容易にその現象を解明できると思います。 多分屋外にいた誰かが庭を歩いた影が映ったのでしょう。 もっともファンの皆さんは、あくまでもあれは「マイケルの亡霊」と信じていたいでしょうが。 --------------------------------------------------------------------- 東京のローカル・コード 2009-07-12 21:34:35 JR山手線は東京の中心部をぐるりと廻る環状線です。 この東京の中心部をぐるりと廻る山手線の北側と南側、東側と西側に複雑なローカル・ルールがあり、それらの地域の中でもまた異なるルールがあるのです。 今回は「東京という田舎」についてのリポートでもあります。 たとえば都心で「葬儀」や「法事」があり、黒い靴を履いて参列するとします。 山手線の北側ではこうした仏事のとき、光り物であるエナメルや爬虫類以外であれば黒い靴を履くことが儀礼であると考えます。 ところが山手線の南側では、黒い靴であればたとえ仏事でもエナメルや爬虫類の靴でも儀礼にかなうと考えます。 一方、山手線の東側では仏事のときは爬虫類はダメだが、クロコ型押しならホンモノの爬虫類ではないので儀礼にかなうと考え、エナメル靴は慶事にしか履かないのが「常識」と考えます。 しかし山手線の西側では、仏事のときは、たとえクロコ型押しでも履くべきではなく黒いエナメルの靴は冠婚葬祭すべてに使えると考えます。 しかしこれらの現代ルールも、一世代前の高齢者に確認すると「素材はどうあれハイヒールはダメだ」とか「いかなる場合でも爬虫類とクロコ型押しは仏事には不適切である」と基準が揺らいできます。 東京という近代都市にあって、しかも山手線という狭いエリアの中で、仏事の履物に関する儀礼コードがここまで複雑に違って来ると、いったい何を基準に履物を選んだら良いのか判らなくなります。 東京の住民のおそらく90%は地方からの移住者です。 そのためにもしかしたら、都民一人一人がそれぞれの出身地の儀礼コードを引きずって生活しているのかも知れません。 そして、東京で仏事があったら「とにかくシンプルで地味な黒い靴を履いて行くことが無難である」という暗黙の共通ルールがいつの間にか出来上がったのです。 -------------------------------------------------------------------- マイケル・ジャクソン:回答 2009-07-19 07:03:03 【Unknown (Unknown):(マイケル・ジャクソン)は皮膚の病気を持っていましたし、全身エリテマトーデスという病気も患っていました。ゴシップのみを鵜呑みにするなんて、本当にばかげています】 難病情報センターのHPによれば「全身エリテマトーデス」(SLE)は全身のさまざまな場所に狼に噛まれた痕のような紅斑ができ、発熱や全身倦怠感と関節・皮膚・内臓などに症状が起きる原因不明の免疫異常が関係する病気とのことです。 また、我が国には2万人〜4万人程の患者さんがおり、難病認定の申請をしている人が43,177件(平成8年)もありますので極端に珍しい症例ではないようであり、肌が白くなるケースは報告されていないようです。 これは私見ですが、ネット検索の画像で見る限りマイケル・ジャクソンのケースは紅斑ができる「全身エリテマトーデス」のとは明らかに異なります。 ファンの方はそれぞれの「思い入れ」があり、彼が不治の重い病であったと信じたいでしょうが、少年期から死の直前までの彼の写真を並べて見ると、黒人系の彼が顔形から肌の色まで同一人とは思えない変化を遂げていることに驚かされます。 ファンは「マイケル・ジャクソンの真相」など見たくもない・知りたくもないでしょうが、心理学的に見ると彼の一連の変貌は単なるゴシップでなく誠に「興味が尽きない人種や家族との葛藤の問題」でもあるのです。 --------------------------------------------------------------------- 24時間テレビ 2009-07-26 13:56:50 今年も24時間TVや26時間TVの季節がやって来ました。 ところでタレントさんが24時間で100Km走ることを時速に換算すると、 100Km÷24h=4,166Km/hとなり、なんと時速4,166Km/hとなるのです。 たしかに24時間走り続けることは大変なことかも知れませんが、途中で仮眠したり休憩したり、食事を摂る時間が含まれているので、体力がある人なら走らなくても24時間で100Kmを踏破できるのではないか?と思われます。 時速4?で歩くことは決して難しいことではなく、サポーターが付き仮眠したり休憩したり食事を摂る時間が含まれているのですから、これを大仰に「チャリティ」番組として仕立てあげ、感動を演出することへのある種の「欺瞞」に、視聴者はそろそろ気付いてもいいと思うのですが・・・ それともTVの視聴者はたとえ欺瞞でも「感動」することに渇望しているのでしょうか。 --------------------------------------------------------------------- 近隣トラブル 2009-08-01 23:28:30 近隣トラブルとは、生活環境における騒音問題・ゴミ出し・ゴミ屋敷・近所付合い・日照・生活騒音・土地の境界・ペット・マンション管理・プライバシー侵害・私道・違法建築・プライバシー侵害・対人トラブルなど、いわゆるご近所同士で起きる様々なトラブルの総称であり、時には殺人事件や10年・20年越しの裁判に発展することもある小さい事件なのですが、解決が難しい事件でもあります。 しかし良く考えると、「困った言動をする人」「気難しい人」と「迷惑をこうむっている人」の割合はほぼ「1対多数」なのであり、もし多数決で決着を付けるとすれば、間違いなく、「困った言動をする人」「気難しい人」が負けるはずです。 ところが近隣トラブルが近隣トラブルたるゆえんは、「困った言動をする人」「気難しい人」と「迷惑をこうむっている人」の割合がほぼ「1対多数」であり、多数決で決着を付けるとすれば、間違いなく、「困った言動をする人」「気難しい人」が負けるはずなのに、迷惑をこうむっている「多数」の側が常に弱腰であることにあります。 かつて、「ムラ」と呼ばれた共同体コミュニティには、「村八分」という暗黙の掟があり、共同体コミュニティの秩序を乱すものは、共同体の結束により露骨に無視されたり、共同体から「つまはじき」されて来ました。 ところが都市化の進行により「共同体の結束」が崩壊してしまうと、堂々と「困った言動をする人」や「気難しい人」が跋扈横行し、逆に「迷惑をこうむっている人」たちが脅えて暮らす状況になってしまいます。 その象徴的な現象が「警察や裁判所に告訴して一時的に刑務所等に隔離しても、数ヶ月すれば、また戻ってくるのではないか、戻ってきたときの恐怖を考えると我慢したほうがマシだ」といった意見となって表明されます。 なぜこのような弱腰の対応となるのか? それは多数派が多数派として結束できず弱腰になったとき、たった1匹の犬に脅されあやつられる羊の群となり果てるからです。 近隣トラブルの最良の解決方法は警察や裁判所ではなく、近隣の住民全員が結束して「多数派」としてのチカラを見せつける・思い知らせることにあります。 あえて言えば「集団リンチ」による制裁こそが、多数派のチカラなのです。 また、土地や住宅を所有せず、近隣トラブルが発生したら賃貸物件を探して「さっさと引っ越しする」ことも有効です。 -------------------------------------------------------------------- 幸福実現党 2009-08-09 13:10:49 大川隆法 著「新・日本国憲法試案 ―幸福実現党宣言」によれば、幸福実現党は明らかに仏教系「宗教法人 幸福の科学」(代表:大川隆法氏)およびその関連企業である「幸福の科学出版株式会社」が設立した政治団体です。 私は以前より「幸福」とはほとんど金銭によって満たされる大衆的欲求であり、さらに「幸福」に関する水準が各自まちまちで、「幸福」が欲求・欲望にもとづくとすれば「幸福」はけっして満たされることはなく、「幸福」のみを追求することは所詮「とらわれ」(妄想)でしかないと主張してきました。 ところが、上記書籍によれば「現実に国民を救済し、幸福を具体化するためには、宗教活動だけでは不十分です。政治、外交、立法、防衛、経済対策などの問題においては政党の次元で活動した方がよいと判断し、『幸福実現党』という責任政党を創立します」と書かれています。 ★「幸福を実現するためには宗教だけでは不十分」との記述は、自らの宗教の限界をさらけ出したも同然しょう。 また上記書籍の中には、以下のような記述があります。 【第1章 幸福実現党宣言 『幸福実現党』の目的は、「幸福の具体化」「この世的ユートピアの実現」にあります。(略)憲法は内容的に隙、矛盾が数多くあるため、憲法を自分たちの幸福にとってふさわしいものに変えていく必要があります。 ★待ってください、政治による幸福の具体化のために、憲法を自分たちに都合よく改正して行くと公言する政党を無条件に支持することはできません。 【良識の代表である宗教政党が、開かれた「国民政党」として大きく成長していくことで、世の中を腐敗や堕落から世を救う機能を果たすことができるのです。よって、宗教と政治は補完しあうべきであり、日本にも大局的で寛容な宗教政党が必要と考えます】 ★これは政教分離ではなく、逆に「良識の代表」を自称する宗教政党が宗教政治を行うと公言しているようなものです。かつて宗教家が「良識の代表」を自称して事件を起こしたケースがたくさんあり、オウムの「ポア」の思想も「救済」に名を借りた犯罪だった訳です。 【第2章 この国の未来をデザインする 「最大多数の最大幸福」の実現のため、「努力する者が報われていく社会」を目指します】 ★「国家の未来をデザインする」との発言は表現こそ違いがありますが、ほぼ同じようなことをかつてマルクス・レーニン・スターリン等が「共産党宣言」として発表し、のちにこれが「社会主義計画経済」と呼ばれ旧ソビエトや東欧諸国・中国の共産党による一党独裁へとつながりました。また、ヒトラーもほぼ同様の宣言を行っています。「最大多数の最大幸福」がもし実現したとすれば、大衆はそこで「幸福」を感じるのではなく、むしろ他人と同じ人並みの生活しかできない自分を不幸に思うことでしょう。また「努力する者が報われる社会」は理想としては大変平凡であり、もし努力をしたことが必ず報われるのであれば、これほど簡単なことはありません。現実社会は努力しただけでは報われません。ときには運や人脈・資金力・怠惰や無駄が成功に結びつくこともあるのです。 こうした不条理を精神的に克服することが宗教の役割りであり、それを放棄したら宗教としての存在意義がなくなるはずです。宗教法人が自らの存在意義を否定したら信徒は離れると思うのですが・・・ 大川隆法氏を誰がかついだのか、それとも同氏がだれをかついだのか、いずれにせよもう少ししっかりしたブレーンを置かないと「宣言」が軽く見えてしまいます。 --------------------------------------------------------------------- 政治家と選挙 2009-08-24 10:13:31 選挙期間中は公職選挙法により政党や政治家個人の批判は制限されますので、今回は政党および政治家に対する一般論を披瀝したいと思います。 政見放送などを時折拝見すると、いかにも政治家は高潔で大所高所から天下国家の安寧を実現する所存であると意見を述べていますが、実際には国政レベルの政治家であっても地元の有権者や支持企業・支持団体等の利益の代弁者にすぎず、分かりやすく端的に表現すれば、あらゆる政治家は所詮「地方のボス」なのであり、あらゆる政治家は「特定の利権の代弁者」「特定の利権の擁護者」にすぎません。 また、大衆民主主義社会は、要するに「衆愚政治」に陥る宿命にあり、大衆はどうしても苦痛を嫌い、安楽に流れるため多数決に従うと、痛みを伴う大胆な改革が回避され改革がズルズルと引き延ばされ改革が断行できない状況に大衆が「じれる」 「不満を抱く」という結果に帰着します。 また強いリーダーシップを発揮する政治家が台頭すると、大衆は一時的に盲従するため一時的には改革や革命が急速に進展するのですが、その急速な改革に危機感を抱くグループが内戦を起こしたり指導者の暗殺やテロを企てるため、結局大胆な改革そのものが半ばで挫折するシナリオに帰着します。 ようするに、政治家を選ぶ選挙民たる大衆有権者の大衆たる「民度」が向上しないかぎり政治は良くならないのであり、大衆が痛みを伴う改革に耐える覚悟を決めるまでは、いかなる政党が政権を奪取しても、残念ですが現状は変わるべくもないことになるのです。 ------------------------------------------------------------------- 公明党の惨敗 2009-08-31 20:59:28 自民党の瓦解は、まさに大衆民主主義における「総なだれ現象」でした。 これは冷静に判断して民主党の議員を支持したのではなく、自民党議員とその連立相手を支持したくないから「自民党」以外の候補者に投票したと見るべきでしょう。 むしろ今回の選挙で注目すべきは公明党および創価学会の結束力の低下でした。 かつて選挙のたびに「選挙マシーン」とか「投票マシーン」と呼ばれ、公明党が公認した候補は100%確実に当選する「一糸乱れぬ組織力」があったのです。 だからこそ、支持率が低下した自民党が戦後一貫してあれほど嫌っていた公明党との連立政権を企てたのであり、今回の選挙でも自民党は「選挙マシーン」「投票マシーン」と呼ばれた公明党の集票力に期待したのです。 ところが開票してみたら公明党は自民党以上の惨敗であり、あれほどの結束力が見る影もなく姿を消して、いみじくも公明党および創価学会の瓦解が露呈してしまいました。 池田大作氏に対する「カリスマ信仰」によって結束した組織を立て直すことは、惨敗した自民党を立て直すことよりも困難であると思います。 ------------------------------------------------------------------- 民主党の基盤 2009-09-06 11:39:18 自民党を圧倒して政権奪取を実現した民主党が、さらに社民党等と連立を組もうとしていますが、民主党の支持層には労働者団体が含まれており、社民党の中にもまだ旧社会党の「残党」が多数おり、いまだに自衛隊違憲・原発反対・日米安保反対を唱える議員が存在します。 従って民主党と社会党が連立すると、民主党は「労働党」としての傾向が顕著になり、諸外国から我が国の政権は「左傾化」していくのではなかと警戒されかねません。 また少子化のなかで、労働者の数は確実に減少して行きますので、長期的に見れば民主党は「労働党」に化けるよりも、広く国民の賛同が得られるような穏やかな改革を国民に見える形で着実に進めるほうが政権は安定すると思います。 --------------------------------------------------------------------- 民主党と自民党の人材不足 2009-09-14 23:24:23 自民党は世代交代を進めたいが30代・40代の国会議員が少なく、民主党には国内外に名の知れた国会議員が少ないというジレンマがあります。 また国会では民主党が圧勝しても、地方の議会は依然として地元の利権のボスである自民党議員が多数を占めており、民主党政権が地方の利権に絡む予算をカットしようとすると、手痛い反撃に合う可能性が大です。 民主党が民間から大胆に人材を登用すればいいのですが、民主党や社民党の支持基盤が労働組合であるため、有能な民間企業経営者が二の足を踏む可能性もあります。 いっそのこと、鳩山サン、外国の首相経験者や大統領経験者・閣僚経験者をリクルートして入閣されてはいかがですか? -------------------------------------------------------------------- 両性具有とスポーツ 2009-09-19 23:17:44 9月11日、陸上の世界選手権の女子800メートルで金メダルを獲得したセメンヤ選手が「両性具有」であったとの報道がありました。 海外各紙によると、セメンヤ選手の性別検査は医師はじめ各分野の複数の専門家によって行われ、その検査の結果、セメンヤ選手には両性の身体的特徴が認められ、体内に滞留睾丸があり、子宮と卵巣はなく、男性ホルモンのテストテロン数値が通常の女性の3倍以上も分泌されていたそうです。 今後、世界陸上での金メダルの剥奪や国際競技参加資格の喪失処分の可能性がありますが、実は同様の事例はIAAFだけでも過去4年間で8件あったのだそうです。 男女の性差は明確なものではなく、男性として育てられ男性と思って生活してきたのに女性であったとか、両性具有であった、あるいは女性として育てられ女性と思って生活してきたのに男性であったとか、両性具有であったという事例が時折起こり得るのです。 また男性として育てられ男性としてペニスがあるのに脳が女性であったとか、あるいは女性として育てられ女性として子宮や卵巣がありながら脳が男性であったという事例(性同一性障害)もあります。 結局、男女が性差で区別されて競技することに、すでにある種の限界が現れているのであり、男性も女性も・男性でもない・女性でもない者たちがハンデなしの実力だけの均等な条件のもとで堂々と競技できる機会を設ける時代が到来しているのではないかと思います。 --------------------------------------------------------------------- 八ッ場ダム問題 2009-09-25 12:48:41 ダムは結局、泥に埋まり維持費がかさむという論争は、「ダムはムダ」と主張するグループに委ねておきます。 国民が政権交代を望んだということは、「選挙という民主的手法による無血革命」を行ったのであり、我が国は戦後60年以上におよび「土建屋・ゼネコン利権行政」をやめ、新たなる「労働政党」による「平成維新」を迎えたことになります。 従って、政権交代を大多数の国民が望んだ以上は、ありとあらゆる「ものごと」が一変するのであり、その覚悟が必要であると自覚すべきです。 八ッ場ダムの地元の皆さんは、行政に振り回されてお気の毒ですが、八ッ場ダムは民主党政権にとって官僚支配打破の「シンボル」であり、国家的な「捨て石」になる宿命にあります。 私見ですが、「工事中止反対」よりも「生活保障優先」の交渉に早く切り替えるべきです。 ------------------------------------------------------------------- モラトリアム法案と徳政令 2009-10-12 15:47:55 亀井静香金融担相は、中小企業向け融資や個人向け住宅ローンの返済を3年間猶予する「モラトリアム法案」を臨時国会に提出するそうです。 民主党政権はいわば「労働党政権」ですので、金融界・財界よりも労働者や中小企業を優遇する政策を打ち出すはずです。 この「モラトリアム法案」は、ある種の「徳政令」であるとも言われており、「徳政令」は鎌倉時代から室町時代にかけて朝廷や幕府が債権や債務の放棄を命じることで貧民救済を行った政策であり、たしかに現代社会に相通ずる背景があります。 朝廷や幕府はこの「徳政令」により借金のカタに取られた土地を返還させるなど、貧民救済することで莫大な費用が掛かる宗教興行や儀式の財源を集めやすくする一方で、「借金棒引き」という現実的な経済政策をとることで庶民の求心力を回復させ、為政者としての権威を取り戻そうとしました。 しかしその一方で豪商・豪農などは朝廷に対する反発を強め、こうした不満がやがて討幕運動へと転化していった史実もあります。 「モラトリアム法案」も、中小企業向け融資や個人向け住宅ローンの返済を3年間猶予することで一時的な不況対策が実現しても、自由主義経済の競争原理に反する政策はやがてより困難な不況や反発を招くことになりかねません。 行き過ぎた競争原理は是正されるべきですが、行き過ぎた経済への介入もまた問題を生むことを自覚すべきでしょう。 ------------------------------------------------------------------- 皮肉な現象 2009-10-19 19:29:41 親が子どもに「無駄遣いはしないこと、お小遣いは節約すること、でも必要な支出はむしろ認める」とお小遣いの抑制を申し渡したとします。 これを聞いた子どもは「無駄遣いはしません、節約します。でも必要な支出はこれだけあります」と、以前より多いお小遣いを要求しました。 民主党のマニフェストを忠実に守ろうとすると、皮肉にも予算が増えてしまう。 このジレンマは従来の手法では回避できません。 若者のケイタイ依存症を抑制する方法の一手段として、携帯電話の無用な通信・メールに課税することを提案します。 --------------------------------------------------------------------- 植物工場 2009-10-24 22:58:28 無農薬で野菜を作るために、閉鎖された工場のような空間で人工照明だけで野菜を栽培することを「植物工場」と言います。 たとえば食品スーパーの隣に植物工場を作れば、無農薬の新鮮で安全な野菜が収穫直後に買うことがきます。 このような植物工場は30年ほど前から試験的に行われており、照明の電気代がネックではあったものの、その頃からトマトなどが「水耕栽培」と呼ばれて実際に販売されて来ました。 最近ではLED(発光ダイオード)の普及で、電気代が安く付く照明が登場したため、植物工場は一躍脚光を浴びていますが、ひとつだけ問題があります。 植物工場における水耕栽培は、要するに肥液と呼ばれる肥料を溶かした水の中に直接根を張らせるか、肥液を含ませたスポンジに根を張らせて栽培します。 実はこの肥液が化学肥料そのものなのであり、野菜やトマトはこの化学肥料の中に直接根を張って化学肥料を吸収して育ちます。 確かに、植物工場で生産された野菜やトマトは「無農薬で、新鮮で、安全な野菜」ではあるのですが、化学肥料だけで育てられた野菜やトマトでもあるのです。 -------------------------------------------------------------------- 自殺防止LED 2009-10-29 22:43:57 山手線の多くの駅のホームに列車飛び込み自殺防止用のLED照明が取り付けられています。 この照明器具は列車がホームに進入して来る側のホームの先端に取り付けられており、日中も点灯させている駅もあります。 JR職員によれば、青色のライトは人間の心を落ち着かせる効果があり、少しでも自殺を思い留まらせることができるように配慮したとのことで、イギリスでは外灯をブルーにしたところ、犯罪が減少したとの事例もあるそうです。 でも、実際にこの青い強烈な光の中に立って見ると、UFOに吸い込まれるような不思議な気分になり、安らかな気持ちで列車に飛び込めるような気分になったらどうするのか・・・と心配になります。 人身事故で頻繁に列車が止まる山手線沿線で、この照明により飛び込み自殺が減少するのか否か、じっくりとその効果を検分したいと思っています。 (このブログの翌日、NHK総合テレビがJR山手線の自殺防止の青色照明をニュースで取り上げられました) --------------------------------------------------------------------- 鳩山首相の一言 2009-11-08 22:35:08 国会(あるいは予算委員会)の答弁で、鳩山首相が野党である自民党議員の質問に対して「あなたには言われたくない」と反論した場面がありました。 いま、民主党が直面している状況は、まさしく「自民党政権が後手後手に引き延ばした、手が付けられない混乱と、その敗戦(勝戦)処理」であり、鳩山首相にしてみれば、混乱を招いた自民党と選挙に負けた自民党に向かって「いまさら、あなた達に言われたくない」「選挙に負けたあなた達に、過半数の議席を失った者に批判する資格はない」と言いたいのでしょう。 なにしろ過半数を最大限に活用して「強行採決」を繰り返してきたのは、かの自民党なのですから。 自民党が民主党のあら探しや揚げ足取りばかりしていると、民主党は「旧社会党の残党を抱えるアタマの固い社民党」を切り捨て、公明党と民主党が連立して、より強大な政権に大バケしかねませんよ! オザワさんは、かつて公明党との大連立を画策した人物でしたから・・・ ------------------------------------------------------------------- 千葉大学の現実 2009-11-15 10:45:34 「千葉大女医殺人事件」 1983年1月7日午前5時45分頃、千葉大学医学部病理学教室研究員(当時25歳女性)が、千葉市中央区葛城の自宅近くで死んでいるのを新聞配達員が発見され、被害者の首には紐で絞められた跡があり、財布からは現金が抜き取られてました。 千葉県警は千葉大学病院研修医であった被害者の夫(当時25歳)の供述が二転三転したことに不信感を抱き、夫を調べたところ夫の手のひらに赤い条痕が付いていることに気付きました。 その直後、夫は自宅で採血用注射針で血を抜き取り自殺を図ったものの未遂に終わり、病院に収容されました。 のちに夫は逮捕され、夫はフィリピン人ダンサー(当時19歳)と不倫しており、不倫が発覚した際に妻と口論となり、自宅の電気コードで妻の首を絞めて殺害し、強盗に襲われたように偽装して自宅近くの路上に遺棄したことが判明。 1990年3月、最高裁で懲役13年が確定しましたがその9日後、夫である被告人は東京拘置所内の独房で自殺しています。 「リンゼイ・アン・ホーカーさん殺人事件」 イギリス人でNOVAで英会話講師をしていたリンゼイさんを殺害したとされ、2年以上の逃亡生活を経て最近逮捕された市橋達也容疑者(被疑者)も千葉大園芸部に通っていました。 彼が顔を変えるために整形手術を繰り返したり、「男娼」?まがいの行動をしていたらしいことが徐々に明らかになりつつあります。 「荻野友花里さん自室マンション放火殺人事件」 千葉県松戸市の千葉大4年生、荻野友花里さん(21歳)が全裸しい殺害され、自室マンションに放火された事件がありました。 これまでの調べで、不審な男が荻野さんのキャッシュカードを使ってATMから現金を引き出したことが分かっています。 この事件で荻野さんは東京・上野のキャバクラでアルバイトをしており、同店のホームページには事件直後まで荻野さんが写真入りで紹介されていて、さらにこのキャバクラのホームページの自己紹介欄では「どんな誘われ方が好き?」との問いに、「強引に、無理やり、激しく…」などと答えていました。 これは私見ですが、記者会見した被害者の両親が語る理想的な娘:友花里さんの「人となり」と、捜査上に浮かんだ友花里さんの「人となり」には明らかに大きな乖離があり、友花里さんには両親や知人が知り得ない別の「人となり」があったことが次第に明らかになってきました。 「結果として」、あるは「結局」としか言いようがないのですが、千葉大学は私立大学に比べて、学生数が少ない国立大学であるにも関わらず、殺人事件と殺人事件の被害者が多く、しかもやや異常な事件が連綿と続いていると言わざるを得ない「歴史」があります。 なぜこのような状況になるのか? それは豊かな時代に生まれ育った挫折を知らない若者が、過酷な受験勉強を経て頑張ったものの、より困難な一流大学への進学に事実上「失敗」し、結局、国立千葉大という両親と自分があまり「望まなかった大学」にやむなく入学したことで、両親の過剰な「期待」に応えることができなかった息子・娘というコンプレックスと挫折感を抱きながら、日々勉学に励まざるを得ないという状況が千葉大の一連の事件の背景にあるように思われます。 ------------------------------------------------------------------- 防犯カメラの画質 2009-11-25 10:42:40 このブログは大変「地味」で、話題も「あえて異論を唱える」ことに徹しているため読者が少ないのは当然なのですが、この2年間の毎月の平均読者数が常に30人を超えており、感心すると共に感謝しております。 最近、事件が起きると必ず防犯ビデオの画像が公開されたり、被害者の足取り調査に防犯ビデオの画像が利用されています。 ところが、公開される多くの防犯ビデオの画像がとても不鮮明で、動画を録画しているため画質が荒く、重要な手掛かりなのに捜査にあまり役立たないとか、公開された防犯ビデオの画像が実際の犯人と著しく異って見えるため、むしろ捜査を混乱させてしまうことになりかねません。 そこで提案なのですが、防犯ビデオは垂れ流し的に画質が荒い動画を録画するのではなく、画素数が高い静止画を1秒ごとに撮影するほうが画像が鮮明で画像処理がしやすく、ホクロなどの身体的特徴を正確に記録できると思います。 また、赤外線を用いて撮影すると暗闇でも連続撮影でき、赤外線カメラで撮影するとマスクを付けていてもマスクに隠れた顔の輪郭まで撮影可能です。 最近では、人間だけを認識して近づいた者の顔だけを追尾して撮影したり、部外者だけを識別して顔を撮影するシステムも登場しています。 ここまで防犯カメラが進化しているのに、誰か判別が付かないような防犯ビデオの画像があいかわらず公開されることに疑問を抱かないのは、やはり「安全と水はタダ」という我が国特有の体質なのでしょうか? --------------------------------------------------------------------- 資源リサイクル 2009-12-02 13:04:18 洗濯バサミが壊れました。 壊れたものを、よくよく眺めてみると「プラスティックごみ」と「金属ゴミ」に分別できます。 ところがペットボトルの回収ボックスは存在しても、日用品のプラスティックごみを回収する手段がありません。 同様に小さな金属ごみをリサクルする手段もありません。 資源がまっくない我が国が、こうした資源ごみを焼却したり、「燃えないごみ」として埋め立てることを、いつまで続けるのでしょうか? -------------------------------------------------------------------- 鳩山首相のお小遣い 2009-12-06 14:34:44 鳩山首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」による偽装献金問題で、鳩山首相側に資金提供していたとされる実母が、実弟の鳩山邦夫元総務相側にも、同額の年間1億8千万円を提供していたことが判明しました。 鳩山家の資産管理会社「六幸商会」の実母名義の口座からは、昨年までの6年間に計約36億円が引き出され、この中から鳩山兄弟側に、それぞれ総額で11億円以上が現金で渡されていたようです。 鳩山首相の懇話会の会計事務担当者で、東京地検特捜部が政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で在宅起訴方針を固めている元公設第一秘書が、実母の側近とされる財団法人役員に相談し、兄弟に各々月1500万円の資金提供が決まったとのこと。 資金提供はいずれも貸付金名目で行われていたと言われていますが、貸し付けの実体はなく、国税当局がこれを「贈与」と判断した場合、兄弟それぞれに贈与税の納税義務が生じます。 仮に過去6年間の「お小遣い」総額11億円で税額を計算すると納税額は5億円を超えます。 しかし、母親(ブリジストンの創業者の娘さん)が大富豪の娘で、莫大な財産があるのですから、鳩山首相兄弟が毎月1500万円の「お小遣い」を母親からもらっていたとしても外部がアレコレ口を挟む必要がありません。 問題は貸付金を贈与と見なすのか・見なさないのか、公設第一秘書の政治資金規正法違反(虚偽記載)を秘書一人の責任と見なすのか・見なさないのか(検察は秘書一人を在宅起訴する方針)にあります。 結局、裕福な家庭の中で起こりがちな、ルーズな贈与に国税がどれだけ厳しく対応するか、5億円の脱税と見なすならなら実刑だし、母親と息子たちの間のルーズな貸し借りと見なせば「不問」?かも知れません。 いっそのこと、「不問」にする代わりに鳩山家の資産で我が国の財政を建て直ししてもらったらいかがでしょうか? --------------------------------------------------------------------- シーシェパードの本質 2009-12-07 10:03:31 「Wikipedia」によればシーシェパード (Sea Shepherd Conservation Society) は、生態系と生物種の保全を名目とした団体のひとつであり、国連世界自然憲章を根拠とし、「世界の海洋における野生生物の棲息環境破壊と虐殺の終焉」を目指して活動する国際非営利組織であり、アメリカ合衆国ワシントン州フライデーハーバーに本部を置だある。 自らの目的達成のためであれば捕鯨船やその乗員に向けて発砲したり、爆薬を仕掛けたり抗議船を衝突させて撃沈させるなど、手段を選ばない不法な暴力を振い、また海賊行為を含む犯罪的な行動を行っている。このため、メンバーが威力妨害等の容疑で逮捕ならびに国際手配されることも少なくないと記載されています。 このシーシェパードのシンボルである旗が、実は「海賊」の意味する旗であり、もともとこの旗を掲げる船舶は「不法な行為を行うことを目的とした船舶」であることを自ら表明していることになります。 ではシーシェパードは何を「略奪」しているのでしょうか? それは捕鯨反対に便乗した国際的な航海の安全に対する侵害であり、環境保護を自称した公海上における海賊行為に伴う不要なC02の排出と、捕鯨反対に伴う海産物の価格高騰による世界経済の混乱にあると思われます。 シーシェパードの旗は黒旗にドクロではなく、赤旗にドクロとすべきでしょう。 ------------------------------------------------------------------- 民主党と普天間基地 2009-12-13 12:50:41 民主党の小沢さんが総勢600人の民主党議員と支援者を引きつれて中国を訪問し、胡錦濤国家主席が143人の国会議員一人一人と写真撮影に応じている映像をTVで見ました。 まるで流れ作業のような「記念写真」を撮影してもらっている民主党議員の中には、あきれたことにVサインをしてハシャイデいる者もいて、「あまりにもミーハーすぎる」と感じたのは私だけでしょうか? Vサインの発端は第二次世界大戦中、米国で「ジャップ(日本)とナチ(ナチスドイツ)をやっつけて勝利(Voctory)しよう」との運動が拡がり、市町村や学校・大工場の従業員たちが広場や校庭に人文字で大きなV字を描き、これを新聞社が飛行機で上空から撮影して、このVサインが掲載された新聞を戦地にいる米兵に送り、激励したことに由来します。 従って「戦勝国」である米国や中国で、「敗戦国」である我が国の国会議員が堂々とVサインして胡錦濤国家主席と記念写真を撮ることは「あまりにも非常識」あまりにも「国辱的」なことであるのです。 ま、今回の訪中は人数が多いだけで東シナ海ガス田開発問題・竹島問題など日中間の政治的な課題には触れもせず、米国と普天間基地問題でギクシャクしている時に、中国との過度な友好関係を強調することで米国を牽制して見せたのだと「好意的」に解釈することもできます。 つまりあの非常識なVサインも、実は普天間基地問題で米国が民主党の提案に譲歩しないと「中国と日本が手を結んで米国と縁を切るぞ」という小沢さん流の恫喝であったのかも知れません。 しかし、国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15:デンマーク)に出席する鳩山首相が、同じ時期にノーベル平和賞受賞式に出席するオバマ大統領と「ついで」に会談しようとしたところ、案の定「にべもなく」会談を回避されています。 鳩山首相が自ら「ついでに会って普天間基地問題を話し会いたい」と発言すること自体、「笑止千万」なことです。 なぜなら、絶対に忘れてはならないことなのですが、米国も中国もロシアも第二次世界大戦の「戦勝国」なのであり、我が国は「敗戦国」であるという歴史的認識です。 米国がどんなに我が国を「同盟国である」と言っても、あくまでも真珠湾攻撃を仕掛けながらも原爆2発を喰らって負けた敗戦国なのであり、米国の占領によって牙を抜かれ、飼い慣らされ、常に模範的で何でも従う柔順な生徒であることを宿命付けられた国であり、要するに日本はもう一度戦争に勝たない限りは断じて「独立国家」になれない3等国であるというまぎれもない事実です。 国民が自民党政治を嫌い、民主党政治を選択したことは認めるが、その民主党が米国の意向に反した方向に進もうとした時点で、かつて「米中頭越し外交」と称して中国と国交回復を成し遂げて見せた田中角栄元首相が、その直後に米国からロッキード事件を仕掛けられ謀略的に失脚したように、民主党も誰が首相を務めていようが「牙を抜かれ、飼い慣らされ、常に模範的で何でも従う柔順な生徒」に無理矢理戻されるハズです。 我が国の政治と経済は、結局 米国の意向次第なのであり、残念ながら決して世界一になれないし、世界一になることを望まれない国であることを我々国民は「屈辱とせずに受け入れ続ける」のか、それともその屈辱に耐えきれず「もう一度戦争に勝つ」道を選ぶのか、我が国の生きる道はその決断に帰着します。 しかし、戦争は二度とゴメンだと多くの国民が望んでいます。 とすれば小沢さん流の米国に対する牽制ポーズは、いずれ強烈な「シッペ返し」となって我が国に戻ってくることになります。 特に沖縄は米国にとって「戦利品」なのであり、沖縄の基地そのものが東アジアに対する「不沈空母」なのであり、中国と北朝鮮・ロシアに向けた「ドス」(短剣)としての役割があることを忘れるべきではありません。 沖縄の皆さんのご苦労・屈辱は充分理解しているつもりですが、地上における沖縄の場所そのものが地政学上では好むと好まざるに関わらず重要な戦略拠点なのであり、非情なパワーゲームに巻き込まれる場所なのです。 普天間基地移転問題は、沖縄をあくまでも戦利品とみなす「戦勝国」と柔順な優等生たる「敗戦国」の立場で交渉すべきです。 (私は米国の「手先き」などではありませんし、自民党の「馴れ合い政治」より、民主党の「ド素人政治」のほうが余程まだマシと思っております、念のため) ------------------------------------------------------------------- 民主党のジレンマ 2009-12-20 11:55:09 民主党は労働組合が支持する政党であり、その本質は「労働党」であると思います。 ところがその「労働党」が選出した総理大臣が我が国を代表する財閥(ブリジストングループ)につがるブルジョアであり、しかもその「労働党」が連立を企てた相手として「社民党」が存在します。 現:社民党は、旧:社会党が村山連立政権の誕生のとき自民党との連立を嫌った旧:社会党左派(日米安保反対・自衛隊違憲・原発反対等)が集まって出来た政党なのです。 これでは沖縄の米軍基地移転問題が進展するハズもなく、米国の信頼も得ることができません。 国際政治の視点から見れば「民主党はいつ崩壊するか判らない、非情に脆弱な政権であり、日本新党の細川政権のように一夜で政権を投げ出すかも知れない」と分析されます。 指導者の決断の先送りは、決断しない、決断できないと同じことです。 --------------------------------------------------------------------- 地球温暖化と二酸化炭素 2009-12-25 13:39:10 様々な飲料水やアルコール類がアルミ缶容器に入れられて販売されていますが、アルミの鉱石はごく限られた国にしかなく、アルミは通称「電気のかたまり」と呼ばれるほど、アルミの精錬には大量の電気が使われます。 ところがアルミ缶の回収に業者も行政もあまり積極的ではなく、皮肉を込めて言えば、アルミ缶の回収はほとんどホームレスに依存しているといっても過言ではない状況にあります。 否、ドリンクメーカーも行政も、あたかもホームレスにアルミ缶を回収する仕事を与えるために故意にアルミ缶の回収をしないようにさえ思えます。 地球温暖化と二酸化炭素の削減のために「電気のかたまり」であるアルミ缶の回収をぜひ販売業者に義務付けて欲しいものです。 また、家庭から出る壊れたアルミ鍋やフォトフレーム等に使われてるアルミフレームも、いざ捨てようとすると回収するシステムが確立していない地域があります。 例えば、アルミダイカスト製の玩具や、旅行用の小さなヘアースプレー缶はガス抜きしてもどのような方法で資源回収に出せば良いのか判らず、結局「不燃ゴミ」として埋め立て処分されているようです。 アルミだけでなく、銅・真ちゅう・鉄などを定期的に回収する仕組みも必要でしょう。 地味で身近なエコロジーから、確実に始めようではありませんか?
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