脳内写生研究所

はんらんする発情装置について

私たちの社会は身の回りにグラビア雑誌のヌード写真・TVの何気ないセクシーなコマーシャル・アダルトビデオ・エッチ系アニメ・アダルトサイト・思わせぶりな出会い系サイト・風俗産業等・ラブホテル・アダルトグッズ・エロティックなフィギュアなど、まさに「発情装置」(*1)があふれた社会であり、私たちは常に他人が発情させるべく企画した性欲に振り回されており、実は自分だけのオリジナルな性欲に気付く機会すら奪われています。 (*1・上野千鶴子氏の著書のタイトルを引用)

言うまでもなくこれらの商品化された性欲は、性を商品化して儲けようと誰かが企画した商品・商材・ビジネスであって、受け手・購入者である私たちはお金を払って商品化された性欲を購入しなければ「発情しない」「性欲を満たせない」 「ネタがないと妄想が沸かない」という状況にあります。

換言すれば、私たちは誰か分からない人物がたくらんださまざまな「発情装置」にうまうまと乗せられ、しかもお金を払うことで自己の性欲を満たすことに誰も疑問を抱かない状況にあり、それほど性の商品化は進行していることになります。

しかもその一方で、道徳も宗教も法律も性欲を否定し、妄想を排除しようとしますが、私たちの脳から性欲や妄想を根絶することは不可能なのであり、性欲や妄想を完全に捨てるという発想自体が妄想に思えてなりません。

むしろ芸術や創作活動を行うアクティブな人にとって、自己の妄想を強化することが活力や創造力を高めているのであり、道徳や宗教や法律がどんなに妄想や性欲を否定しても、私たちの脳の中には広大なファンタジーの世界が存在し、むしろ脳の中にある真っ白なスクリーンに自分だけのオリジナルな性欲やいまだ商品化されていない官能的快楽を思い切り投影し、それに鮮明な映像を描くことが必要であり、このファンタジーが創造力や活力の源になるのです。

そもそも脳の中は憲法によって道徳も宗教も法律も何人も入り込めない「信教の自由」が保障された領域であり、脳の中では「妄想してはならないこと」はなにひとつありません。

「飾り窓の天使・脳内写生研究所」は、そのファンタジーの世界を大胆に肯定するとともに、その世界を自由に飛びまわるための安全基地でありたいと思っています。

「性の商品化」という他人の手あかにまみれお金で売り買いされる(消費される)性欲をいくら追い求めても私たちの妄想や性欲は消化されることもなければ、満たされることはありません。

かといって、もし自分だけのオリジナルな妄想や性欲を社会生活の中でストレートに満たしたり発散させようとすると、それは犯罪になってしまいます。

「飾り窓の天使・脳内写生研究所」は自分だけのオリジナルな官能と快楽の発見のために、合法的かつ知的に、しかも上品に脳の中で妄想を充溢・発散させていただくためのアジール(隠れ家)でもあります。

なお飾り窓の天使は、福岡天神にあったサロンですが、現在東京にて開業準備中です。

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このブログは脳内写生という高度で知的なファンタジーについて、ごく限られた
例外的な読者を対象に記述されています。
興味本位の方や「うわべ」だけ読み飛ばして「判ったようなふり」をする方は
閲読をご遠慮ください。
また「ひやかし」や「中傷」目的の介入もお断りします。
このブログはいかなる宗教や道徳あるいは特定の教義等とは完全に無縁であ
り、自在闊達な観点からものごとを「懐疑する」(深く考えること)方を対象として
います。


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